グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

溶岩の森

2017年10月17日 | 火山・ジオパーク
先週、久しぶりにスタッフだけで森を歩きました。

いつもツアーで歩いている溶岩の森。
今からおよそ240年前には、溶岩に覆われ草一つなくなった場所です。

4月から島に来た目の良い海のスタッフが、普段歩いているルートから少し離れた場所に、小さな横穴を次々見つけてくれました。

チューブ状に冷えた溶岩の中を流れる溶けた岩が、流れ去った後にできる空洞です。

またありました!

真剣に探せば、もっともっと見つかりそう…
この森の地下には、どれほどの空洞があるのでしょう?

存在感のあるゴツゴツの溶岩もあれば…


溶岩と溶岩の間が狭い通路になっている場所もあれば…


木が溶岩を守っているかのような風景も見られます。

まさに「溶岩の森」!

森の中には、小さなランが生きています。

これはキョンの食害で激減してしまったハチジョウシュスラン。
食べにくい場所らしく、生き残っていました。

別ルートで移動していた柳場が「カナさんが喜びそうなものがあるよ」と呼んでくれました。

おお〜!

なんて素敵な白いキノコ!
水滴がメチャメチャ可愛いです!!

この水滴は「分解水」と呼ばれ、キノコが有機物を分解する際に排出される水分らしいです。

確かにキノコから出てきていますよね。

以前も見たことはありますが、とても久々の出会いで、嬉しかったです☺️

「ここにも大きなキノコがあるよ!ウキ〜!」と柳場。

お猿さんのポーズの方が面白くて「大きなキノコ」はすっかり撮り忘れました(^_^;)
(左手の上にキノコがあります)

お!キノコサンド!!

キノコが傘のようになって、それ以外の火山灰を雨が削ってできる自然のアートです。

近くには、こんなものもありました。

なぜ、このような形状に??

溶岩の森でたっぷり遊んで明るい場所に出たら…

鮮やかなツワブキの花が咲いていました!

渋〜い雰囲気の溶岩の森を歩いた後の元気な黄色!

いや〜、本当に、いつも楽しいです!!

地球さん、ありがとう!!☺️☺️☺️

(かな)
コメント
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