グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

もうお前を離さない!

2014年03月05日 | 哺乳類、爬虫類、他
なにやら情熱的なタイトルですが・・・
写真をご覧になればわかると思います。



















どうですかー。
彼らの必死さが伝わってきませんか?
撮影は昨日の朝です。
貯水池にナニカ鳥がいないかと行ってみるとこんな祭りになっていました。
アズマヒキガエルたちです。


むむ・・・これはどちらかが敗北するのか?
ご存知でしょうが上になってしがみ付いているほうがオスです。


この貯水池には周りに斜面があります。

これね。


昨日まで知らなかったんですがヒキガエルたちはこの斜面で冬眠していたんですね。











驚くほどたくさんのヒキガエルがいました。
そっかー、ここにいたんだねー。
この貯水池が出来て何年になるんだろ?5~6年?
毎年今頃はヒキガエルがたくさん出てきて「一体どこに潜んでいたのだろう?」と不思議に思っていたのです。
ナルホド。


アップもどうぞ。

実に味わいのある顔してます。


ヒキガエルは毒を持っていますが、



トビはバクバク食べていました。
ちゃんと毒がある部分を避けているんだと思います。
それとも鳥には効かないとか?
カラスも(ハシブト・ハシボソとも)よく食べてますね。


産卵のためにこうして出てきたヒキガエル。
しかし貯水池のフェンスの下はぐるりと金網で塞いであります。
卵を産むためにはどこか隙間を見つけて水の中に入らなければなりません。
天敵にも襲われずどこかにある隙間から貯水池に入ることが出来た幸運なカップルだけが子孫を残すことができるというわけです。
今日は朝から雨で気温も上がってきているのでさらに大変な祭りとなっていることでしょう。

                                がんま
コメント
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