グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

その地と共鳴する記憶が、心に深く刻まれる

2023年04月23日 | ツアー
昨日、ザ・ロイヤルエクスプレスツアーのお客様たちと、島内を回ってきました。(下の写真は上質な紙のパンフレット)

豪華列車に乗り、プロの料理家の食事やヴァイオリン演奏を聞きながら、「時」を楽しむ伊豆半島の旅シリーズで、パンフレットにはこんな素敵な言葉も😊

今回、初めて海を越え、日帰りでの伊豆大島ツアーを企画されたとのこと。

滞在時間は、昼食を入れて約4時間でした。

お客様10名+クルー(スタッフ)6名+私で、バスを貸切。

バス移動の時間を使って、できるだけ火山や人の暮らしを感じていただけるよう、色や形の違う溶岩や

「椿をどのように生活で役立ててきたか?」が、わかる資料を準備しました。


車窓からは、濃い緑の中に白っぽいシロダモの若葉が目立ったので、「実物を見てもらおう!」と思って、バスを止めてもらって、葉っぱを取りに行きました。

私がモタモタしていたら、運転手さんがアッという間に一枝取ってきてくれ

これがまたゴージャスな金色で、フワフワな手触りでした!
(「持ち帰って誰かに見せたい」と思われた方もいらしたようで、帰りの港で「どこかで手に入れられないか?」と聞かれました)

と、このようにバスの中での時間をフル活用しつつ、フィールドへ。
最初の訪問先は、三原山・外輪山展望台。
少し寒かったし、小雨がパラついていたけれど、山はしっかり見えて良かったです。
(写真は余裕がなくて撮り忘れました💦)

次に、地層大切断面へ。
ツツジの花が咲き始め、いつもより華やぎのある風景でした。

私たちが歩く歩道の下にも、薄紫の「マツバウンラン」が、かわいい花を咲かせていて、

複数のお客様が、写真撮影されていました😊

昼食後は、プロのヴァイオリニスト大迫淳英氏の演奏を聞きながら、時を過ごしました。

ほどよい波で、波の音にかき消されることもなく、美しい音色が海岸に響き渡りました。

なんとも贅沢で、幸せな時間でした。

演奏後は皆さん、海岸からの風景を眺めたり、足元の小さな花(ミヤコグサ)を見て「これなんですか?」と質問されたり

和やかな時間を、過ごしました。

お帰りは、大型客船で本土へ。

特等室でのクルーズを、のんびり楽しんで戻られるとのことでした。

1泊2日で¥270,000〜という豪華な旅ですが、スタッフの方達はお客様の安全に気を配り、細かいケアをされていたし、伊豆大島の自然とともに「歴史や文化、人の暮らしがつながる、ここだけの物語」に価値を置いて紹介してくれたので、満足度は高いのではないかと思います。

パンフレットにあるように、「その地と共鳴する記憶が、心に深く刻まれる」ために、昨日の私のガイドが、少しでもお役に立てていたらうれしいです。

(かな)
コメント
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