グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

漫画取材2日目

2023年05月19日 | 植物
漫画家の方&編集者の方のツアー2日目は、火口〜裏砂漠を一日かけて歩いてきました。

逆光好きのお客様が、歩き始めてすぐにカメラを向けていたのは…

太陽に照らされたオオバヤシャブシの実でした!

光が当たって良い感じ😊💖

火口一周コースは、アマツバメが飛び、青空が爽やかで快適でした。

お客様は、自然観察会の手伝いをしていたこともあるそうで、次々にいろいろなものを発見して教えてくれました。

たとえば、丸い葉のオオシマツツジとか(普通もう少し細長く先端が尖っている気がします)

ヒキガエルに見える溶岩とか。


地面に落ちていたボロボロの蛾を見て「オオミズアオだ!」と

私と同時に名前を呼んでくれたので、楽しくなりました😊

サルトリイバラのツルが、仲間のツルと絡み合い、グルグル巻きになっていたのを丹念にほどき

ついに完成!(さすがに根気がありますね〜)

この後の経過観察を心に誓いました(笑)

ところで、一昨日のブログにも書きましたが、今回は「龍が出てくる漫画のイメージづくりのための取材」ということで、特にリクエストされたわけではないのに、ついつい景色の中に“龍”を探してしまいました。

龍の体に見える(?)溶岩トンネルとか

塚のてっぺんから流れ出た、見ようによっては龍に見えるかもしれない(?)溶岩とか。

😊

眼下に見える雲の影は

「いつか龍が現れるのではないか?」と期待しましたが

毎回、龍の形になる前に崩れてしまいました😅

う〜ん…、これは、どちらかというとエイリアンかな?

(ハチジョウイタドリの根から葉が再生しています)

周りの木々に負けまいと、背丈を伸ばしたハチジョウイタドリの枝も

なんとなく、天に登る龍に見えました。


この日は、森の中の龍(溶岩トンネル)を見てもらいたくて樹海の中へ。

溶岩を割って亀裂を広げていく、植物たちの根のたくましさを、観察しながら歩きました。

ちなみに、「精選版 日本国語大辞典」によると、「龍」は「水中または地中にすみ、時に空中を飛行し、雲や雨を起こし、稲妻を放つという」とあります。

形が同じでなくても、活火山の島である伊豆大島には、たくさんの龍が住んでいるような気がしました😊

取材ツアー3日目の報告は、明後日に続きます😊

(かな)

コメント
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