グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ブラタモリ好き&元・理科教員の皆さんと!

2023年05月26日 | ツアー
昨日、岡山県と大阪府からお越しの2組のご夫婦と、三原山に登ってきました。

ほとんどのツツジは花が終わっていましたが、歩き始めてすぐのところにある1本は

綺麗な花を咲かせていました。

華やかで良い感じです😊

葉っぱの真ん中に花が咲くハナイカダには、結構立派な実ができていて

皆さん「初めて見る!」とのことで、立ち止まって観察しました。

「ブラタモリを見てから、いつか伊豆大島に来たいと思っていた」というお客様は、縄状溶岩を見て楽しそう❣️

向きの違う溶岩を見て、「もしかしたら、あっちの方から流れてきたのですか?」と鋭い観察眼を発揮されていました。

そして、もう1組のお客様も、とても楽しそう❣️

火山についても色々ご存知なので、”なんだか普通の人ではない気がする…”と思ってお話ししてたら、お二人とも、元・理科教員だったと教えてくれました。(納得!)

縄状溶岩が上向きになっている場所でも、「本当だ!すごい!!」と、素晴らしいリアクション😊


1986年溶岩の先端に立ってもらい、伊豆大島火山らしい景色を堪能。


山の上にある大きな岩は、タモリさんに「どうやってできた岩?」と私が問いかけをした場所。ブラタモリファンのお客様は、それを観察に行かれました。

番組を見るようになってから、こういう観察が楽しくて仕方がないとのことでした😊

“溶岩トンネルの天井部分が裂け、溶岩がドクドク溢れ出してできた3角形の塚”を、坂の下から観察されていたお客様から

「ここにも上向きの縄模様が付いています。さっきと同じように動いたんですか?」という質問がありました。(言葉は正確には覚えていませんが…)

確かに右側の形、面白いですね!(ツアー始まって以来、初めての質問でした)

「真ん中が流れにくくなって、両側だけ流れたのかも?」などと、皆さんとあれこれ考えるのが楽しかったです😊

お客様が、「目の前に見える黒い山(三原新山)の形が綺麗だ」と話されていたので、

溶岩流と降り積もったものの斜面の角度の違いを、お話したりしながら歩きました(かなりマニアック🤣)

火口展望所に近づいた時、お客様が急にこちらを振り向き、この景色の中に「動物がいる!」と教えてくれました。

読者の皆さんには、動物が見えるでしょうか?
実は、この岩なのですが、何に見えますか〜?

私たちは「幼いライオン」ということで、納得しました😊(これまた、ツアー始まって以来初の発見でした!)

続いて、ライオンを見つけたお客様の奥様が、足元の石の中から❤️に見える石を、いくつも見つけてくれました。

ハートに見える石って、ありそうで、なかなか無いのですよね。
それが、アッと言う間に、どんどん見つかったので驚きました!

この日は、皆さん午後の高速船でお帰りだったので、後半はややピッチを上げ

火口一周を達成!

バンザ〜イ❣️

行きには開いていなかったコケリンドウの花が、時々出てきた太陽のおかげでポツポツ開花し

その可愛い姿で、私たちを楽しませてくれました😊

ところでこの日、お客様から「ヨモギは生えていますか?」と聞かれ、「カルデラ内にはまだ入ってきていないと思います」とお答えしていたのですが、歩き始め地点のそばまで帰ってきた時、お客様が見つけてくれました。

そのつもりになって、周囲を見渡したたら、いっぱい生えていました💦

噴火後すぐには生きられない植物たちが、土の養分が補われるにつれて、毎年、色々入ってきています。
なんとなく、去年も「あれ? ヨモギ??」と思った気がしますが、ブログに書かなかったので記憶にとどまっていませんでした💦
なので、今回は記録しておきます!

お客様からの質問で、一緒に考えたり、新たな気づきがあったりと、楽しい時間を過ごしました😊
ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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