グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

マグマだまりまで10分。

2015年12月06日 | ツアー
昨日は、自転車仲間との忘年会のために大島に来島した、お2人と歩きました。、

お2人は既に何度も大島を訪れていて、今回は自転車は乗らずツアー参加だけの予定とのこと。

青空の下「地球じゃないみたいだ」と溶岩の上を歩くお客様。

様々な音や形を見つけてくれました。

いつも見慣れた三原山の景色の中にも…
「なんだあれ?ヤッターマンの犬みたい」

(なるほど~)

「あ、羊がいる!」

(左を向いて口を開けているそうです)

「テリアだ、テリア!」

…と、発見の連続!

他にも、溶岩から顔を出したり…


「この岩は、何で2つに分かれてしまったのか?」を皆で考えたり…


足の長い自分たちの陰を、皆で写真に撮ったり…

とても楽しかったです。

ところで昨日は富士山がずっとキレイに見えていましたが、時々白い雲のようなモクモクしたものが右側の稜線にあらわれました。(写真だと良くわかりませんが)

雪崩?それとも雪が舞い上がっている?いずれにせよ、現場に人がいたら大変でしょうね…。

「人がいたら」と言えば、今日火口展望所で記念写真を撮った数分後に…

ザザザ~という大きな音が鳴って、火口から土煙が立ちのぼりました。
一瞬「噴火?」と思ったほどでした(火口の監視カメラに何か映っているかもしれないので、問いあわせ中です)


そして、今日です。
今日は、昨日のお客様がお仲間を誘ってくれて、合計7名で裏砂漠へ。

どこか1カ所、海岸へ寄ろうと思い「美しい黒いビーチ」と「ジャングルのような森を抜けて行く人のいないビーチ」のどちらが良いか意見を聞いたところ、ほぼ全員一致で後者へ(笑)


楽しんでいますね~。


目的地の裏砂漠では1時間以上、時間をかけて回りました。


櫛形山頂上。


その後山の斜面を降り、皆で暖かい湯気に触りました。


そしてチョッピリ岩登り。


絶妙なバランスで、2つの石(岩?)が微妙に保たれているのをお客様が発見。


風の当たらない場所で、ティータイム。


この広い大地を歩いているのは私たちだけ…ぜいたくだなぁといつも思います。


ところで今日は全員がサイクリスト。

車の中で「昨日は、この坂が辛かった!」と大盛り上がり…車中からの景色で、こんなに盛り上がったのは初めてでした(^_^)

そしてモクモク湯気を見ながら「伊豆大島は地下約5km位の所にマグマ溜まりがあると言われている」という話をしたら「10分でついちゃいますね」とお客さま。

なるほど~、自転車で行けば、伊豆大島のマグマだまりまで10分!…今まで私には全くなかった発想です。さすがサイクリスト!

…ということで、とても楽しい2日間でした。
ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(カナ)
コメント
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