グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

地球と言う星

2019年10月21日 | その他
先日行われた「46億年地球の道」

富良野自然塾から講師さんが来てくれました。私達と同じガイドの方です


この中の
地球を知ろう。太陽系の中の地球。そして地球という天体は生まれてから46億年たっている。その過程を野外で歩いて説明してくれる

地球の歴史と生物の進化の歴史

現代の地球(大陸が今)を1メートルのボールで表して比較(これジオでほしいね~)

地球創世記


途中省略


『昨日の夜ここに恐竜が出ました。証拠は足跡が残っています!』

足跡が

前もって足跡を仕込んで有った。雨で無くて良かったし、強風の時は?と課題は有るが私も考えてみよう!

さあさあ現代に近づいてきました

大島が出来たのは1ミリ以内 それを知れば大島の大地はフレッシュ

大島を含め
地球は私達の子孫に受け継いでもらうための物良い状態で引き継いでもらいたいですが段々地球が悲鳴を上げているように思えるのは私だけでしょうか?(しま)
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台風19号、7日後の裏砂漠ツアー

2019年10月20日 | ツアー
昨日、大島に5泊で滞在されていたお客様の、5日目のツアーに行ってきました。

初日に三原山に登ったものの、以後ずっと天気が悪く、予定していたダイビングも2日のうち1日しかできなかったお客様…最終日の昨日も「1日雨」の予報でしたが「室内で過ごすのもつまらないし、雨でも裏砂漠に行きましょう!」ということで、歩き始めました。

夜中にたくさん雨が降ったので、歩き始めの森は広範囲に水が溜まっていました。


道の両側は、長靴でも歩けなさそうな深さの水が沼のようになっていました。


ホシホウジャク(蛾)が1匹、忙しそうに飛び回っていました。


時々出会うヒメアカタテハも、まだ元気に飛んでいました。

懐かしい友人たちに会えたような気がして、ちょっと嬉しかったです😀

初めての出会いもありました。

裏砂漠の地面を歩いていた、かなり保護色なこの虫。

肉眼ではわかるのだけれど、写真撮ろうとするとどこにいるか見失う…ということを2回ほど繰り返しました(笑)

シマサシガメという足が縞模様のカメムシで、樹液を吸うのではなく肉食!

裏砂漠で見るのは初めてです。(草がなぎ倒されたことで、見つけやすくなったのかも??)

植物では、ハチジョウアキノキリンソウの、開花を確認しました!(今年初)

前はもっと立派な株が複数あった気がするのですが、昨日見かけたのは、草陰にひっそり咲いていたこの一株だけでした。

可愛いピンク色になるマユミの実は、変身の途中?

赤味が増してきました!

たわわに実ったヒサカキの実も、熟し始めていました!


と、まあ、このように、雨に降られることもなく、秋ならではの風景をあれこれ観察しながら歩きました😀

裏砂漠では、三原山側は白い雲に覆われているけれど…


海側は青空!

…という、2つの空を楽しめました😀

ところで、一番気になっていたのが、ハチジョウイタドリたちの再生の状態でした。

「台風15号でボロボロの茎だけになった状態から、裏砂漠を赤い若葉で飾るぐらいまでに再生。その後再び台風19号で、ダメージを受けたイタドリはどうなったのだろう?ダメージが重なりすぎて力を使い果たし、再生できなくなっているのでは?」と、心配だったのです。

裏砂漠のイタドリのたちは、こんな状態でした。

台風の翌日に来た時と変わらないような…

でも、ボロボロになった茎を、良〜く観察したら…

小さな赤い葉が伸びていました!

9月の台風15号後に赤い芽が地面から伸びているのに気づいたのは、7日目のこと。

(今年の9月16日の写真です)

昨日も、ちょうど7日目でした。


無事に再生を始めたようです!

イタドリは一体何回分ぐらいの“若葉を伸ばして再生する力”を蓄えているのでしょう?
本当に、すごいです!(尊敬)

イタドリを見ていたら、人間も何度でも立ち直る力があることを、信じられる気がしました。

いつも無言のまま、たくさんの物語を伝えてくれる生き物たちと…


火山(地球)に感謝!

そして、一緒に発見しながら歩いてくださった、お客様に感謝です!😀

(かな)




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マヒワ

2019年10月19日 | 
本ブログ3年振りの登場です。
15日に今季初確認をし、撮影できたのは昨日です。

大抵鳴きながら飛んでいるのですぐにわかります。


スギの梢にとまりましたが、遠い!

と思っていたら1羽がすぐ近くに来てくれました。

「やったー!」と思ったのもつかの間、すぐに仲間の元に飛び去りました。
もっとたくさんかわいい姿を見せてくれるように長い間留まってくれると嬉しいです。

がんま
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台風一過の朝に

2019年10月18日 | 海の生物
各地に大きな爪痕を残した台風19号。
亡くなられたた方のご冥福をお祈りします。
そして被害遭われた方の平穏な日常が一刻も早く戻りますように!
大島は幸いなことに今回は特段の被害はありませんでした。
そして台風一過の朝焼け↓


弘法浜の様子を見に行きましたが、ゴミも打ち上がっておらず、きれいでした。


不思議な地形ができていました。
風で砂が飛ばされて、下の少し粘土質な火山灰が雨で粘り気が出て、風に吹かれてこんな形になった…と思いますが分かりません。


奥の地引浜の方だけスゴイ霧?がかかってたのも意味がわからない〜
けど幻想的できれいでした。


カツオノエボシはたくさん打ち上がってました。
危険ですが、やっぱり美しいです。


ギンカクラゲも同じかそれ以上、たくさん打ち上がってました。


右が表で左が裏。


なぜかツヤアオカメムシも3匹ほど打ち上がってました。


カサゴも!鳥の足跡がいっぱいあります。
食べるにはちょっと固かったかな?


これはなんでしょう?!何かの芋の根っこにも見えるのですが。
食べてみたかったけど、ちょっとビビってやめました^^;


カイメンもいっぱい落ちてました。松の葉の花束みたいになってるのも。
そうだスポンジとして使ってみよう!


こんな大きい貝殻も落ちてました!


大きな被害なかったとは言え、色々な生き物たちにとってはハードな1日だったようですが、
海からのあがりもの、楽しませてもらいました。(あい)
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御蔵島のガイド講習

2019年10月17日 | その他
御蔵島のガイド講習でお話をするために、昨日のヘリで飛んできました。

雲が多いし、海もかなり荒れていました。

雲の間に間に、時々姿を表す伊豆諸島の島々。

(写真は利島)

しばらく飛んだら現れた三宅島!

活火山〜という感じの形にドキドキしました(笑)

三宅を飛び立ったら、すぐ目の前に御蔵島が見えました。


初上陸の御蔵島は、数1000年(4000年?)噴火していないので、周囲を波に削られ断崖絶壁に取り巻かれた島です。

この角度すごい…。
しかも緑に覆われているのもすごいです。

島に来て、再度確認した御蔵島の特徴は…
1・イルカが居ついていて、研究されている。
2・オオミズナギドリが繁殖している
3・シマヘビがたくさんいる
4・良質のツゲが取れる
5・水が豊富で湧き水があるし、ミネラルウォーターも売っている!

ってことで、宿から数分で湧き水を汲みに行きました。


今日は午前中はフリーで近く散策し、午後は三宅島、八丈島、伊豆大島のガイドが、それぞれの島の特徴や、ツアー、その他諸々を語りました。

内容の報告はまた後日。

(かな)






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クロガモ

2019年10月16日 | 
9日に稚内に行ったときの続きです。
クロガモは本ブログ初登場ですが私は20年近く前の冬に波浮港でオスが1羽でいるのを見ています。

シロカモメがいた漁港に、シロカモメを撮影したあと飛んできました。
オスは真っ黒な体に黄色いクチバシがなんともオシャレ。


右から2番目の色の薄い個体はメスです。
オス4羽、メス1羽の5羽の群れでした。


みんなで羽繕い。
2羽の、上げている足が萌えポイントです。


この日の稚内地方は暴風警報が出るくらいの強風で、漁港内もかなりの波が立っていました。
でもそんなのお構いなしにプカプカくつろぐ姿に「さすが海ガモ!」と感心した次第です。

がんま
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秋の、のんびりツアー!

2019年10月15日 | ツアー
今日はひとり旅女性と、三原山に登ってきました。
大島に6泊される予定のうちの1日目です。

雲がかなりのスピードで、左から右に流れていました(北東の風)


歩き始めにパラパラと細かい雨が降り、途中も何度か雲に取り巻かれましたが…


お客様の三原神社へのお参りに山が応えてくれたのか、火口もしっかり見えました😀


ホシホウジャクが何度か、アザミの蜜を吸いに目の前に現れました。

ものすごいスピードで羽ばたき、ホバリングしたままストローのような口を使って花の蜜を吸える、素晴らしい身体能力を持った蛾です❤️
大好きな蛾なので、何度か会えて嬉しかったです😀

台風で倒れたニオイウツギが、幹から鮮やかな若葉を伸ばしていました!

無事だったニオイウツギは、葉が枯れて落葉の準備に入っているのに、この木だけ「春になった〜!」って感じの色使いでした。

そして、あちらこちらにセンブリの花が咲き始めました!

秋を代表する小さな可愛い花です。

毎年どんどん分布を広げ、三原山のあちらこちらで見られるようになりました。


こんなにたくさん花が集まっている株もありました!

全部咲いたら見事でしょうね😀

初めて出会った赤いキノコ(?)

冬虫夏草かと思って下を調べたけれど、小石の真下には何も見つかりませんでした。
(もっと深いところから出てきているのかも?いったいどなたでしょう?)

ツアー最後には、ツマグロヒョウモン(オス)が現れました!


お客様は「初めて見た」「綺麗」と嬉しそうでした😀

「生き物が大好き」というお客様とのんびり歩いた秋らしいツアーでした。
楽しい時間をありがとうございました!

(かな)
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海ガメ

2019年10月14日 | 海の生物
海ガメの今年5回目の『巣穴調べ』が行われたそうです。私は『ウミガメ卵の発掘』と呼んでいます(笑)
いつもその様子を公開しているのですが、波・潮他の事情で安全の為公開はしなかったそうです。今年の海ガメはこれでおしまいだそうです。で、私は1回も参加できませんでした(涙涙涙)

島では砂浜が少ないのであまり産卵には適さないのですが、その少ない個体を少しでも守ろうとする人たちが初夏から海岸を廻って親亀の産卵箇所を捜し、もし産卵していたら動物・人間・波・気温に害されないように保護し見守っている。そんな地味で手間のかかる作業を行っている人が居ることを覚えていてほしいと思います

5か所目は8月23日にアオウミガメが産卵
9月の台風15号に良く持ちこたえたものだと思います。この時この浜は海から山方向に風が強く吹き島の1周道路はここの砂に埋まった所が有ったので海からの潮も相当影響したことでしょう(とても心配したそうです)

10月10日から子亀が脱出を始め、11日12日は台風の為確認できないそうで13日発掘
砂の中から15匹が生きて顔を出し海に泳ぎ出たそうです
巣穴しらべで分かった大事なことは、「75匹の子亀が、自力で脱出」して海へ泳ぎ出たということです

今回は発掘に不参加でしたので写真は有りません。代わりに私の折り紙で!(またまた)


出てきたばかりのほぼ実物大(多分)


今年の発掘模様は愛ちゃんがUPしていたと思いますし、過去にもこのブログにありますので検索してみてくださいね(しま)


 

 
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台風19号後の裏砂漠

2019年10月13日 | 今日の大島
日本各地に大きな災害(河川の氾濫や土砂崩れ)を、もたらした台風19号。
被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。

私も数日間の停電や断水を覚悟して店に避難しましたが、幸いなことに台風15号の時ほどの被害はなく、無事、朝を迎えることができました。

山へ行く車道の通行止めもなかったので、裏砂漠まで歩いて様子を見てきました。
(今日の裏砂漠の風景を、1週間前〜前日までの写真とくらべてみます)

台風15号の後、少しずつススキやイタドリの若葉が成長し、黒い大地に緑や赤が点在し始めていた裏砂漠は…


また“荒涼とした砂漠”に戻っていました。


ハチジョウイタドリの赤い小山は…


かなり葉が少なくなり、荒れた感じに…


台風15号後は葉も茎も残っていない状態だったので、それよりはマシですが。


そして、鮮やかな緑が眩しかったアシタバは…


ボロボロになっていました!


かなり砂をかぶっています。


横倒しになったアシタバの花に…


たくさんの蟻が集まっていたので驚きました!

きっと荒れ果てた裏砂漠の中にあっては、貴重な食料なのでしょう。

以前お客様が見つけ「成長を観察しますね」と、約束した芽生え。

「きっと全て無くなってしまっただろう」と思ったら…

なんと、かろうじて葉が1枚残っていました!(ボロボロですが)

小さくても体を支える根をしっかり張っていることがわかって感動しました。

風速30mを超えたであろう暴風になんとか耐えて残った裏砂漠の植物たち。
台風通過直後の今日はダメージが大きいですが、きっとこれからまた、逞しく再生する姿を見せてくれるに違いありません。

行き帰りの森には、大きな水溜りができて、青空が映っていました。

水面を見ているとは思えないぐらい、クリアで美しい青空でした。(これ水面を写してます)

私たちが生きていく上でなくてはならない水。
そして、時には私たちの命を脅かす水…

静かな水面を眺めながらあらためて、大いなる地球の営みの中で“生かされている”自分の存在を感じました。

(かな)
コメント (2)
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シロカモメ

2019年10月12日 | 
※台風19号で停電が予測されるため前日に予約投稿しています。
どうか被害があまり出ませんように!

9日に稚内に行き、そこで撮影しました。
シロカモメの成鳥に出会えるなんて思っていなかったのでとても嬉しかったです(2012年には大島にも来てくれました)

小雨降る漁港で堤防を歩いていました。


目付きが鋭い・・・大島で冬に時々見られるかわいい幼鳥とは雲泥の差です。

お。飛ぶ。

特徴である風切り羽の白さが目立ちます。

飛んだ先にはもう1羽いました。



しかしどんどん遠くへ・・・(涙)






もっと近くで堪能したかったのに。
今度は大島で会えることを願います。

がんま
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