グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

元気いっぱい!

2023年05月05日 | ツアー
一昨日、ご両親&小学生のT君と、三原山に登ってきました。

気持ちの良い晴れの中、歩き始めてすぐぐらいに

T君が立ち止まってじっと眺めていたのが、これです。

枯れたススキの穂が丸まっているのを、初めて見たとのこと。(私はススキがクルンとなるのは全国共通の現象なのかと思っていたのですが、違うのでしょうか??)

そのあと、「この溶岩は、何が起こってこんな形になったのか?」を、みんなで考え

花も実もいっぱいの、ゴージャスなカジイチゴに、近づいて観察し

熟した時の苺の果実を、思い浮かべました。


元気なT君は、急坂をダッシュ!

「若い〜」とほめ称えつつ、お母さんと一緒に、ハアハア言いながら坂を登りました😅

T君は、ジオパークの地図に載っていた火山観測機器(△の中に3つの○が配置されているもの)も、いち早く発見していました。

観察力が素晴らし〜😊

火口一周もできるコンディションでしたが、「8割の深さまで見られれば十分です」というお父さんの言葉で、火口西展望所へ☺️

お母さんが、T君のジャンプを撮影していたので、私も慌ててスマホを出して撮影〜🤣


下山開始のころ、「これなんですか?」とお客様が注目していたのは、ヒカゲノカズラの胞子嚢でした。

元気に空に向かって伸びていました!(少しでも高くなって胞子を遠くに飛ばさないとね)

道のない斜面を降りていったら、T君はますますパワーアップ!

あっという間にかけ下りて、「幻の池」の縁で、お父さんと石投げをして遊んでいました。

(池の右側の小さな点がお二人です)

地面には、大小様々なコニワハンミョウがピョンピョン飛びまわっていました。
小さな個体は逃げ足が遅いので、そっと近づいて指差し確認。

でも、砂粒に溶け込んで見づらい〜💦(お二人の指の方向から見つけてください)

正体不明のイモムシが、アリに襲われているシーンも目撃しました。

「この虫、まだ生きてるよ!!」と、みんなで観察。

帰り道の森には、“蛇の顔”みたい(?)な花が咲く“イズホソバテンナンショウ”が、ニョキニョキ延びていました。

あんまり立派だったので、T君に並んでもらって記念撮影!(身長は134cmだそうです)

葉っぱの真ん中に花が咲くハナイカダも、ギリギリ雌花だけ残っていて、見ていただくことができました😊


火山灰斜面に、足跡を刻み、

最後まで元気に遊んで、スタート地点に戻ってきたら…

傾き始めた太陽に照らされた三原山と、満開のオオシマツツジが、私たちを迎えてくれました💖

楽しい半日ツアーでした。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(かな)
コメント
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