グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

イスラムの国からのお客様

2017年10月03日 | ツアー
一昨日、お仕事で訪日中のイスラムの国の方々が、週末の休日を利用して日帰りで大島にいらっしゃいました。(通訳の方も一緒です)

最初に港周辺の溶岩が流れた海岸に寄ってから、31年前に町に迫った溶岩を見に行きました。
大島が「火山噴火でできた島」であることの、イメージを持っていただきたかったので…。

皆さん、溶岩の上に登り、目の前の景色や溶岩の足触りや音を楽しまれていました☺️
(写真は撮り忘れました(^_^;))

続いて、土砂災害の現場を見たいとのリクエストでここへ。
(皆さん、気象や土砂災害などに関連するお仕事をされています)

4年前の土砂災害で活躍した「大金沢砂防ダム」です。

再塗装、嵩上げ、階段修理、芝張りなどすべて終わった砂防ダム。

素早い身のこなしで階段を降り、下からダム全体の写真を撮る方も!☺️

その後、様々な工法で斜面の安定が図られている「御神火スカイライン」を通って、三原山をめざしました。

こちらも途中で降りて、観察、写真撮影。

土嚢の中身も、チェックされていました。
(さすが!)

晴天の三原山を見て、皆さんとても登りたそうでしたが、残念ながら時間がなく…

ジオパーク展で噴火動画を見た後、建物の3階へ。

ここでは景色もさることながら、火山や気象の観測機器に、とても興味を持たれていました。


昼は温泉ホテルで、椿油の入った油で自分で天ぷらを揚げて食べる「椿フォンデュ」でランチ。
(天ぷらを揚げるのに忙しくて、またまた写真を撮り忘れました(^_^;)

温泉ホテルの駐車場奥にある地層では、地層の専門家の方が、自国の言葉でみなさんに説明。


ジオパーク看板の英語説明も熟読。


昼食後は地層切断面を見た後、皆さんが住まわれている所の海とは違う色の海岸を紹介したくて、黒い砂浜へ。

キラキラ輝く海に向かって手を繋いで歩いていくご夫婦の姿がとても素敵で、一人コーフンして写真を撮る私でした(^_^;)

海岸を歩いた後、男性の方々はシャワーで足を洗って、とても丁寧なお祈りをされていました。

イスラム教では1日5回、足を洗ってメッカの方に向かってお祈りをしなければならないそうです。
世界平和や貧しい人々のために祈る、とのこと。

忙しくても毎日必ずお祈りの時間を持つこと…
これって心の安定に、とても大切なことのような気がしました。

さて、ツアー中、私が大切にしているのがティータイム。
この日の場所は、ここで…と決めていました。

ちゃんと座れるベンチがあって、海が見える場所。

もちろん、赤くて軽くて穴だらけの石の観察つきです☺️

明日葉茶と牛乳せんべいも、違和感なく食していただけたようです。

この後、東京行きの高速船に乗るため港へ行ったのですが、船が30分遅れることがわかり、今度は本格的なティータイムをとることにして、私の大好きな喫茶店へ。

皆さんミルクティーの美味しさを絶賛されていました☺️
…で、感激を表すかのように、店の前で記念撮影。

必ずティータイムに紅茶を飲む習慣がある国からいらした方々が感動してくれて(私が作っているわけではないのに)とても嬉しかったです。

滞在中「今度はここ(大島)で会議をしよう」というジョーク(?)まで飛び交いました。

身近に火山がない国からいらした皆さんに、若くて元気な火山の島を、楽しんでいただけていたら嬉しいです。

(かな)

コメント
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