今週末、森林インストラクター同期のメンバーが、歩きに来てくれました。
2日間とも好天に恵まれ、火山、カルデラの中と外の森、海岸と様々な環境を歩きました。
そして、今までにないぐらい、色々なものを食べましたよ~。
まず、昨日の歩き始めに「ハチジョウイヌツゲの実って美味しくないんですよね~。」と説明したところ…

すぐに口にしたYさんから「この実そんなにまずくないですよ。確かにパサパサで甘くはないけど、イモみたいで食べられますよ。」との言葉が…。
「どれどれ…」と、次々に実を頬張る他の面々。
「本当だ。食べられる!」「そんなにまずくない!」…う~ん、こんな風に全員でイヌツゲの実を食べる人達は初めてです!
アシタバのタネを観察していた時も、どこからか「おお!臭い。」という声があがりました。
「え?タネ食べたんですか?臭いってどんな?」
私もアシタバのタネを、噛んでみました。
そこにはナッツのような触感の、苦くて香りが強い“そのまんまアシタバ”の味が広がっていました!
「アシタバって、タネもアシタバなんだ…。」←かなりビックリ(^_^;)
そして、もっとも驚きだったのはこちら。
シマヘクソカズラの実の味です!

屁と糞の蔓(ツル)という名前の植物だけあって、この黄色い実も潰すとプ~ンと臭います。
なので今まで「食べる」などという発想は、まるでありませんでした。
ところがYさんが「これ、甘くて結構美味しいんですよ。」と言うではありませんか!
「え~?ほ、本当ですか??」
恐る恐る口に入れてみたら、本当に臭みが消え、口の中に甘い味が広がったのです!
ビックリ!
タネや実の味以外にも…

「このクロマツ、葉が短いし華奢で先が痛くない。ふつうはこんなじゃないですよ。」など
本土と大島の植物の個性の違いを、楽しみながら歩きました。
そして今日は、愛宕山や東側の海岸へ…。

道に落ちている実は拾って、クラフトの素材や教材用に持ち帰り。

このイイギリはもちろん試食用にもなりました。
このイイギリを手始めに、今日も色々な実を食べました。
ものすご~くまずかったのは、タブノキの実。
ジュワ~っとえぐい味が口中に広がって、唾液が止まらなくなりました(^_^;)
何のためにこんなに実をまずくするのでしょう~?
反対にイメージより美味しかったのが、固有種のオオシマハイネズ。
特に熟している黒いのは、甘い味がしました。

自分ひとりだったらこわごわ食べるところを、周囲の人が「美味しい」「食べられる!」というのを聞くと、
勇気づけられる(?)気がしました(笑)
しかし、みんなが手を出さないものもあります。
ウラシマソウの真っ赤な実。

「これは毒だからまずいよね~。」
みんな、どの実には毒があるのか、知っているのです(^^)v
愛宕山山頂にある葉の落ちた樹木が、何だかわからず話題になった時は…

すかさずMさんがカバンから「冬芽ハンドブック」を取り出しました(^O^)
あとから写真を調べたら、オオバエゴノキだとわかりました。
(以前、調べたことがあるような気がするのですが、すっかり忘れちゃってました(^_^;))

冬芽って、けっこう個性があるのですね。
冬芽ハンドブック、私も買おう!(^^)!
今日のメンバーの中にはクラフトの講師をしている方もいて、何気ない景色の中に「アート」を見つけていました。
たとえば森の中のイヌマキの木に、テイカカズラとマメズタが這っている景色がオブジェのようだと…。

う~ん確かに…このまま都会のどこかに飾ってあったら、素敵かもしれませんね。
大木となったカラスザンショウの幹のトゲが、とても可愛い形をしていることに言われて初めて気づきました。

こうやってアップにすると、妙に可愛い。
さらに幹の下の方にしかトゲがないのは…

「だって動物の届くところまでしかトゲつける必要ないもんね~。」
…なるほど。
皆さんと歩いたおかげで、タネや実の味や、自然の中のアートや、トゲや冬芽の可愛さに気づきました。
それに何より、目の前の景色や植物達の姿や味(?)が、他の生き物とのかけひきや自然環境に合わせて変化した結果だという観点に立って、みんなで物語を想像しながら歩けたのが、とても楽しかったです。
またいつか別の機会に一緒に歩きたいなぁ~。
(カナ)
2日間とも好天に恵まれ、火山、カルデラの中と外の森、海岸と様々な環境を歩きました。
そして、今までにないぐらい、色々なものを食べましたよ~。
まず、昨日の歩き始めに「ハチジョウイヌツゲの実って美味しくないんですよね~。」と説明したところ…

すぐに口にしたYさんから「この実そんなにまずくないですよ。確かにパサパサで甘くはないけど、イモみたいで食べられますよ。」との言葉が…。
「どれどれ…」と、次々に実を頬張る他の面々。
「本当だ。食べられる!」「そんなにまずくない!」…う~ん、こんな風に全員でイヌツゲの実を食べる人達は初めてです!
アシタバのタネを観察していた時も、どこからか「おお!臭い。」という声があがりました。
「え?タネ食べたんですか?臭いってどんな?」
私もアシタバのタネを、噛んでみました。
そこにはナッツのような触感の、苦くて香りが強い“そのまんまアシタバ”の味が広がっていました!
「アシタバって、タネもアシタバなんだ…。」←かなりビックリ(^_^;)
そして、もっとも驚きだったのはこちら。
シマヘクソカズラの実の味です!

屁と糞の蔓(ツル)という名前の植物だけあって、この黄色い実も潰すとプ~ンと臭います。
なので今まで「食べる」などという発想は、まるでありませんでした。
ところがYさんが「これ、甘くて結構美味しいんですよ。」と言うではありませんか!
「え~?ほ、本当ですか??」
恐る恐る口に入れてみたら、本当に臭みが消え、口の中に甘い味が広がったのです!
ビックリ!
タネや実の味以外にも…

「このクロマツ、葉が短いし華奢で先が痛くない。ふつうはこんなじゃないですよ。」など
本土と大島の植物の個性の違いを、楽しみながら歩きました。
そして今日は、愛宕山や東側の海岸へ…。

道に落ちている実は拾って、クラフトの素材や教材用に持ち帰り。

このイイギリはもちろん試食用にもなりました。
このイイギリを手始めに、今日も色々な実を食べました。
ものすご~くまずかったのは、タブノキの実。
ジュワ~っとえぐい味が口中に広がって、唾液が止まらなくなりました(^_^;)
何のためにこんなに実をまずくするのでしょう~?
反対にイメージより美味しかったのが、固有種のオオシマハイネズ。
特に熟している黒いのは、甘い味がしました。

自分ひとりだったらこわごわ食べるところを、周囲の人が「美味しい」「食べられる!」というのを聞くと、
勇気づけられる(?)気がしました(笑)
しかし、みんなが手を出さないものもあります。
ウラシマソウの真っ赤な実。

「これは毒だからまずいよね~。」
みんな、どの実には毒があるのか、知っているのです(^^)v
愛宕山山頂にある葉の落ちた樹木が、何だかわからず話題になった時は…

すかさずMさんがカバンから「冬芽ハンドブック」を取り出しました(^O^)
あとから写真を調べたら、オオバエゴノキだとわかりました。
(以前、調べたことがあるような気がするのですが、すっかり忘れちゃってました(^_^;))

冬芽って、けっこう個性があるのですね。
冬芽ハンドブック、私も買おう!(^^)!
今日のメンバーの中にはクラフトの講師をしている方もいて、何気ない景色の中に「アート」を見つけていました。
たとえば森の中のイヌマキの木に、テイカカズラとマメズタが這っている景色がオブジェのようだと…。

う~ん確かに…このまま都会のどこかに飾ってあったら、素敵かもしれませんね。
大木となったカラスザンショウの幹のトゲが、とても可愛い形をしていることに言われて初めて気づきました。

こうやってアップにすると、妙に可愛い。
さらに幹の下の方にしかトゲがないのは…

「だって動物の届くところまでしかトゲつける必要ないもんね~。」
…なるほど。
皆さんと歩いたおかげで、タネや実の味や、自然の中のアートや、トゲや冬芽の可愛さに気づきました。
それに何より、目の前の景色や植物達の姿や味(?)が、他の生き物とのかけひきや自然環境に合わせて変化した結果だという観点に立って、みんなで物語を想像しながら歩けたのが、とても楽しかったです。
またいつか別の機会に一緒に歩きたいなぁ~。
(カナ)