グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

私のシロカモメちゃんがっ!!

2014年03月21日 | 
16日の撮影です。
岡田(おかた)漁港に大好きなシロカモメがいるのを見つけました。
結構近くで水浴びをしていたので喜んで撮影していました。




あれ・・・?
後ろ向きのときはわかりませんが胸が黒くなってますね。


スロープをあがってきました。



ぶるぶる~。
これはハッキリと黒くなっているのがわかります。
うわー、油が付いたんですねこりゃ。





気になるようでここばかりをクチバシでこすっていました。



こんなにかわいい私のシロカモメちゃんにこんな油汚れを付けるなんて!!
ひどいよー(涙)





私の憤りをよそにシロカモメは元気そうです。





しばらくして飛び立ちぐんぐん上昇してあっという間に見えなくなってしまいました。

油に汚れた体を羽繕いしていて油が体内に入り命を落とす海鳥もいるといいます。
この子は無事でいて欲しいです。

                           がんま
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プールと桜

2014年03月20日 | 今日の大島
今日は1日雨降りでした。

大島の中学校の屋外プールでは桜が満開で、プールからは湯気が上がり、生徒さん達が泳いでいました。(左側の湯気をご覧ください)

1986年の噴火後、突然地下水が温泉になったというプール…活火山の島ならではです。

ええと…いっぱい書こうと思ったのですが、昨日から咳がとまらず…
病院に行って薬をもらいましたが、夜になったら熱が出て来たので、今日は桜の写真のみでおしまいです。

あしからず…。
また明日~。

(カナ)
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ヤマトシジミ

2014年03月19日 | 
数日前から姿を見かけていたので今日は真剣に探してみました。
目星を付けた場所に行くとあっさりと見つかりました(嬉)







綺麗な青色なのでオスです(すべて同一個体です)
ちらちらと飛び回りながら日光浴をしていました。





食草であるカタバミにとまりました。
蜜吸ってるのかなー?



いたって普通種ですが早春に出会うその年初めてのものはやはり感激します。

今日は他にルリタテハを、16日にはヒメアカタテハを見ました。
楽しい虫たちの季節が始まります!!

                        がんま
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和歌山大学の皆さんと歩きました。

2014年03月18日 | ツアー
昨日、和歌山大学から3人の方々が、ジオパークの視察に来島されました。

写真左から…
観光を教える、火星研究者の中串さん。
http://wakarid.center.wakayama-u.ac.jp/ProfileRefMain_2123.html

防災教育センター長で地質学の研究者でもある此松さん。
http://wakarid.center.wakayama-u.ac.jp/ProfileRefMain_2136.html

一昨年の「ジオデータミュージアム」「マッピングパーティ」などの事業で大島と縁ができ、以来ずっと大島を気にかけてくれている杉山さん。
http://smappo.cc/企業情報/eer

皆さんと歩いた2日間は、驚きがいっぱいでした。
最初の「ビックリ!」は1枚目の写真の背景にある“1986年溶岩流が横の火山灰を焼いた現場”で。

溶岩流が薄く規則的に割れているのは、流れながら固まったから、と聞いています。

この薄く平らに割れた溶岩が転がっているのを見た杉山さんは…

「この溶岩、甘い!」とペロペロ!

杉山さんによると「岩にはみんな味がある」のだそうです。
(…そうなの??)

好奇心に勝てず、私も舐めてみました。
苦くも塩っぽくもなく、甘いと言われれば少しだけ甘いかなぁ…?

杉山さんはいつも「!」と思えるような、意見を述べてくれます。

昨日もヤブツバキの大木の下で「縄文時代の地層からヤブツバキの葉が出ているが、それは海流にのってやって来たのか?それとも縄文人が持ち込んだのか?」という話をしていた時のこと…

「椿のタネは食べられないので海流に乗ってやって来たと思う」という私の意見に対し、「僕だったら花を食べますよ。美味しいと思いますよ。きっと縄文人も花を食べていたと思いますよ。」と杉山さん。

「花を食べる」という発想に驚きましたが、確かにタイワンリスもサルも、花を食べると聞いたことがあります。

縄文人は,椿の花を見ながら「キレイだな」ではなく「おいしそうだな」と思っていたのでしょうか?

花粉化石を研究されている此松さんからは「オオシマカンスゲの花粉は、のっぺりしていると思いますよ。」と教えてもらいました。(写真わかりにくくてスミマセン~)

イネ科の花粉は丸いけれど、カヤツリグサ科は扁平なのだそう。

雄しべの”袋”の周辺に、細かい花粉の粒が見えるでしょうか?
この小さな小さな花粉に、そんなに色々な形があるなんて…

ビックリです。
そして、こんな小さな物の化石が、年代特定の鍵になると言うことにも驚きます。

その他にも皆さんと「くちびる」のような溶岩流を見つけ…


溶岩の皿に、チョコレートを盛りつけ…


壁にみえる地層が語る“噴火の様子”を再現し・・・


溶けてしまった馬の雪型を「こんどはラクダにみえる」などなど、語り合いながら歩きました。


そして、そして、三原山の西側斜面を下った時のこと…

この風景を見て、中串さんが「火星みたい」とつぶやいたので、とてもビックリしました!

だって、火星の研究者が「火星みたい」と評する風景って、スゴイと思いませんか?
中串さんいわく「写真をセピア色にすると、火星っぽくなりますよ。」とのこと。

さっそくやってみました。

いかがでしょうか?

火星の写真が載っているページも教えてもらいました。
ぜひ比べてみてください。
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA02406
ゴロゴロ感が足りないけれど、良い感じですよね。

国立科学博物館のHPによると、火星には高さ25km、山全体の直径が 700kmもある巨大な火山があるそうです。頂上のカルデラ火口だけでも直径が70kmもあり、富士山がすっぽりはまるほどの大きさで、そのふもとは、高さ5~6kmのがけでとりかこまれているとか…。(スゴすぎる)

三原山を下った所で一休みしながら、宇宙の火山に思いを馳せてみるのって、かなり素敵は過ごし方のような気がします。

花粉の化石から、石の味、花を食べる縄文人、そして火星まで、和歌山大学の皆さんと歩いたことで、またまた世界が広がりました。とっても楽しかったです。

ありがとうございました!

(カナ)
コメント (2)
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大島空から          

2014年03月17日 | その他
あそこに私の家が見える


ほらあそこ曲がって4件目

ああ!ず~っと上にあがって南部の波浮港が良く分かる





海岸線に沿って西に…




三原の火口が見えてきた! 




へへ!実は   大島支庁に有る大島の立体模型で~す。


こーやって遊ぶものではなくて噴火して溶岩が流れ出した時に何処に流れるかを見る為の模型。
ここに流す物は“メリットリンスインシャンプー”を1:1で水割りした物だそうでこの模型に対してその液体が溶岩の役割をするそうです。

先日新しいメリットシャンプーのCMを放送していたのですが私の頭の中は『あの模型に流せるのかなー』などと考えてしまった(しま)

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三宅島GEOセミナー

2014年03月16日 | 火山・ジオパーク
昨日、三宅島GEOセミナーに参加しました。

午前中はガイド付きジオツアーでした。
まずは新澪池へ。

「看板の前の石垣は、噴火で飛んで来た石を使って作ってある」のだそうです。
火山のパワーもスゴいけれど、人間も逞しい!

続いて新鼻新山へ。
前回は上から眺めただけだったので、下から見上げられるなんて嬉しいです。

真っ赤な崖!
色が赤いのは、かなり高温の溶岩が降り積もったから…

この崖、たった20時間で積もったのだそう。
噴火の最中は、いったいどんな光景だったのでしょう?

崖はカーブを描きながら、色を黒に変えて行きます。
私たちが立っていた場所は、かつての火口。

丸い火口の海側は、波が削りとってしまったようです。

移動中のバスの車窓からは、溶岩が山腹を流れ下った様子を観察できます。
大島よりも噴火周期が短く、ほぼ20年ごとに噴火する三宅島。

しかも中央火口からではなく、山腹や海岸から噴火することが多いので、バスで周回道路を走るだけで“火山の存在”を感じることができるのです。

噴火の歴史を語る“地層”もあちらこちらの道路脇で観察できます。


地層に穴が空いていることもあります。

これはススキが焼けてしまった跡なのだそう。

昨年、自分で遊びに来た時も立ちよった“椎取神社”

2000年噴火後何度も泥流が流れ、神社の鳥居がだんだん埋まっていったとのこと。

近くの看板には、雨の度に泥流が流れて鳥居を埋め、火山ガスで木が枯れていった経過が紹介されています。


そして目の前には、一時枯れた木が新しい枝を延ばし、緑の森を作りはじめた風景を見ることができます。

昨年はこの風景を見て“命の逞しさ”に感動しましたが、今は「“火山灰”が地表に降り積もると何年もその影響を受けるのが、火山島の運命」だということも実感します。それは近い将来、私の身の回りにも起こる可能性のあることなのだと…。

ガイドさんが1枚の絵を元に「今、私たちがいるこの場所は、かつては海でした。」と説明してくれました。

ガイドさんは「この場所に来ると、ロマンを感じる」と語っていました。
その気持ち、よくわかります。

この絵を描いた人は、やがて目の前の海が陸地に変わってしまうと想像したことがあったのでしょうか?



さて、ツアー終了後、午後からは室内で“GEOセミナー”が行われました。
講演内容は以下のとおりです。

「伊豆半島ジオパークのGEO普及ツールについて」
鈴木雄介氏(伊豆半島ジオパーク事務局)

「伊豆半島は、三宅島の皆さんをお待ちしています。何万年待てば来ますかね?(三宅島がフィリピン海プレートに乗って、伊豆半島に近づいていることを語っていますが、会場が和むナイスな言葉でした!)

歴史、火山、動植物、をおもしろく伝えるのがジオガイド。歴史を学びつつ自然災害についても学び、観光にも防災にも、教育にも役立てる。伊豆半島では認定制度をとっていて、現在73名のジオガイドが認定されている。ジオ検定も行い、昨年は全国で800名が受験した。他に面白い取り組みとして、ジオ生け花、ジオ絵本自費出版、その日定置網で取れた魚で作るジオ丼(地魚)、ジオ菓子、スコリア積んだピザ釜など。

17.000年前の噴火で平らな土地ができ、溶岩の先端に滝ができ、キレイなわき水がワサビを育て、ワサビ農家で子どもが育つ。今年のポスターはわさび農家の子ども。(このポスター、素敵です!)

地面の上にあるものは、全てジオパーク。その土地そのもの,生態だけでなく、歴史文化、すべてがジオパーク。地域の人が専門家の助けをもらいながら、地域の良い所を発見する。ジオパークは認定して認めてもらうのものではなく、ネットワークの仲間入りをすること。

事例は違うけれど、私も同じことを語っていたと思います。
なぜなら私が作ったパワポの前半のまとめは…

ひとつひとつ事例を挙げながら最後にまとめてみたら、このような図になりました。

ジオパークで活動していると、離れた場所で活動しているのに、同じように考えて仕事をしている人に出会って感動することが多いのですが、昨日もそうでした。全国に同じ思いの仲間がいる…いや~、ジオパークは面白いです。

「GEOの楽しさ、伊豆大島でのGEOの取り組み」
私。(西谷) 

いつもこのブログで語っているので、今回の報告は省略します。

「三宅島のGEOの取り組みの紹介」
青谷知己氏(府中高校地学教諭 元・三宅高校) 

噴火後 避難して帰ってきて、ジオを見せる仕組みを作るため2006年から活動開始。火山を生かした観光、噴火遺構の保全を中心に進めて来た。都からの予算で、遊歩道、郷土資料館、ジオ看板(3年間で作成)、ジオセミナー、ジオマップ、ジオツアー、観光ガイドと子ども達の学習の順で実施。小学生がジオスポットを巡ってジオカルタを作ってくれた。その時「火山の恵みを楽しみながら学べるようにと、こころをこめて作りました。」という泣かせる言葉が添えられていた。活動は地道に広げていくのが大事。ジオは特別なことではない。私たちが大地に生かされている。

三宅島の今後について、三宅の年寄りに語り部の会で参画してもらってはどうか?山頂ツアーを有料ガイド付きにし、避難所も側に作る。ジオバスツアーにガイドが乗る。ヘリツアー、ジオ看板巡りのポイントラリー、研究者トークイベント、気象庁からの話しなどを行ってみてはどうか?

…次々に出てくるアイデアを聞いて、三宅島を離れた後も、これほど島を思ってくれる人の存在があることに感動しました。三宅島も沢山の宝物を持っている島だなぁ、と思いました。

「三宅島火山の新展開について」
及川輝樹氏(産業総合研究所 火山地質の専門家)

現場を歩きながら三宅島の地質図を調べている。噴火前は、緑の島。それが噴火で植物が枯れて、崖ができ観察しやすくなった。地図を作る技術、年代測定の進歩もあり、今までの地質図の間違えがわかるようになった。以前は噴火に休止期があったと言われていたが、実は休み無く噴火を続けて来た火山だとわかって来た。

昨日のセミナー報告は以上です。

ところで今日は、ガイドスタッフと専門家の方達による勉強会でした。観察した地層の中には、2500年前に三宅島にカルデラが空いた時の火山灰層が入っていました。

写真の一番下にある、人の背丈もある火山灰の層。
この時の灰は、全島に降り積もっているそうです。

及川氏の「2000年の噴火はマグマが横に移動して、地上に出てこなかったから、不幸中の幸いだったのかもしれませんよ。こんなに大量の火山灰に覆われたら、それこそ何10年も住めませんよね?」という言葉が、とても印象的でした。

火山の島に住むということは、人の力の及ばない大きな存在を受け入れながら暮らすこと…。
そのことを、しみじみ感じました。
 
(カナ)

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ホシムクドリ

2014年03月15日 | 
前回の私の嘆きが天に通じたのか、今朝はホシムクドリとの出会いがありました。
2012年3月24日以来です。毎年見つけられるといいんですけど。

昨日長根浜公園でムクドリの群れを見ていたのでまだいるかと行ってみたら隣の仲の原園地でホシムクドリが1羽合流していたのです。
おぉ、なんてラッキー!







ムクドリの数も増えていたので1羽きりで大島までやって来たのではないのかもしれません。
ムクドリたちに仲良くしてもらっているようで安心しました。



ムクドリにはないこのテカリが魅力ですね。



見出し画像のあとです。


駐車場のハマヒルガオで食べ物を探しています。
クチを開けているのがわかりますか?
このあとすぐに人が来て飛ばれてしまいました。

ホシムクちゃん、ありがとう。
これで私の血中鳥濃度がだいぶ回復しました。


オマケは元町沖を往く『みやこ』
今朝は石廊崎の風車もよく見えました。


                              がんま
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滞在3時間日帰りツアー

2014年03月14日 | ツアー
この2日間、伊豆諸島の海は大荒れ…
大島では昨日の午後と、今日の午前の高速船が欠航でした。

そんな悪天候の中、静岡県から50名近いお客様が来島されました。
伊東から東京までチャーターバスをまわして日帰りをされるとのこと。
みなさん、すごい気合いです!

で、滞在3時間でしたが、旬の椿と火山を見てもらおうと計画をたてました。
まずは三原山に向かう途中にある「椿の森公園」へ。

このツアーの世話役をされていた島内在住のAさんは“椿の森の再生事業”に尽力された方。
バスの中で事業について、語ってもらいました。

間伐し森を明るくした後、“椿のタネ拾い”イベントをやって1kg400円で買い取りをしたこと。
結局合計で500kg拾ったことなどを、苦労話も盛り込みながら語ってくれたので、とても興味深かったです。

バスを降りたところでは、まず準備体操。

みなさん、ウォーキングクラブの仲間なのだそうです。

そしてAさんを先頭に、森を歩きました。

凹凸のある小道を、ちょっぴり早足で…。

地面はまるで椿の花を敷きつめたように赤く染まっていました。

こんな景色の中を歩けるなんて、スペシャルなウォーキングですよね。

天気予報は午後から「強風、強雨」でしたが、日帰りで大島を訪ねてくれた皆さんの気持ちに報いるかのように、降りはじめが遅れていました。

で、本当は歩かない予定だったのですが、皆さんからの希望で少し歩くことになりました。

細かい雨と、だんだん強まりはじめた風の中を、三原山のふもとを目指しました。

“縄もよう溶岩”や特徴的な植物も観察したのですが、残念ながら写真はありません。
マイクや説明資料が水没しないよう、雨合羽で覆いながら歩いていたので、カメラを持つ手が空かなかったのです(笑)。

1枚だけ撮ったのが、この写真です。

「総勢51人で雨の溶岩流を歩く」の図。
皆さん、頑張りました!

このあと山頂口バス停近くにある「歌の茶屋」で昼食をとった後に、思わぬハプニングが…。
お客様が食堂内の階段から足を踏み外し、骨折してしまったのです。

頭も打っていたため大事をとって救急車で病院へ。
幸い大事には至らず、お客様はお友達と1泊して、今日ご自宅に戻られたようです。

それにしても、室内の階段から転落とは…危険は思わぬところに潜んでいるのですね。
これからは溶岩の上を歩く時だけでなく、室内の階段にも気をつけるように案内せねば…。

とまあ、そんなこんなで明日の三宅島での講演資料作りが差し迫り、夕方以降に必死になって作成していたら、参加する予定だった「災害セミナー(京都大学防災研究所の研究者の方々の講演)」の存在を、すっかり忘れてしまいました!

セミナーに参加した方の話しでは「いままでに分からなかった部分の発生の仕組みもほぼ解明され、わかりやすく説明された」素晴らしい内容だったそうです。

うう…聞きたかった…。

しかしセミナーを聞きのがしたおかげ(?)で、明日の三宅島での講演資料作りが、ようやく終わりました。(日中ヘリで三宅島入りしてからも、資料作ってました。)

明日は「三宅島GEOイベント」で、活火山が作った島に生きる皆さんと語ります!

イベントの様子は、明後日のブログで報告します~。

(カナ)


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第一中学校・ジオパーク学習

2014年03月13日 | 火山・ジオパーク
昨日、表題の校外学習が行われ、小川氏(シーサウンド)と私がガイドを担当しました。
3日前の校長先生との現地打ち合わせで、生徒さんたちに「紹介しよう」と決めたものは…

もともとあった火山灰を、27年前の溶岩流が赤く焼いていった部分。

溶岩流や土石流、空から降って積った溶岩などが島の地面を作っていることを伝えたかったのです。

しか~し!
昨日は強風で火山灰が舞い上がり、みんな「寒い~」「目が痛い~」と不快そう…。

火山灰、恐るべし!

災害直後は、流木と土砂で満杯だった“長沢砂防ダム”にも注目。
(写真は、昨年の10月20日撮影)




溜まっていた土砂をどけて、今ではすっかりキレイになりました。

これならダムとしての機能は果たせそうですね。

土砂流の表面で、新しい葉を出したイタドリも観察しました。

さすがイタドリ、逞しいです。

ここで皆に見てほしかったのは、この場所。

左側の大小さまざまな白い石が混ざっている厚い地層は、およそ1700年前、山のてっぺんが吹き飛んで大きな穴(カルデラ)が開いた時の噴火の、土石流が積ったもののようです。(火山専門家の間では“S2”と呼ばれています)

これからもこんな大きなことが、起きる可能性もある大島。
このことを、生徒さん達にどう伝えればいいのか…事前にかなり、悩みました。

そして、果たして本当に避難ができるのか?

その答えを専門家に聞いて、全員への配布資料にまとめました。

私たちはある程度のリスクを覚悟しつつ「学んで逃げる」しかなさそうです。
しかし…ズッシリ重い学習テーマでした…。

最後に、大きく崩れた壁面を双眼鏡で観察。

みんな楽しそうに、交代で双眼鏡をのぞいていました。

赤い壁が、良く見えたかな??


さて、後半は長根岬で、クイズです。
6班に分かれて、相談して答えを出してもらいました。

ここも強風でしたが、火山灰が舞い上がっていないだけ楽でした。

質問1「もう1本の、海に突き出た溶岩はどこ?」(70年ほど前の米軍航空写真を見ながら)
これ、ほとんどのグループが「桟橋じゃない?」と当てていました。

質問2 目の前の伊豆半島の500万年前の姿はどれ?
4択で…○今と同じ ○南の島の火山島 ○地下にあって地震で出て来た ○同じ場所でひとつの大きな山だったのが崩れた。

これはスマホアプリをゴシゴシすると回答が出てくる…というように準備したのですが、私の方のiPadの調子が悪く、30人でひとつの小さな画面を見ることに…(汗)

質問3 火山を100歳まで生きる人に例えたら、富士山は何歳?大島は何歳?
この答えは、グループごとに様々でしたが、全員が「富士山の方が年上」と思っているのがわかって、面白かったです。

このあと双眼鏡で伊豆半島の溶岩流跡を観察しようと思っていたのですが、残念ながら全く見えませんでした。こんど天気の良い日にしっかり写真を撮っておかなければ…。

ところで、昨日は気象庁から「はれるん」が駆けつけてくれました。
「はれるん」大モテです!

「はれるん」は今日離島するとのことだったので、会えて良かったです。
気象庁の皆さん、忙しい中ありがとうございました。

(今回の私が写っている写真も気象庁の加治屋さんにいただきました。)


(カナ)










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オオシマザクラにメジロ

2014年03月12日 | 
この冬はイスカに出会えた幸運はありましたがやっぱり全体的に鳥が少なく(まだ言ってる!)ワタクシの血中鳥濃度が大幅に低下していてちょっと危険な状態になりつつあります。
ここらでヒレンジャクとかキレンジャクとかノハラツグミとかマミチャジナイとかベニヒワとかヤツガシラとか、トラツグミやウソ、アトリ、マヒワ、シメでもいいからなんか来てくれーーーーっ!!ってな感じです。


今日は大島公園の早咲きオオシマザクラとメジロを撮ろう!と昨日から決めていたので行って来ました。





ここのオオシマザクラはそろそろ終わりですが10羽くらいのメジロで賑わっていました。
目の高さくらいのところで観察できるのがいいです。



いかにも小鳥!というポーズをとってくれました。
なんちゅー可愛さ(萌)


陽に透ける花びらの間を妖精のようなメジロが飛び交います。
鳴き声もまたいいんです。







ときどきヒヨドリが意地悪しに来てましたけどメジロたちはめげずに蜜を吸っていました。



この写真の枯れ木のようなのもオオシマザクラです。
まだまだこれからが本番です。


ここ、何回も通っているのに今日気付きました。

まるで活けてあるような花!


八重のヤマブキでした。
早いなー。

                            がんま
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