グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

観光は、心をつなぐ…

2014年01月30日 | ツアー
昨日は、WEBマガジン“コラージ”取材2日目。
三原山、裏砂漠、椿のトンネル…と回りました。

三原山でお客様が、注目したものは何でしょう?
草原の中の溶岩の上に、スクッと延びた1本の木!

妙に存在感がありました。

頭上に延びる、オオバヤシャブシの木。

カメラマン氏は、こんな切り取り方じゃないのかなぁ?
(枝がキラキラしていて、奇麗でした。)

裏砂漠は、広い青空に小さな雲。

雲の陰の動きが、面白かったです。

そして「兄弟が並んでる!両方見られるなんてスゴいわ~。」という声が聞こえたのが、こちらの風景です。

写真の中で、三原山と兄弟の火山を見つけられるでしょうか?
(どの雲よりも、小さいです)

黒い山(三原山です)の右斜面を拡大すると、見えてくるのは…

三原山よりもずっと年上の火山、“富士山”です!
下が霞んでいるので、まるで宙に浮かんでいるみたいでした。

“細かい溶岩の粒が背中に当たる感触”を楽しみながら、カメラを構えるカメラマン氏。

どんな写真が撮れたのでしょう??

お気に入りの“椿のトンネル”にも寄ってみました。
大島の生活の中の椿の姿を、撮っていただきたかったのです。

上を見上げたまま、動かないお客様。
私も同じ場所に立ってみました。

おお~!

これは見事です!
豪華な気分です~。

椿の木に巻き付いた、ヤマイモのタネが金色に輝いているということも、教えてもらいました。

本当に、金色ピカピカでした。

さて帰り際、お客様の希望で、“ホテル椿園”に立ち寄りました。
実は3年半前の取材の時は、椿園に泊まったのだそうです。

「この部屋に泊まったよね」と、懐かしそうに歩くお2人。以前ここに泊まったことで、今回の災害が他人事には思えず、義援金を募って大島に届けに来てくれたようです。

観光や取材で大島に来て風景や人に触れ、少し身近な存在になったことで災害の時も心を寄せてくれる…観光って、生活の糧を得るためだけのものではなくて、人と人の心をつなぐものでもあるんですね。

そのことを感じて、なんだかとても嬉しかったです。

ホテル椿園に立ち寄った後は、献花台にお供えに行きました。

台の上には、たくさんのお花や飲み物、千羽鶴が供えられていました。





犠牲になられた方達が安らかであるように、お客様と一緒に祈りました。

(カナ)









コメント (2)
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