今日で全22回のジオガイド養成講座が終了し、月末の認定試験を残すのみとなりました。
今日の講習参加者は35名。
事務局からのリスクマネジメント一般論の説明の後…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/b6/6ffd3b875cf04dc414aff54c77b74543.jpg)
グループに分かれて以下の3つの要因について「伊豆大島で考えられる危険要素」を話しあいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/bb/37bb62f5d52cf47dd2b2a7e4a5ff9498.jpg)
みんなが考えた危険は以下のようでした。
1・自然による危険
a.気象自然現象による危険
急な大雨、噴火、火山ガス、地震、津波、突風、霧、岩の上のコケ、気温、倒木、雪、波(周期的に来る大波や大型船通過後の波に注意)
「噴火災害で1人亡くなった歴史があるが、その時のことを語り継ぐ形で残せていないことも危険である」という意見に納得しました。
b.活動場所による危険
火口、磯、ヤブ、夏の砂地(砂が黒いので熱い!)、ぬかるみ、払うと跳ね返る枝、携帯電話の不通地域、ヤマイモの穴
c.生物による危険
マムシ、蜂、ムカデ、フジツボ、ウニ、クラゲ、ヒョウモンダコ、毛虫(チャドクガ)、ツツガムシ、水仙(毒があるのに食べてしまう人がいる)、マムシグサなど毒草(食べる人いる)、草の蔓(からまる)、猿やキョン(小型の鹿)の飛び出し
「マムシは暗い森にはいない、青空の時はススキや石の根元にいるので根元はつかまず40~50cmの高さを持つと良い、雨が降ると草の上に出てくるので注意」という山歩きの達人からのアドバイスもありました。
2・物による危険
a.構造物による危険
船のタラップ、食堂の階段、塀、狭い道(月と砂漠ライン)、信号のない交差点、自転車などの整備不良、古い看板(迷うし壊れる)、古いロープや柵。
b.道具、装備による危険
尖ったストックや登山靴、帽子やサングラス(風に飛ばされる)
3・人による危険
過密スケジュール、寝不足、飲酒、熱中症、高い所に行きたがる、トイレを我慢して水を飲まない、ダイビングのあと標高300m以上に行くと減圧症のリスク高まる。
「伊豆大島で考えられる危険」を出し合った後は各グループ1つの危険を選び、危険に対する対策(軽減・適応/排除/回避)と事故が起こったときの対処を話しあいました。
皆が選んだ危険は転倒が2,熱中症が3,携帯電話の通じない場所が1でした。
それぞれ沢山の対処方法が出ていました。
いずれガイド組織ができたら、皆で「伊豆大島らしい安全管理マニュアル」を作っていくことになると思います。
まだまだ先は長いですが…楽しく続けたいです。
ところで「熊本地震に係るJGN(日本ジオパークネットワーク)の対応」が以下のページに掲載されました。
http://www.geopark.jp/about/datacenter/index.html
地球が生きていて変化を続けることで地震や津波、噴火が起こることを日頃学んでいる私たち。
まだ先の見えない地震に皆でどう向き合って行けるのか…
これからが日本ジオパークの正念場かもしれません。
直接PDFをご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
http://www.geopark.jp/about/pdf/press_release20160419_01.pdf
(カナ)
今日の講習参加者は35名。
事務局からのリスクマネジメント一般論の説明の後…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/b6/6ffd3b875cf04dc414aff54c77b74543.jpg)
グループに分かれて以下の3つの要因について「伊豆大島で考えられる危険要素」を話しあいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/bb/37bb62f5d52cf47dd2b2a7e4a5ff9498.jpg)
みんなが考えた危険は以下のようでした。
1・自然による危険
a.気象自然現象による危険
急な大雨、噴火、火山ガス、地震、津波、突風、霧、岩の上のコケ、気温、倒木、雪、波(周期的に来る大波や大型船通過後の波に注意)
「噴火災害で1人亡くなった歴史があるが、その時のことを語り継ぐ形で残せていないことも危険である」という意見に納得しました。
b.活動場所による危険
火口、磯、ヤブ、夏の砂地(砂が黒いので熱い!)、ぬかるみ、払うと跳ね返る枝、携帯電話の不通地域、ヤマイモの穴
c.生物による危険
マムシ、蜂、ムカデ、フジツボ、ウニ、クラゲ、ヒョウモンダコ、毛虫(チャドクガ)、ツツガムシ、水仙(毒があるのに食べてしまう人がいる)、マムシグサなど毒草(食べる人いる)、草の蔓(からまる)、猿やキョン(小型の鹿)の飛び出し
「マムシは暗い森にはいない、青空の時はススキや石の根元にいるので根元はつかまず40~50cmの高さを持つと良い、雨が降ると草の上に出てくるので注意」という山歩きの達人からのアドバイスもありました。
2・物による危険
a.構造物による危険
船のタラップ、食堂の階段、塀、狭い道(月と砂漠ライン)、信号のない交差点、自転車などの整備不良、古い看板(迷うし壊れる)、古いロープや柵。
b.道具、装備による危険
尖ったストックや登山靴、帽子やサングラス(風に飛ばされる)
3・人による危険
過密スケジュール、寝不足、飲酒、熱中症、高い所に行きたがる、トイレを我慢して水を飲まない、ダイビングのあと標高300m以上に行くと減圧症のリスク高まる。
「伊豆大島で考えられる危険」を出し合った後は各グループ1つの危険を選び、危険に対する対策(軽減・適応/排除/回避)と事故が起こったときの対処を話しあいました。
皆が選んだ危険は転倒が2,熱中症が3,携帯電話の通じない場所が1でした。
それぞれ沢山の対処方法が出ていました。
いずれガイド組織ができたら、皆で「伊豆大島らしい安全管理マニュアル」を作っていくことになると思います。
まだまだ先は長いですが…楽しく続けたいです。
ところで「熊本地震に係るJGN(日本ジオパークネットワーク)の対応」が以下のページに掲載されました。
http://www.geopark.jp/about/datacenter/index.html
地球が生きていて変化を続けることで地震や津波、噴火が起こることを日頃学んでいる私たち。
まだ先の見えない地震に皆でどう向き合って行けるのか…
これからが日本ジオパークの正念場かもしれません。
直接PDFをご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
http://www.geopark.jp/about/pdf/press_release20160419_01.pdf
(カナ)