高校生の理科授業ツアー3日目は、元町を徒歩のみで回るコースを組み立てました。
火山博物館の入り口にある、大きな火山弾で出発前に記念撮影。
この火山弾、計算したら10数トンの重さがあるみたいです。
こんなものを吹き飛ばす噴火って、スゴイですよね~。
博物館の裏にある砂防ダム。
ここで問題を出しました。「この大きな鉄パイプは何?」
「鉄パイプを冷たくして、溶岩流を冷やし固めるとか?」う~む、なんて素敵なアイデアでしょう!
いつかそんな装置が開発される日も来るかも??
他に「石を止める」という声も聞かれました。
正解は土石流や、山体崩壊などで流れてくる巨木巨石を止めるため。みんな石は思いつくのだけれど、木が流れてくることはなかなかイメージできないようです。(私も石のことばかり考えていました)
会話の中で「木が引っかかれば、次にそこに他のものが引っかかるものね。」という声があがります。
そうそう、そうですよね~。
砂防ダムの次は「海の精(塩の製造工場)」に立ち寄りました。人間が生きるためになくてはならない塩…その塩作りの現場を、理科専攻の高校生達に見てもらいたいと思ったのです。
「海の精」の倉庫の中で、DVDを見せてもらいました。
塩について、塩作りについて、コンパクトにまとまったDVDです。
全員に塩のお土産まで、いただきました!(海の精さん、ありがとうございます!)
DVDの後は工場見学。
案内の人がついて、いろいろな解説をしてくれます。
「塩は匂いがつきやすいから」ということで、全員キャップをかぶっています。
これも使い捨てのものが、1人1枚用意されていました。
大きな釜で、海水がグツグツ煮立っていました。
湯気がモクモク上がっていて、見応えありです。
辛島と2人で感心したのがこれ。
「あるべき姿」と書いてあります。
こうなっていれば、誰でも整理整頓できますもんね。
「汚れのない良い塩をつくるために、周りの環境も整える」というポリシーのようです(感心)。
さて、この後元町のメインストリートを歩き…
「潮音寺」というお寺の境内に入りました。
若い火山の島故に地面の水はけが良く、昔から水の苦労が耐えなかった大島での「雨水を利用するための仕組み」を見てもらいたかったのです。
で、この仕組みの前で「島ではこれを何と呼ぶでしょう?」というクイズをやっていたら…
お堂のドアがガラリと開いて、住職さんが牛乳せんべいを振る舞ってくれました!
朝、大勢で押しかけるからと電話でおことわりしておいたのですが、それを聞いてお菓子を用意してくれたようです。
本日2回目の頂き物。
大島の人の「もてなしの心」本当に素晴らしいです。
お堂にも入れてもらいました。
ちょっと驚いたのが、お堂の中に置いてあったこの小冊子です。
若いお坊さん達が宗派を越えて、協力して出しているフリーペーパーなのだそうです。
中身を読ませてもらったら…
「カボチャの豆腐クリームパスタ フレッシュハーブ風味(ヘルシー精進レシピ)」
「経典を斜めから読む会~仏教は失恋に効くのか!?~」等など…。
これを見て「時代は変わっているんだなぁ~」とあらためて思いました。
さて、このあと“椿油絞り工場”や海岸に突き出た“長根岬”に立ち寄り、お昼をはさんで海岸を散歩しました。
みんな日に日に夜が短くなっているらしく(完徹組もいたらしい)、かなりお疲れモード。
でも一部の元気な生徒さん&先生たちは、海岸の地層や、縄文人が飼っていた(と言われている)イノシシの骨を熱心に観察していました。
漂着していたウミガメも!
(このウミガメは、漂着後2回砂に埋めたのに、また出て来てしまったもののようです。砂の下に固い溶岩があり、あまり深く掘れないとのこと。成瀬談)
そして最後の締めにふさわしい(?)急坂を登って、この日のツアーは終了したのでした。
心配していた雨もなく、無事終わってホッとしました。
ところでこの日はクイズを作って解きながら回っただけでしたが、次回はもう少し別のやり方が工夫できるのではないかと、終了後スタッフで話しています。特にインパクトのある火口や裏砂漠に比べ、3日目の元町一周は、もっとみんなが盛り上がれるプログラム(疲れが吹き飛ぶような!)を探したいです。
2泊3日なら、午前と午後で5コマ。
それぞれが個性的で伝えたいことが明確なプログラム作り…来年に向けて少しずつ準備開始です~。
(カナ)
火山博物館の入り口にある、大きな火山弾で出発前に記念撮影。
この火山弾、計算したら10数トンの重さがあるみたいです。
こんなものを吹き飛ばす噴火って、スゴイですよね~。
博物館の裏にある砂防ダム。
ここで問題を出しました。「この大きな鉄パイプは何?」
「鉄パイプを冷たくして、溶岩流を冷やし固めるとか?」う~む、なんて素敵なアイデアでしょう!
いつかそんな装置が開発される日も来るかも??
他に「石を止める」という声も聞かれました。
正解は土石流や、山体崩壊などで流れてくる巨木巨石を止めるため。みんな石は思いつくのだけれど、木が流れてくることはなかなかイメージできないようです。(私も石のことばかり考えていました)
会話の中で「木が引っかかれば、次にそこに他のものが引っかかるものね。」という声があがります。
そうそう、そうですよね~。
砂防ダムの次は「海の精(塩の製造工場)」に立ち寄りました。人間が生きるためになくてはならない塩…その塩作りの現場を、理科専攻の高校生達に見てもらいたいと思ったのです。
「海の精」の倉庫の中で、DVDを見せてもらいました。
塩について、塩作りについて、コンパクトにまとまったDVDです。
全員に塩のお土産まで、いただきました!(海の精さん、ありがとうございます!)
DVDの後は工場見学。
案内の人がついて、いろいろな解説をしてくれます。
「塩は匂いがつきやすいから」ということで、全員キャップをかぶっています。
これも使い捨てのものが、1人1枚用意されていました。
大きな釜で、海水がグツグツ煮立っていました。
湯気がモクモク上がっていて、見応えありです。
辛島と2人で感心したのがこれ。
「あるべき姿」と書いてあります。
こうなっていれば、誰でも整理整頓できますもんね。
「汚れのない良い塩をつくるために、周りの環境も整える」というポリシーのようです(感心)。
さて、この後元町のメインストリートを歩き…
「潮音寺」というお寺の境内に入りました。
若い火山の島故に地面の水はけが良く、昔から水の苦労が耐えなかった大島での「雨水を利用するための仕組み」を見てもらいたかったのです。
で、この仕組みの前で「島ではこれを何と呼ぶでしょう?」というクイズをやっていたら…
お堂のドアがガラリと開いて、住職さんが牛乳せんべいを振る舞ってくれました!
朝、大勢で押しかけるからと電話でおことわりしておいたのですが、それを聞いてお菓子を用意してくれたようです。
本日2回目の頂き物。
大島の人の「もてなしの心」本当に素晴らしいです。
お堂にも入れてもらいました。
ちょっと驚いたのが、お堂の中に置いてあったこの小冊子です。
若いお坊さん達が宗派を越えて、協力して出しているフリーペーパーなのだそうです。
中身を読ませてもらったら…
「カボチャの豆腐クリームパスタ フレッシュハーブ風味(ヘルシー精進レシピ)」
「経典を斜めから読む会~仏教は失恋に効くのか!?~」等など…。
これを見て「時代は変わっているんだなぁ~」とあらためて思いました。
さて、このあと“椿油絞り工場”や海岸に突き出た“長根岬”に立ち寄り、お昼をはさんで海岸を散歩しました。
みんな日に日に夜が短くなっているらしく(完徹組もいたらしい)、かなりお疲れモード。
でも一部の元気な生徒さん&先生たちは、海岸の地層や、縄文人が飼っていた(と言われている)イノシシの骨を熱心に観察していました。
漂着していたウミガメも!
(このウミガメは、漂着後2回砂に埋めたのに、また出て来てしまったもののようです。砂の下に固い溶岩があり、あまり深く掘れないとのこと。成瀬談)
そして最後の締めにふさわしい(?)急坂を登って、この日のツアーは終了したのでした。
心配していた雨もなく、無事終わってホッとしました。
ところでこの日はクイズを作って解きながら回っただけでしたが、次回はもう少し別のやり方が工夫できるのではないかと、終了後スタッフで話しています。特にインパクトのある火口や裏砂漠に比べ、3日目の元町一周は、もっとみんなが盛り上がれるプログラム(疲れが吹き飛ぶような!)を探したいです。
2泊3日なら、午前と午後で5コマ。
それぞれが個性的で伝えたいことが明確なプログラム作り…来年に向けて少しずつ準備開始です~。
(カナ)