グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

キノコ採りへ

2017年10月27日 | キノコ・菌・微生物
ブログでキノコキノコ言っていたら
キノコの妖精が魔法をかけてくれたのか、
企画していた伊豆旅行の前日のタイミングで友人がキノコ採りに誘ってくれたので、
一日計画を伸ばして、人生初!行ってきました。

富士の樹海と聞いていたので、かなりドキドキしていたのですが、
奥地には入らず、道の脇から失礼します。(電波も入ってます。)
な感じでした。

こんな看板が立っています。
どうやらキノコ採りのメッカのようです。


キノコ!
と思ったらムベ(アケビの仲間だそうです)


今度こそキノコ!!
と思ったら、紅葉したハッパ。


いつもは山ほどいるそうなのですが、ぜーんぜんありません。
友人あせる。

でも私は富士山の噴火で飛んできたであろうスコリアの黒さ、
分厚さに感動しながら、ざくざくとした足の感覚を味わえて大満足!


おむすび石も見つけました


大島にもいるヤマボウシの実がいっぱい落ちていたり


どんぐりもいっぱい!すっかり秋の山散策を楽しみました。

キノコ見つけた!
けどこれは非食用。ウチワタケ
(やっぱり自信ない^_^;サルノコシカケ科の図鑑がほしい!)



木の上にあるのは、すべてくっついてました!
枯葉ではなくウチワタケ?の老菌!

見事な擬態!擬態する理由があるのでしょうか。

そうこうしているうちに5合目まで来てしまいました。
ここまでボウズだったのですが、
うわさに聞いていたキノコ博士に伺って、木の根元を見ると、、、
いました!


ちょうど届いたキノコ図鑑で検証・・・キヌメリガサだ!(確信アリ)

ビンゴ!だそう(^▽^)/

ありがとうございます、いただきます。

普段はあまり採取に積極的ではない私ですが、
荒らさないように持続可能性に配慮しながら、天然の恵みを戴く関係性を学ぶのも大事なこと
と最近は感じています。
ということで戴いてきました。
人間が入ることで靴の裏に菌がついて生息域が拡大できる!
とか、役にもたっていたら嬉しいのだけど。

帰りに友人が執念でみつけたチャナメツムタケも併せて
収穫はこんなでした。

かごにスギの葉などをいれてその中に入れると傷みにくいそう。

帰ってきてから鍋をしました。(上方に映ってるのは買ってきたシイタケ^_^;)
おいしかった~!ありがたい!!


それにしても収穫の少なかった原因を検証すると、
10月に長雨が続きすぎたことが大きいようです。
湿度が好きなキノコさんですが、多ければいいというものでもないそうで。
日照量がここまで少なかったり、日によって気温がちがいすぎる最近に
キノコも混乱しているのでしょうか。

それに加えて台風で葉がたくさん落ちてしまい、
葉に埋もれてしまったものもあるようです。

来年はみんな元気に豊かに育ち、
恵みのおすそ分けを豊かにもらえますように!(あい)
コメント
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