グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

火山実験

2014年03月11日 | 火山・ジオパーク
3月9日(日)の午前中、第一中学校の理科教室で、ジオパーク推進委員会主催の親子イベント「やってみよう!火山実験」が開かれました。

参加者は保育園~小学6年生までの親子15組。(前日の小学6年生の島内一周ウォーキングやインフルエンザの影響で、5組ほど減ったそうです)

私はこの日、用事があり、最初と最後だけ見学しました。
最初に町長挨拶。

塾の先生をされていただけに、わかりやすい言葉で子ども達に語っていました。

今回の実験を担当してくれた先生方。

中学校~小学校の6名の先生方が、協力して準備・実験を進めてくれました。

内容は…

私は肝心の実験部分は見られなかったのですが、推進委員会事務局の安田さんにカメラを預け、撮影しておいてもらいました。

カメラに収められていた写真によると…

チャッカマンで点火?

おお!

噴火してる!!
(どういう仕組みなんでしょう??)

なにやら真剣な表情の山田校長先生。

なにしているのでしょう~?
地下からマグマがあがってくる様子を、再現しているのかな?(あくまで想像)

紙に描かれた大島の地図の上の“緑の山”は、三原山ですよね。

赤と緑のシマシマで、地層大切断面も描かれています。

おお~!

こうなるまでの行程を見たい…

なんだ何だ?
いったい何しているのでしょう?

みんな、かなり真剣に見ているみたいですが?

これを使って、何かをしていたみたいです。

スケジュールにある「カルデラ作り」かなぁ…。

見学の後は、テーブルごとにわかれて「自分たちでやってみる実験」に突入。

各テーブルには1人ずつ先生がついて、実験のお手伝いをしたようです。

このあと、どうなったのでしょう?

スケジュールには「ようがんりゅう」とありますから、何事かがおきたはず。(笑)

ポップコーンを跳ねさせて、噴火の様子をイメージした後、できたてを食べたそうです。

そういえば、ポップコーンを作ったことはあるけれど、ガラス越しに跳ねる瞬間を見たなんて経験は無いです。いいなぁ~見てみたい…。

ちなみにこの実験、子ども達に大人気だったようです。
(特に食べるところが・笑)

そして、もっとも盛り上がったのは…

やはりこれだったそう。

空中に勢い良く飛び出るコーラの泡に、歓声があがっていたとのことです。

噴火はこれの、何万倍のパワーなのでしょう?

私はこの盛り上がりの後、会場に戻りました。

教室では大島支庁土木課の方達による「溶岩流がカルデラからあふれたら、どこに行くか?」の実験が行われました。

大人も真剣に見入り、噴火に対する質問も出ていました。
こういう実験って子ども達だけではなく、大人が火山を理解するためにも役立ちますよね。

そして最後に登場したのは、最近大島にやってきた気象庁の“はれるん”です。

顔が“太陽”、首の白いのが“雲”、胴体の縦縞は“雨”を表しているのだそうです。
なるほど…。

気象庁火山防災事務所長の加冶屋さんによる“クイズ”

きっと子ども達にとって、この半日で“火山”や“溶岩”が身近になったことでしょう。
(もちろん大人にも)

全部の実験やクイズが終わってから、みんなで“はれるん”と一緒に記念写真を撮りました。

もともとこの企画は「ジオパークの楽しさを島内に伝えたい」と、環境省レンジャーの三宅さんと山田校長先生が中心になって、準備を進めてくれたものです。(お疲れさまでした!)

肝心な所に不参加だった私でも、充分ワクワクできたイベントでした。

ところで、今日で東日本大震災から3年…そして大島の台風26号土砂災害からは、もうすぐ5ヶ月です。

楽しみながら地球の動きを学んで、噴火や地震、津波、風水害と少しでも上手につき合う術を見つけられたらいいなぁと思います。子ども達も、そして私も…。

(カナ)









コメント
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