ここ1カ月ほどジオガイド養成講座の報告ができていませんが、養成講座は着々と進行中です。第10回~16回までの報告は、今後少しずつまとめていくつもりですが、今日は本日行われた表題の講習の様子を報告します。
講師は、日本インタープリテーション協会の古瀬浩史氏(帝京科学大学教授)

今日は2日連続で行われる講習の1回目で…

参加者は34名でした。
2日間の内容は、以下のとおりです。

「インタープリテーション」の言葉を聞くのは初めてという参加者が複数いる中で、講習はスタートしました。
「Teach(教える) Learn(学ぶ)の形だけでなく、Do(やってみる、経験する) Shear (分かち合う、振り返る)で初めてわかることがあると思うんです」と古瀬氏。

そして「今日は最もよく知っているものを解説してもらいます」と4~5人のグループ毎に自己紹介するよう促します。
「自己紹介のルールは2つです。4枚の紙に絵や字を書く。なぜここで今話を聞いているのかを最後に書く」

古瀬さんの見本の自己紹介がわかりやすかったので、皆それぞれに絵や字を書き始めました。
私のグループには、アンコさんのアルバイトで人に語るうちに…

「『正しく伝えたい』と思って、この講習に参加した」と言う人がいて感動しました。
ちなみに私の4枚は…

…(^_^;

何じゃこりゃ~?
私のグループからは、これ見て「性格が出るな~」というスルドイ指摘が出ていました(爆)
「自己紹介をしてみてどうでしたか?」という古瀬氏の問いかけに、次々と手が上がり、たくさんの意見が出ました。
○図があると視覚から入るのでわかりやすい。
○ターゲット(最終目的)があって、筋道立てた話をまとめやすかった。
○「今なんでここにいるのか」という共通点があるので話しやすい。
○4コマ漫画のオチがあるみたいで4枚というのが良かった。
○コミュニケーションがとりやすかった。
○話しやすい、聞きやすい。
○印象として残りやすい。
○忘れていたことを思い出した。
○こういう自己紹介があるんだなと思った。
○流さないで聞ける。
○時間調節しやすい。長くも短くもできる。
…シンプルな自己紹介で、これだけの気づきがあることに驚きました。
古瀬氏は「自分の最初の情報だけを書いた自己紹介と、4枚の物語になった自己紹介ではどちらが印象に残りましたか?」と私たちに投げかけ、教材の効果とともに「知識だけではなく(作り話ではない)物語があるほうが印象に残る」ということを筋道立てて話していきます。
入門編として、インタープリテーションの歴史も話してくれました。
アメリカの国立公園の中で発達してきたインタープリテーション。
その国立公園の生みの親“ジョンミューア”の言葉が紹介されたのですが、そこには…
「 I'll interpret the rocks, learn the language of flood, storm, and the avalanche. 洪水や嵐、雪崩の言葉を学び、岩(の言葉)を伝えよう」と書かれていました(たぶん・笑)。その内容が、むちゃくちゃジオだったので驚きました。
教育とインタープリテーションの違いは「参加者が拘束されていないこと」なのだそうです。

「博物館などの解説では、参加者は3分面白くないと帰ってしまう」「ツアーの参加動機は興味(面白そう)」「資源は地域によって違う(その土地ならではのもの)」などなど…納得と共感と驚きがいっぱいの講習でした。
そして最後の古瀬氏のスライドは…

「私たちの目指すガイド像」でした!
古瀬氏は「インタープリテーションの特徴とほぼ同じものが、こうしてジオパークのガイドの皆さんの中から出てきたことに驚いた」と語ってくれていました。…とても嬉しかったです。
明日は昼間、皆でフィールドを歩き、夜には双方向のコミュニケーションを学びます。
楽しみです!
(カナ)
講師は、日本インタープリテーション協会の古瀬浩史氏(帝京科学大学教授)

今日は2日連続で行われる講習の1回目で…

参加者は34名でした。
2日間の内容は、以下のとおりです。

「インタープリテーション」の言葉を聞くのは初めてという参加者が複数いる中で、講習はスタートしました。
「Teach(教える) Learn(学ぶ)の形だけでなく、Do(やってみる、経験する) Shear (分かち合う、振り返る)で初めてわかることがあると思うんです」と古瀬氏。

そして「今日は最もよく知っているものを解説してもらいます」と4~5人のグループ毎に自己紹介するよう促します。
「自己紹介のルールは2つです。4枚の紙に絵や字を書く。なぜここで今話を聞いているのかを最後に書く」

古瀬さんの見本の自己紹介がわかりやすかったので、皆それぞれに絵や字を書き始めました。
私のグループには、アンコさんのアルバイトで人に語るうちに…

「『正しく伝えたい』と思って、この講習に参加した」と言う人がいて感動しました。
ちなみに私の4枚は…

…(^_^;

何じゃこりゃ~?
私のグループからは、これ見て「性格が出るな~」というスルドイ指摘が出ていました(爆)
「自己紹介をしてみてどうでしたか?」という古瀬氏の問いかけに、次々と手が上がり、たくさんの意見が出ました。
○図があると視覚から入るのでわかりやすい。
○ターゲット(最終目的)があって、筋道立てた話をまとめやすかった。
○「今なんでここにいるのか」という共通点があるので話しやすい。
○4コマ漫画のオチがあるみたいで4枚というのが良かった。
○コミュニケーションがとりやすかった。
○話しやすい、聞きやすい。
○印象として残りやすい。
○忘れていたことを思い出した。
○こういう自己紹介があるんだなと思った。
○流さないで聞ける。
○時間調節しやすい。長くも短くもできる。
…シンプルな自己紹介で、これだけの気づきがあることに驚きました。
古瀬氏は「自分の最初の情報だけを書いた自己紹介と、4枚の物語になった自己紹介ではどちらが印象に残りましたか?」と私たちに投げかけ、教材の効果とともに「知識だけではなく(作り話ではない)物語があるほうが印象に残る」ということを筋道立てて話していきます。
入門編として、インタープリテーションの歴史も話してくれました。
アメリカの国立公園の中で発達してきたインタープリテーション。
その国立公園の生みの親“ジョンミューア”の言葉が紹介されたのですが、そこには…
「 I'll interpret the rocks, learn the language of flood, storm, and the avalanche. 洪水や嵐、雪崩の言葉を学び、岩(の言葉)を伝えよう」と書かれていました(たぶん・笑)。その内容が、むちゃくちゃジオだったので驚きました。
教育とインタープリテーションの違いは「参加者が拘束されていないこと」なのだそうです。

「博物館などの解説では、参加者は3分面白くないと帰ってしまう」「ツアーの参加動機は興味(面白そう)」「資源は地域によって違う(その土地ならではのもの)」などなど…納得と共感と驚きがいっぱいの講習でした。
そして最後の古瀬氏のスライドは…

「私たちの目指すガイド像」でした!
古瀬氏は「インタープリテーションの特徴とほぼ同じものが、こうしてジオパークのガイドの皆さんの中から出てきたことに驚いた」と語ってくれていました。…とても嬉しかったです。
明日は昼間、皆でフィールドを歩き、夜には双方向のコミュニケーションを学びます。
楽しみです!
(カナ)