去年も11月中旬に訪れた岐阜県多治見市の永保寺に紅葉を見に行った。紅葉はやや盛りを過ぎていただけでなく、国の特別名勝に指定されている庭園のシンボルの「無際橋」が工事中で、池の水も抜かれており、残念ながらまるで“絵”にならない風景になっていた。2003年に火災で焼失した本堂も、3年後の完成を目指して工事中であった。
去年も11月中旬に訪れた岐阜県多治見市の永保寺に紅葉を見に行った。紅葉はやや盛りを過ぎていただけでなく、国の特別名勝に指定されている庭園のシンボルの「無際橋」が工事中で、池の水も抜かれており、残念ながらまるで“絵”にならない風景になっていた。2003年に火災で焼失した本堂も、3年後の完成を目指して工事中であった。
香嵐渓からの帰りに、豊田市の王滝渓谷に立ち寄った。巴川の小さな支流の仁王川にある渓谷で、巨岩の多い渓流とモミジで有名だそうだが、最近では、香嵐渓の陰に隠れてしまったのか、紅葉シーズンでも訪れる人は少ないようだ。川の両側は日陰になるところが多く、モミジの色付きはあまり良くないようだ。渓流に沿った急峻な散策路を上流にある王滝湖まで歩くと結構きつくていい運動にはなる。
愛知県の紅葉の名所と言えば、やはり豊田市足助町の香嵐渓が最も有名だろう。矢作川の支流である巴川に沿って飯盛山の南西側斜面に約4000本のモミジが植えられており、この時期になると毎年、大勢の人が紅葉狩りに訪れる。
休日には、道路は大渋滞するし、駐車場に入る列に並ばなければならないので、ここ数年は香嵐渓に行くのを敬遠していたのだが、今年は町内を通る国道153号の迂回路が完成したし、香嵐渓のシンボルである待月橋も架け替えられたことから、先週初め、久し振りに訪れてみた。あいにくの薄曇りで、時季もやや早かったのか、目の覚めるような鮮やかな紅葉とは言えなかったが、それでもまずまず色付いた紅葉を堪能できた。急な冷え込みで、ここ数日の間にモミジの葉の色がさらに増しただろう。