待ちに待った楽しい季節がやってきました。
島の至る所で白い花を咲かせていたカジイチゴが、ようやく食べ頃を迎えています。
特に、三原山の遊歩道沿いはスゴイ事になっています。
家の周りや海沿いにもありますが、数が少ないので熟すとすぐに鳥達に食べられてしまいます。
しかし、此処は数が半端じゃありません。
更に、山には猛禽類が多いので、木の実を餌とする小鳥たちも余り近付かないのかも知れません。
そんな訳で、こんな”プリプリジューシーな実”が沢山有るのです。
カルデラを囲む外輪山の淵には、モミジイチゴの群生地もあります。
こちらの方がカジイチゴより甘くて美味しいという方も居ますが
私にはその違いが判りません。(どちらも美味しい!)
こちらは鋭い棘が有るので痛い思いをするリスクの分だけ、甘く感じるのかも知れませんね。
カジイチゴとの違いは、花が小ぶりで下向きに付くこと
そして、画像にも少し写っていますが棘があることです。
イチゴ繋がりでもう一つ。
細い枝にビッシリとついたヤナギイチゴです。
前に食べた時は、ザラッとした食感で余り美味しく感じられなかったのですが
今回は中々いけました。 見るからに美味しそうでしょ~。
オオシマザクラの実も熟してきました。
スタッフが赤くなった実を食べようとしましたが、赤い状態ではまだ食べられません。
真っ黒に熟した実が美味しいのです。
ホンの少し苦味があって、形は小ぶりですが大人の味って感じですね。
でも、最近は美味しいものが溢れているので、皆さんあまり口にしないようです。
昔、島の子供たちは種を集め、ちょっとしたお小遣い稼ぎをしたと聞いた事があります。
ソメイヨシノの母木だったり、葉が桜餅に使われたりするので需要が多かったのでしょうか?
あと黒く熟すと言えば”桑の実”も食べ頃を迎えています。
これはジャムにしても中々グッド! 子供時代を思い出す方も多いですね。
さて、ここからは少し先のお楽しみです。
夏を過ぎると、沢山の”天然フルーツ”が食べ頃を迎えます。
今が花の盛り”ヤマボウシ”
と・・・言ってもこの白く見えているのは花弁(花びら)ではありません。
総苞片と呼ばれるものだそうです。
実際の花は、真ん中にあるイボイボにひとつ々付きます。
やがて夏が終わるとこの部分が赤く熟し、甘くトロ~リとした実ができます。
かなり以前に、一粒だけ試に食べてみた事があります。
今年はしっかり味わってみようと、今から内心楽しみにしています。(笑)
そしてこれは2週間ほど前に撮ったサルナシ(ウラジロマタタビ?)の花
今は花も終わり可愛い実が成っています。
キウイの原種と言われるだけあり、熟した実を割ると中身は本当にキウイそのもの。
少し酸味はありますが、甘くて美味しいですよ。
でも、名前にサルが付くように、お猿さんにとっても大変なご馳走の様です。
私より数百倍フットワークが軽い猿・・・ 間違いなく負けますね。
さてこれはシチトウエビヅル・・・これから花のピークを迎えます。
島では、エビズもしくはエベヅとも呼ばれています。
伊豆諸島の固有種で、黒く熟した実はまさにブドウそのもの。
以前、スタッフがジャムをつくりましたが中々美味しかったです。
最後は、イヌビワ。
ビワと名前は付いていますが、見た目でも判るようにイチジクの仲間です。
雌雄異株で、実の様に見えるモノは花嚢と言われるもの。
以前食べられると聞いて雄の花嚢を割って食べようとし、とても怖い目に遭いました。
しかし、熟した雌の花嚢は甘くトロリとしてとても美味しかったです。
どんな怖い思いをしたのか?
もし、興味のある方は下記のページを覗いてみてください。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1891/inubiwa/inubiwa1.html
植物達も、実に様々な戦略を練って種を残そうと頑張っているのですが
甘くて美味しいものは、私達人間にも採られてしまいます。
彼らは文句を言いませんが、本来は鳥や小動物に食べてもらいたいのでしょうね。
”自然の恵みに感謝し少しだけ頂く”そんな謙虚さが必要かも知れません。
自省の念を込めて・・・ By GIBA
島の至る所で白い花を咲かせていたカジイチゴが、ようやく食べ頃を迎えています。
特に、三原山の遊歩道沿いはスゴイ事になっています。
家の周りや海沿いにもありますが、数が少ないので熟すとすぐに鳥達に食べられてしまいます。
しかし、此処は数が半端じゃありません。
更に、山には猛禽類が多いので、木の実を餌とする小鳥たちも余り近付かないのかも知れません。
そんな訳で、こんな”プリプリジューシーな実”が沢山有るのです。
カルデラを囲む外輪山の淵には、モミジイチゴの群生地もあります。
こちらの方がカジイチゴより甘くて美味しいという方も居ますが
私にはその違いが判りません。(どちらも美味しい!)
こちらは鋭い棘が有るので痛い思いをするリスクの分だけ、甘く感じるのかも知れませんね。
カジイチゴとの違いは、花が小ぶりで下向きに付くこと
そして、画像にも少し写っていますが棘があることです。
イチゴ繋がりでもう一つ。
細い枝にビッシリとついたヤナギイチゴです。
前に食べた時は、ザラッとした食感で余り美味しく感じられなかったのですが
今回は中々いけました。 見るからに美味しそうでしょ~。
オオシマザクラの実も熟してきました。
スタッフが赤くなった実を食べようとしましたが、赤い状態ではまだ食べられません。
真っ黒に熟した実が美味しいのです。
ホンの少し苦味があって、形は小ぶりですが大人の味って感じですね。
でも、最近は美味しいものが溢れているので、皆さんあまり口にしないようです。
昔、島の子供たちは種を集め、ちょっとしたお小遣い稼ぎをしたと聞いた事があります。
ソメイヨシノの母木だったり、葉が桜餅に使われたりするので需要が多かったのでしょうか?
あと黒く熟すと言えば”桑の実”も食べ頃を迎えています。
これはジャムにしても中々グッド! 子供時代を思い出す方も多いですね。
さて、ここからは少し先のお楽しみです。
夏を過ぎると、沢山の”天然フルーツ”が食べ頃を迎えます。
今が花の盛り”ヤマボウシ”
と・・・言ってもこの白く見えているのは花弁(花びら)ではありません。
総苞片と呼ばれるものだそうです。
実際の花は、真ん中にあるイボイボにひとつ々付きます。
やがて夏が終わるとこの部分が赤く熟し、甘くトロ~リとした実ができます。
かなり以前に、一粒だけ試に食べてみた事があります。
今年はしっかり味わってみようと、今から内心楽しみにしています。(笑)
そしてこれは2週間ほど前に撮ったサルナシ(ウラジロマタタビ?)の花
今は花も終わり可愛い実が成っています。
キウイの原種と言われるだけあり、熟した実を割ると中身は本当にキウイそのもの。
少し酸味はありますが、甘くて美味しいですよ。
でも、名前にサルが付くように、お猿さんにとっても大変なご馳走の様です。
私より数百倍フットワークが軽い猿・・・ 間違いなく負けますね。
さてこれはシチトウエビヅル・・・これから花のピークを迎えます。
島では、エビズもしくはエベヅとも呼ばれています。
伊豆諸島の固有種で、黒く熟した実はまさにブドウそのもの。
以前、スタッフがジャムをつくりましたが中々美味しかったです。
最後は、イヌビワ。
ビワと名前は付いていますが、見た目でも判るようにイチジクの仲間です。
雌雄異株で、実の様に見えるモノは花嚢と言われるもの。
以前食べられると聞いて雄の花嚢を割って食べようとし、とても怖い目に遭いました。
しかし、熟した雌の花嚢は甘くトロリとしてとても美味しかったです。
どんな怖い思いをしたのか?
もし、興味のある方は下記のページを覗いてみてください。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1891/inubiwa/inubiwa1.html
植物達も、実に様々な戦略を練って種を残そうと頑張っているのですが
甘くて美味しいものは、私達人間にも採られてしまいます。
彼らは文句を言いませんが、本来は鳥や小動物に食べてもらいたいのでしょうね。
”自然の恵みに感謝し少しだけ頂く”そんな謙虚さが必要かも知れません。
自省の念を込めて・・・ By GIBA