グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

観測史上初の猛暑日

2020年08月18日 | ツアー
一昨日の伊豆大島は観測史上初の35度越えの猛暑日となり、12時45分に35,9度を記録したそうです。

他地域で40度越えの猛暑が報告される中「まだまだ甘い」と言われそうですが…😅

この日私は、マンツーマンで裏砂漠半日ツアーに行きました。

気温が高い上、弱い北東風の予報だったので…たぶん照りつける太陽の熱が黒い地面に吸収されて相当暑いだろうと思い、考えられる限りの熱中症対策をしてツアーに臨みました。

まず塩分とともに水分を普段より多く(私は合計2.5リットル)もって、それとは別に500mlのペットボトル2本を凍らせて1本はお客様にプレゼント。(これ3時間後に、ぬるま湯になりました💦)

またお客様に、首に巻くクールタオルをお貸ししして、飲む分とは別に適宜濡らして歩くための水を持ちました。

お客様は、来月アメリカに帰るという英語の先生。

2年前に日本にいらしたとは信じられないほど、日本語が堪能な方でした。

途中で、なんともカワイイ火山弾を見つけて写真を撮ったり…


顔に見えるような見えないような岩(笑)と一緒に、写真を撮ったり…

雲一つない青空の下、時々そよ風が吹く程度の暑〜い裏砂漠を横断!

せっかくなので、こういう日ではないとできないスペシャルなことを、することにしました。
それは…

この場所で、冷たいアイスコーヒーを飲むことです!

櫛形山の稜線でもあるこの場所は、普通は風が集まる強風ポイントです。

ここなら、風が当たって涼しいのではないか?と想像しました。
すると…

本当に風が当たって快適でした!
やった〜!笑

この後は、広大な景色の中を歩いて帰路につき…


『ワニに見える溶岩』を見つけてポーズを決めたり…


溶岩に顔をハメたり!(笑)

お客様は「ゴジラが大好き」で日本に興味を持ったそうなので、この写真はなんとなくゴジラっぽくてスバラシイかも(?)

そして『再生の1本道』を見渡したら、奥の森の色が数日前と変わっているのに気がつきました。

薄茶の帯が横に伸びています。
オオシマザクラの葉が散り始めたようです。

草地にバッタがいたり…

(お客様が発見してくれました)

セミの抜け殻がまだきれいに残っていたり…という『真夏の風景』と…


オオシマザクラの葉の落葉や…


センニンソウの花の開花など…

夏の終わりを告げる風景が混在する猛暑日でした。

『溶岩の森』の木漏れ日が、とてもキレイでした。


最後にここで、歩いたコースのおさらい。

左側の黒い山の稜線で、お茶を飲んだのですよね❣️😊

お客様は何回も「すごく楽しかったです」と言ってくださいました。
私もとても楽しかったです!😊
また日本に帰ってきて、火山が作った風景の中を歩いていただきたいです。

ところで告白しますが、私、ツアー中1800mlの水分を飲んだのですが、歩き終わってトイレに行ったらほとんど何も出ませんでした。
ってことは1800ml分の水分は、ほとんど全部汗で蒸発??😅

ハッキリ言って、身の危険を感じる暑さでした😅

まだしばらく、この暑さが続くかもしれないので、山に行く方は水分塩分を普段の2倍ぐらい持って、体の熱を少しでも下げる工夫をして無理をせず歩いてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします!

(かな)

コメント
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