グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ジオ的な視点!

2023年04月06日 | ツアー
先週の木曜日に、ひとり旅のお客さまと三原山〜裏砂漠を歩きました。
3泊くまなく大島を歩いて廻るお客さま。
前日も路線バスの時刻表と合わせながら元町周辺や南部を10kmくらい歩かれ、
その翌日のフルコース(およそ10km)のトレッキング!
次の日は、サンセットパームライン沿いを歩かれる予定とのことで、
毎日10kmずつ歩かれることになります!健脚!!

海外の山々もよくご存知の登山好きのお客さまと
楽しくお話しながら歩かせていただきました☺️

アア溶岩の上をよく見てみると、たくさん落ちている、ハチジョウイタドリの種


この中からいくつの種が芽を出すのでしょう。

このアングルからの見えそうで見えない火口もステキです!


裏砂漠に向かう道中でおそらくサクユリであろう芽吹きをお客さまが発見!




そして、この岩を見てお客さまが「さざれ石」と!


『君が代』に出てくるので有名な「さざれ石」。
どういう石なのか調べてみると学術上の名前は石灰質角礫岩。
石灰質の小さく細かい石が、長い年月をかけて、凝固して、大きな岩となったものだそうです。

そして、そこに苔が生えるという、なんとも長い年月のことを表しているそうです。

お客さまが名付けた大島の「さざれ石」はでき方が違うので、
火山の活動であっという間にできました😅

風が全然ない、裏砂漠でシャボン玉!
風がないので、ふらないとジャボン玉ができません。


足元の石も見飽きないほど、いろいろな形と色!
まんまるの穴がしっかりあいた石、発見!


温泉ホテルに向かうコースでも、プンプン香る沢庵の匂い!
匂いの正体のヒサカキの花も見頃を終え、地面を彩っています。


見頃を終えた、ツバキの花は地面でも目立っています!

(ピンボケしています😓)

その上を見上げると、森の中に凛と咲くツバキの鮮やかな赤✨


そして、オオシマザクラを見に来たお客さまを待っていたかのように、
あちらこちらでカルデラ内で満開を迎えるオオシマザクラ。




花は散りゆくものですが、巡り巡って季節はまたやってきます。
お客さまと歩くのもわずかな時間ですが、巡り合わせで出会えたこの奇跡に感謝です✨✨



景色の背景をお話しするたび「へ〜」とご感心いただき、
「ジオは深い」「ガイドさんと歩いてよかった〜」と言ってくださったお客さま♡

唯一無二の景色を「ジオ的な視点」でお楽しみいただきありがとうございました😌✨

(ユリカ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする