閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

アカバナ

2009-09-18 | 草花
アカバナ(赤花)だと思う。花が赤い色をしているからアカバナかと思っていたら、草なのに秋に葉が赤く紅葉するのでアカバナとなったらしい。花の直径は僅か数ミリくらいしかないのに、大きな花が咲くツキミソウとかマツヨイグサの親戚だそうだ。





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シロバナイナモリソウ

2009-09-17 | 草花
シロバナイナモリソウ(白花稲森草)だろうと思う。夏の花だそうだが、面の木峠の木地師屋敷跡の群生地にはまだ残り花がいくつか咲いていた。花の大きさは数ミリくらいしかない目立たない野草だ。関東地方から近畿地方にかけての太平洋側にのみ自生しているという。よく似た薄い赤紫色の花が咲くというイナモリソウとは近縁の別種だそうだ。








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ゲンノショウコ

2009-09-16 | 草花
このブログにはたびたび載せた薬用植物のゲンノショウコ(現の証拠)だ。面の木峠では、花の様子が少し違うように見えるものもあったが、たぶんいずれもゲンノショウコでいいと思う。ゲンノショウコと花がよく似たフウロソウ属の仲間がいくつかあるようなので、もしかしたら、ゲンノショウコではないフウロソウ(風露草)の仲間が混じっているかもしれない。











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ツリフネソウ

2009-09-15 | 草花
去年は岐阜県のひるがの高原で咲いていたツリフネソウを9月1日に載せたが、これは面の木峠で咲いていたツリフネソウ(吊船草・釣船草)だ。日本各地の湿り気の多い山林に自生するそうだが、名前のとおり、「なるほど!」と思えるような面白い形をした花を咲かせる。末端の「距」と呼ばれる丸まった部分に蜜があって、集まってきた虫を中の方に誘っているらしい。黄色や白色の花もあるようだ。











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イヌショウマ

2009-09-14 | 草花
アケボノソウの近くでイヌショウマ(犬升麻)がちょうど見頃になっていた。よく似たサラシナショウマ(晒菜升麻)の仲間だそうだが、長く伸びた花穂に並んでいる数ミリくらいの無数の白い雄蕊が特徴的だ。関東地方から近畿地方にかけての山林に自生するという。







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アケボノソウ

2009-09-14 | 草花
今月初めに設楽町の面の木峠・木地師屋敷跡の湿地で咲いていたアケボノソウ(曙草)だ。シラヒゲソウが咲きだしたので、同じ仲間のウメバチソウも咲いているのではないかと面の木峠の湿地に行ったのだが、ウメバチソウはまだ蕾で一輪も咲いておらず、代わりにアケボノソウが少し咲き始まっていた。あれから10日ほど経ったので、たぶん今はもう見頃になっているだろう。去年も9月16日に載せた時に書いたように、名前の由来になっている黒い小さな斑点と黄緑色の蜜腺の模様が面白い花だ。





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秋の訪れ

2009-09-13 | 自然景観
まだ9月半ばなのに、東海地方でも奥三河や東濃まで行くと、少しづつ秋が深まってきているのを感じる。僅かながらも、既に木々の葉が赤や黄色に染まってきていた。あと1ヶ月半もすれば山は紅葉の季節を迎えるのだろう。

















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シコクママコナ

2009-09-12 | 草花
ママコナの仲間にはいくつか似たようなのがあるので見分けが付きにくいが、「明智の森」で咲いているのは、たぶんシコクママコナ(四国飯子菜)でいいと思う。東海地方以西で見られる山野草だそうで、名前に“シコク”と付いていても四国だけに自生している訳ではないようだ。











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サワギキョウ

2009-09-11 | 草花
野山の湿地に生えているサワギキョウ(沢桔梗)だ。名前のとおりキキョウ科だそうだが、キキョウの花とは全く似ておらず、むしろ先月8日に載せた水田雑草のミゾカクシの花と似ている。色や大きさは違っても、熊手のようになった5枚の花弁の様子はそっくりだ。濃い青紫色の花の形が特徴的で、飛んでいる鳥のようにも見える。毒草だそうで、トリカブトと共に推理小説に名前が出てくるようだ。











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ヤブミョウガ

2009-09-10 | 草花
8月中旬に豊田市で撮ったヤブミョウガ(薮茗荷)だが、名前に“ヤブ”と付いているので、ヤブランのついでに、“薮仲間”ということで載せておくことにする。白い小さな花の形が面白い。





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ヤブラン

2009-09-10 | 草花
初夏から秋の終わりくらいまで咲いているのではないかと思うほど花期の長いヤブラン(薮蘭)だ。東海地方では、あちこちの林床で見られるありふれた常緑の多年草だが、関東地方以西にしか自生していないらしい。葉はシュンランに似て、名前にはランと付いているが、ランの仲間ではなくユリ科だそうだ。花は目立つほど綺麗ではないが、無数の赤紫色の小さな花が穂状に付いており、大きなクマバチにもお気に入りの花のようだ。








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ツルリンドウ

2009-09-09 | 草花
「明智の森」で咲いていた他の山野草も載せておこう。数十センチほどの細い蔓の所々に、長さ3cmくらいの薄い赤紫色の花を付けているツルリンドウ(蔓竜胆)だ。暫くして花が終わると赤い実が生る。もしかしたら、実ができる前に下草刈りが行われるためかもしれないが、年々数が減ってきているような気がする。











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シラヒゲソウ

2009-09-08 | 草花
恵那市の「明智の森」の湿地で咲いていたシラヒゲソウ(白髭草)だ。去年も9月15日に載せたが、何度見ても実に美しく素晴らしい姿をしている花だと思う。名前の由来になっている5枚の花弁の縁の髭状の細い切れ込みと、3本が一つになって5組が環状に並んでいる黄色の蜜腺が印象的だ。花弁の基部に隙間があって、飛べない蟻でも容易に花に集まって来やすいようになっているのではないかと思えるような花の構造も面白い。











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ヒガンバナ

2009-09-07 | 草花
恵那市明智町の国道363号沿いでヒガンバナ(彼岸花)が咲き出していた。去年もちょうど1年前の9月6日に載せたものと同じ場所だ。まだ少しだけではあるが、他では咲いているのを見掛けないから、ここのヒガンバナは開花が早いのだろう。








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マメナシ

2009-09-06 | 樹木・花木
マメナシ(豆梨)は、東海地方固有の湿地性の落葉樹で、環境省の絶滅危惧IA類にリストアップされている希少植物だ。愛知県森林公園に植えられている木にはもう撓わに実が生っていた。マメナシの花は、去年の4月9日13日に載せたように、品種改良された果物の梨とそっくりの白い綺麗な花だ。実も色などの外観は梨とよく似ているが、大きさは1cmもないほど小さい。マメナシにはイヌナシという別名もあるが、“イヌ”とは全く役に立たないという意味で付けられるそうだ。マメナシの実を味見したことはないが、渋くて食べられたものではないらしい。





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