愛知県の紅葉の名所と言えば、やはり豊田市足助町の香嵐渓が最も有名だろう。矢作川の支流である巴川に沿って飯盛山の南西側斜面に約4000本のモミジが植えられており、この時期になると毎年、大勢の人が紅葉狩りに訪れる。
休日には、道路は大渋滞するし、駐車場に入る列に並ばなければならないので、ここ数年は香嵐渓に行くのを敬遠していたのだが、今年は町内を通る国道153号の迂回路が完成したし、香嵐渓のシンボルである待月橋も架け替えられたことから、先週初め、久し振りに訪れてみた。あいにくの薄曇りで、時季もやや早かったのか、目の覚めるような鮮やかな紅葉とは言えなかったが、それでもまずまず色付いた紅葉を堪能できた。急な冷え込みで、ここ数日の間にモミジの葉の色がさらに増しただろう。