グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

楽しい演出

2020年08月14日 | ツアー
一昨日は一人旅のお客様お2人と、火口〜裏砂漠を歩いてきました。(熱中症対策のため野外ではマスクを外し、ご家族以外のお客様が同じチームになる時は、出来る限り距離をとるようお願いしています。ガイドが話をする時は、マスクを着用しています)

歩きはじめは霧!
山は全く見えませんでした。

お客様は、お2人とも「このツアーが大島滞在中のメインイベント。霧でも歩きます!」とおっしゃっていました。

そんな気持ちに三原山が応えようとしてくれたのか…

途中から霧が晴れて、三原山の雄姿が目の前にド〜ン!と…

😀

この後、どんどん青空が広がり…

真夏〜!という景色になりました。

火口も久しぶりに、バッチリ見えました!


眼下の雲の影が、右(南)から左(北)に、どんどん動いて行く様子も面白く…


真っ白なモクモク雲が、どんどん景色を変えていく夏ならではの景色が圧巻で…

もう見とれっぱなしでした!

ただ、夏のわりに風が強く…


ゴオオ〜!

「きゃ〜!」
…という状態がしばらく続きました(笑)

ロープに捕まらなくても歩けるぐらいの風でしたが、お客様にとっては初めての強風体験。

でも、楽しそうですね(笑)

裏砂漠まで下ったら、ハチジョウイタドリが開花の準備を始めていました。


シマヘクソカズラのツヤツヤの葉が、ピストルみたいな形になって地面を這っているのを見つけました。

普通は草地や藪に生える植物が、こんな荒れ地に単体で生きる力を持っているとは…初めて見る光景に驚きました!

裏砂漠も風は強かったのですが、三原山の稜線ほどではなく…


「青空と黒い大地」というシンプルな風景や…


溶岩の造形や…


「かっこいい!」とお客様に言っていただいた1本道や…


木漏れ日の森を歩き切ってツアーを終えました。

どんどん変化する空や風や光が、ドラマチックな1日でした。

楽しい時間を共に過ごしてくださったお客様に感謝!
ありがとうございました!!

おまけ
見ていると目が回りそうな(?)サルトリイバラのツルです。
歩き始めてすぐぐらいに出会いました。

「楽しい演出するから期待してね」って言っていたのかも?(笑)

(かな)

コメント
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