今日は、デザイナーや建築家向けのWebマガジン“コラージ”の、取材陣を案内しました。
取材は、船が到着した岡田港から始まりました。
「人が暮らす町並みを見たい」という希望と、南西からの強風とで、まず岡田港から歩くことにしたのです。
数10万年前の活動を終えた古い火山が、波に削られてできた高い崖のおかげで、天然の良港となった岡田港。

昔から“風待ちの港”として使われ、遠方の漁師との交流があったこと等を語りながら、この景色の中を歩いていたら「全て大地とつながっているんですね。だからジオパークなんだ!ジオパークって、そういうことだったんですね~。」という意味合いの発言。
船を降りて港の景色を見ただけで、お客様が「ジオパーク」を理解してくれたのは初めてです!(ツアー開始からいきなり嬉しくなりました)
そして今日も、お2人からいっぱい「驚き!」をもらいました。
例えば…
「この鳥居、なんでこんなに低いんですか?」(身長170cmとのこと)
「え?」

ううむ…鳥居が低い理由って何でしょう??
(考えたこと、なかった…)
で…

“地元の人に質問して一緒に考えてもらっている”の図です。
「この家、何でこんなに低い場所に建っているんですか?」
「え?」

「平屋の家と同じ高さですよ」
「ホントだ~!」(今まで気にしたことありませんでした。)
「風対策かなあ」
(私が答えられないので、自力解決されていました。)
「あ!!海が見える!スゴイ!!」

「こういう細い通路の向こうに海が見える場所って、なかなか無いですよ」(なるほど~。言われてみれば、そうかもしれません)
「あ!光!今がチャンスよ!」
「?」と思って同じ角度でカメラをのぞいて見たら…

椿の花が、スポットライトのような光に照らされていました。
(この一瞬を逃さない感性ってスゴイです!感心~。)
お2人は“人との会話”も、大好きなようでした。
椿祭り会場では熱心に、昔の写真の説明を聞き…

大島牛乳の歴史を聞き取りながら牛乳を飲み…

“災害から蘇ったパンジーの苗”を、買ってくれました。

これは“¥1000で苗を買い、プランターに植えてメッセージを書き、仮設住宅にプレゼントする”という試みのようです。(素晴らしい~!!)
で、書いてくれたコメントは…

「椿力!」
素敵な言葉ですね。
さて、今日はあらかじめリクエストのあった場所を回りました。椿資料館、縄文人の住居跡(岩陰遺跡)、郷土資料館、薬師堂、町営牧場。
薬師堂では、巨木の姿に全員で見とれ…

空を覆う巨木の枝葉のデザインに感心しながら、しばらく頭上を見上げました。

あちこち訪ねた中で、物語がつながるのも面白かったです。例えば岡田港の民家の庭で、昔の若者の力比べに使われたという“力石”を見た後に…

海が“力石”を作っている現場を見に行ったり…

(お客様からは「子どもがいっぱい!」という声があがっていました)
椿祭りで「大島牛乳物語」を聞いた後に…

牧場で牛乳のもとを見て、牛乳で作ったアイスを食べたり…。
ところで、お2人の今回の大島訪問の目的は、取材と同時に読者の方から集まった「義援金」を届けてくれることでもあったようです。
町役場・福祉健康課に直接手渡してくれました。

大島を応援しようとしてくれる、お気持ちが嬉しいです。
お2人が発行しているWEBマガジンはこちら。(3年半前の大島の記事です)http://collaj.jp/data/magazine/2010-09/index.html
今日のツアーの穏やかな楽しさが、そのまま伝わってくるようなページです。
明日は、お2人と山を歩く予定です。
楽しみです~。
(カナ)
追加です。
先日の伊豆大島の台風災害緊急調査(4学会合同調査)の発表がPDFで公開されました。
ご覧になりたい方は、以下のページをお訪ねください。
http://committees.jsce.or.jp/report/node/68
取材は、船が到着した岡田港から始まりました。
「人が暮らす町並みを見たい」という希望と、南西からの強風とで、まず岡田港から歩くことにしたのです。
数10万年前の活動を終えた古い火山が、波に削られてできた高い崖のおかげで、天然の良港となった岡田港。

昔から“風待ちの港”として使われ、遠方の漁師との交流があったこと等を語りながら、この景色の中を歩いていたら「全て大地とつながっているんですね。だからジオパークなんだ!ジオパークって、そういうことだったんですね~。」という意味合いの発言。
船を降りて港の景色を見ただけで、お客様が「ジオパーク」を理解してくれたのは初めてです!(ツアー開始からいきなり嬉しくなりました)
そして今日も、お2人からいっぱい「驚き!」をもらいました。
例えば…
「この鳥居、なんでこんなに低いんですか?」(身長170cmとのこと)
「え?」

ううむ…鳥居が低い理由って何でしょう??
(考えたこと、なかった…)
で…

“地元の人に質問して一緒に考えてもらっている”の図です。
「この家、何でこんなに低い場所に建っているんですか?」
「え?」

「平屋の家と同じ高さですよ」
「ホントだ~!」(今まで気にしたことありませんでした。)
「風対策かなあ」
(私が答えられないので、自力解決されていました。)
「あ!!海が見える!スゴイ!!」

「こういう細い通路の向こうに海が見える場所って、なかなか無いですよ」(なるほど~。言われてみれば、そうかもしれません)
「あ!光!今がチャンスよ!」
「?」と思って同じ角度でカメラをのぞいて見たら…

椿の花が、スポットライトのような光に照らされていました。
(この一瞬を逃さない感性ってスゴイです!感心~。)
お2人は“人との会話”も、大好きなようでした。
椿祭り会場では熱心に、昔の写真の説明を聞き…

大島牛乳の歴史を聞き取りながら牛乳を飲み…

“災害から蘇ったパンジーの苗”を、買ってくれました。

これは“¥1000で苗を買い、プランターに植えてメッセージを書き、仮設住宅にプレゼントする”という試みのようです。(素晴らしい~!!)
で、書いてくれたコメントは…

「椿力!」
素敵な言葉ですね。
さて、今日はあらかじめリクエストのあった場所を回りました。椿資料館、縄文人の住居跡(岩陰遺跡)、郷土資料館、薬師堂、町営牧場。
薬師堂では、巨木の姿に全員で見とれ…

空を覆う巨木の枝葉のデザインに感心しながら、しばらく頭上を見上げました。

あちこち訪ねた中で、物語がつながるのも面白かったです。例えば岡田港の民家の庭で、昔の若者の力比べに使われたという“力石”を見た後に…

海が“力石”を作っている現場を見に行ったり…

(お客様からは「子どもがいっぱい!」という声があがっていました)
椿祭りで「大島牛乳物語」を聞いた後に…

牧場で牛乳のもとを見て、牛乳で作ったアイスを食べたり…。
ところで、お2人の今回の大島訪問の目的は、取材と同時に読者の方から集まった「義援金」を届けてくれることでもあったようです。
町役場・福祉健康課に直接手渡してくれました。

大島を応援しようとしてくれる、お気持ちが嬉しいです。
お2人が発行しているWEBマガジンはこちら。(3年半前の大島の記事です)http://collaj.jp/data/magazine/2010-09/index.html
今日のツアーの穏やかな楽しさが、そのまま伝わってくるようなページです。
明日は、お2人と山を歩く予定です。
楽しみです~。
(カナ)
追加です。
先日の伊豆大島の台風災害緊急調査(4学会合同調査)の発表がPDFで公開されました。
ご覧になりたい方は、以下のページをお訪ねください。
http://committees.jsce.or.jp/report/node/68