グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

変化

2016年04月17日 | ツアー
昨日と今日の2日間、生物の先生と植物中心に島を歩きました。

昨日は火山噴火と植生遷移をテーマに、三原山フルコースへ。

噴火後の溶岩に一番最初に芽生えた植物の種子や…

その植物の根のたくましさを観察。


伊豆諸島の固有種、シマタヌキランの花や…


溶岩地帯に花を咲かせる逞しいカジイチゴの前で足を止め…


「黒い砂漠地帯に線状に植物が生えているのは何故か?」の謎解きにチャレンジしました。


足元ではコケリンドウが咲き誇り…


森ではシロダモが、金色の毛をつけた若葉を伸ばし…


ミツバアケビが太陽の光を浴びて、キラキラ輝いていました。


オオシマザクラの花びらが、ヒラヒラと舞い…

道に花びらの絨毯を敷き詰めたかのようでした。

そして、今日。

海が大荒れで船は全便欠航。

お客様は延泊し、まず巨木の森へ。


高さ20mぐらいの巨木になるスダジイの若葉が目立つ明るい森でした。


ウラシマソウもあちらこちらでニョキニョキ!


そしてなんと、2匹でくっついて離れないヤスデを発見!

交尾をしていたのでしょうか?

常緑のツル植物・テイカカズラが新旧交代で古い葉をたくさん落としていて、それが雨に濡れて、いつもよりいっそう艶やかでした。


森の探索の後は海へ。


ここでも地面を這うヒノキの仲間・オオシマハイネズが若い葉を伸ばし…


毛深い(?)マルバアキグミが雨をはじいてキラキラしていて…


雨でも明るい春色の海岸でした。

全ての命が、常に変化を続けています。
植物も人も地球も…。

地球の活動が引き起こす地震…
受けとめて、学んで、そして助け合って地球の上で生きなければ…。

(14日からの地震で被災された方々が、はやく安心して時を過ごせるようになることを祈りつつ、自分にできることをしていきたいと思います。)

(カナ)





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