1月18日(月)第3回ジオガイド講習が、火山博物館で開催されました。
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テーマは火山。
講師は伊豆大島の火山地質に最も詳しい川辺禎久先生です。
開始前に写真を撮った後一番前に座ってしまったので、写真に写っている人数は少ないですが…
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この日の参加者は58名だったそうです。
講義はまず「私たちが暮らす身近な風景の中に火山がある」…という出だしで始まりました。
坂を登ったところの…
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民家の奥に溶岩が見え…
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それは、およそ600年前に流れたものらしい…
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こうやって写真と赤色立体図を比べてみると「噴火でできた島に暮らしているのだなぁ…」としみじみ思います。
伊豆大島の火山がどうやって生まれ、どんな活動をして成長し、そこで人がどう暮らして来たか。溶岩流の下に平安時代の遺跡が見つかったことや、波とせめぎ合う火山島の姿、火山噴火の仕組み…等々が、たくさんの写真と図で、紹介されました。
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面白いと思ったのは、火山噴火の歴史の調べ方。
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頑張って各年代の地層とお友達になれば、伊豆大島の各地域で過去にどんな出来事がおきたのか、知ることができるのですよね。やっぱり今度、島中回って合宿しなくては…。
三原山は今まで1回の噴火でできたように言われて来ましたが、実は既に小さな山があって「今の形になった」のが江戸時代の噴火とのことで…
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そう考える根拠も教えてもらいました。
火山と関わる大島の水事情や、一昨年の土砂災害を起こした地形、地質等も含め、いただいた資料は80ページ!新しく調べてわかったことも紹介されているので「最新の伊豆大島火山の教科書」と言えると思います。
今回参加できなかったけれども入手希望の方は、ジオパーク事務局に問い合わせてみてください。伊豆大島火山を学びたい方は、必見です!
さて講習最後は、およそ450年前に溶岩流に取り囲まれた1本のオオシマザクラのお話でした。
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現在樹齢800歳となった桜株も、三原山神社もキプカ。
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最後のページのこの一言が、川辺先生の「思い」ではないでしょうか?
そして…私も全く同じで、日々ガイドをしています。
「これからも火山とつきあいながら、生きていきたいなぁ」と、ますます思った講習会でした。
(カナ)
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テーマは火山。
講師は伊豆大島の火山地質に最も詳しい川辺禎久先生です。
開始前に写真を撮った後一番前に座ってしまったので、写真に写っている人数は少ないですが…
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この日の参加者は58名だったそうです。
講義はまず「私たちが暮らす身近な風景の中に火山がある」…という出だしで始まりました。
坂を登ったところの…
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民家の奥に溶岩が見え…
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それは、およそ600年前に流れたものらしい…
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こうやって写真と赤色立体図を比べてみると「噴火でできた島に暮らしているのだなぁ…」としみじみ思います。
伊豆大島の火山がどうやって生まれ、どんな活動をして成長し、そこで人がどう暮らして来たか。溶岩流の下に平安時代の遺跡が見つかったことや、波とせめぎ合う火山島の姿、火山噴火の仕組み…等々が、たくさんの写真と図で、紹介されました。
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面白いと思ったのは、火山噴火の歴史の調べ方。
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頑張って各年代の地層とお友達になれば、伊豆大島の各地域で過去にどんな出来事がおきたのか、知ることができるのですよね。やっぱり今度、島中回って合宿しなくては…。
三原山は今まで1回の噴火でできたように言われて来ましたが、実は既に小さな山があって「今の形になった」のが江戸時代の噴火とのことで…
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そう考える根拠も教えてもらいました。
火山と関わる大島の水事情や、一昨年の土砂災害を起こした地形、地質等も含め、いただいた資料は80ページ!新しく調べてわかったことも紹介されているので「最新の伊豆大島火山の教科書」と言えると思います。
今回参加できなかったけれども入手希望の方は、ジオパーク事務局に問い合わせてみてください。伊豆大島火山を学びたい方は、必見です!
さて講習最後は、およそ450年前に溶岩流に取り囲まれた1本のオオシマザクラのお話でした。
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現在樹齢800歳となった桜株も、三原山神社もキプカ。
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最後のページのこの一言が、川辺先生の「思い」ではないでしょうか?
そして…私も全く同じで、日々ガイドをしています。
「これからも火山とつきあいながら、生きていきたいなぁ」と、ますます思った講習会でした。
(カナ)