閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

コムラサキ (2)

2011-07-25 | 昆虫
昨日載せたコムラサキを見に再び河川敷に行ってみたら、1頭がマルバヤナギと思われる別の柳の木の周りを飛んでいた。葉に留まって小休止した後、葉陰に入ったのを見失っていたら、その隙にアブに背後から急襲されてしまったようで、見付けた時には既にアブの餌食になり全く動かない状態だった。可哀想だが、食う側と食われる側の関係にある動物の宿命であり、自然界の仕組みがそうなっているのだから仕方がない。










蝶を襲ったアブはシオヤアブ(塩屋虻)のように見える。飛んでいる虫を空中で捕獲するほど俊敏な能力を持っているそうで、小さなアブといえども、時には自分よりも遙かに大きなスズメバチをも襲うことがあるほど獰猛な昆虫だというから、ゆらゆらとゆっくり舞って、葉に止まった時には比較的長い間一カ所に留まる蝶は、アブにしてみれば労せずして捕獲できる格好の獲物なのだろう。





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