グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

下見のはずが・・・。

2011年06月28日 | 今日の大島
明日~明後日は、八千代市の中学生120名を3回に分けて、外周のジオサイトに案内する予定になっています。
今日はガイドを担当するメンバーで、予定のコースに入っている愛宕山を下見に行ってきました。

歩き始めてすぐに、大きなカラフル毛虫を発見。
体中に赤い点が散りばめられ、赤点から飛び出た毛の下から吸盤みたいな足がのぞいています。

調べてみたら、体の模様はオオヤママイマイという蛾の幼虫なのに…

顔の模様はマイマイガという別の蛾の幼虫のものでした。
何ででしょ?

強風に飛ばされてきたオオヤママイマイが、大島に一杯いるマイマイガと雑種を作ったとか?
それともオオヤママイマイ幼虫が島の植物を食べているうちに顔が変わってきたとか…??(妄想)

お!カラフル毛虫の次は、ぬいぐるみ発見!

こ、これは…「この毛虫は毒針を持たない。」という文章を読んで以来、「次は絶対手乗りにしてみよう!」と心に決めていた毛虫ではないですか~!

さっそく挑戦してみました!

さすがにフワフワではないけど、ゴワゴワでもありませんでした。
しかし、生まれて初めて(たぶん)手に乗せられた毛虫があわてて歩きまわるので、ちょっと違和感がありました(^_^;)
でも全くかぶれませんでした~。

キラキラの綺麗な生き物にも会いました。
目の前の葉に止まった、5mmほどの輝くようなグリーン。

マダラアシナガバエです。

こちらは、よく見かける美しいヤマイモハムシ。

近づくとすぐどこかに飛んで行ってしまうので、なかなかこんなふうにゆっくり写真は撮れないのです。
この子は写真を撮る間だけ、おとなしくしていてくれました!

梅雨の湿度と夏の暑さが混ざりあったような森では、全ての生き物が生き生きしているように感じました!

大きく育ったハチジョウキブシの実。


堂々としたカタツムリ。


小さなキノコも、何種類も見かけました。
土の中からチョコンと顔を出していたのはヒメホコリタケ?

まだ土から出きっていないものが多かったようですが、明日はどうなっているのでしょう?

キノコと、落ちていた花や実を使って、こんなものを作ってみました。

さて、キノコはどこに使われているでしょう~?

え?目に決まっているって??
…そうなんです。

これを見たとたん、「目玉だ~!」って思いました!

…と、すっかり下見を忘れて楽しんでいたら、明日の予定時間の2倍の時間がたっていました。
明日の課題はいかに冷静に歩くかということかも…(^_^;)

(カナ)





コメント (6)
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