閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

サクラバハンノキ

2009-09-06 | 樹木・花木
愛知県森林公園のサクラバハンノキ(桜葉榛の木)だが、ちょうど実が生っていた。長く垂れ下がって咲く花の形からは想像できないような形をしている実だ。本州各地に自生している湿地性の落葉樹だが、数が少ないので、県によっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定しているところが多いらしい。愛知県では自生数が比較的多いために絶滅危惧種にはなっていないようだ。





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シラタマホシクサ

2009-09-05 | 草花
シラタマホシクサ(白玉星草)は、去年は9月2日13日に載せたが、今年も愛知県森林公園の湿地で咲き始まった。蕾がようやく膨らんできた程度のものが多かったので、開花した花はまだ小さい。あと1週間か10日もすれば見頃になるだろう。東海地方固有の植物で、環境省の絶滅危惧種II類に指定されている希少な植物の一つだ。








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タヌキマメ

2009-09-04 | 草花
キツネノカミソリやキツネノボタン、キツネノマゴなど、名前にキツネと付く草花を載せたので、“狐”ときたらやはり“狸”も載せておかなければ不公平だろう。去年もちょうど今頃、このブログの9月3日に載せたタヌキマメ(狸豆)が、今年も先月末頃から愛知県森林公園の植物園で咲き始まっていた。名前の由来は、長い褐色の毛の様子が狸の尻っ尾のようで、丸い花の形が顔を連想させることからきているようだ。午後にならないと咲かないという青い花は、なかなか面白い形をしていて愛嬌があるように見える。インド原産のマメ科の帰化植物ということだが、どこにでも生えている訳ではないようだ。それにしても、名前にタヌキとかネコと付くものよりも、キツネやイヌと付く植物の方が多いように思う。








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キツネノマゴ

2009-09-03 | 草花
キツネノボタンのついでに、キツネノマゴを載せておこう。名前に“狐”と付いていても、キツネノボタンとは種類の違う道端の小さな雑草だ。名前の由来はよく判らないようで、ネット上には、漢字で「狐の孫」と書くという説もあれば、そうではないという説もあって定かではない。沖縄や台湾には、葉が小さく花が平べったい「キツネノヒマゴ(狐の曾孫)」というのがあるそうだから、これはやはり「狐の孫」でいいのかもしれない。誰が名付けたのか、面白いネーミングをしたものだ。草丈は20cmくらいもあるのに、紫色の小さな花は僅か3~5mmくらいしかないので、たくさん群生していないと見落としてしまう。







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キツネノボタン

2009-09-02 | 草花
キツネノボタン(狐の牡丹)だと思うが、もしかしたらよく似た姿をしているケキツネノボタン(毛狐の牡丹)かもしれない。光沢のある黄色い花は、普通は春から夏にかけて咲くようだが、涼しい日陰に生えていたせいか、8月の終わりになってもいくつか咲いていた。湿り気のあるところで見られる草丈40cmほどの雑草で、葉の形が牡丹に似ていることが名前の由来らしい。1cmほどの実の形が金平糖に似ているということから、コンペイトウグサという別名もあるという。キンポウゲの仲間で有毒植物だそうだ。








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オトコエシ

2009-09-01 | 草花
オミナエシ(女郎花)といえば、それに対比するオトコエシ(男郎花)というのもあって、去年の8月29日にも載せた花だ。先週末に東濃の恵那市まで行った時に、たまたま山道の脇で咲いていたのを見付けたが、近くに適当な駐車場所がなく、急いで撮った1枚だ。お盆の時期に豊田市の松平郷で撮ったオミナエシと一緒に載せておくことにする。オトコエシは、オミナエシと同じ仲間ではあるが、オミナエシほど名前が知られていない地味な花だ。


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オミナエシ

2009-09-01 | 草花
オミナエシ(女郎花)も秋の七草の一つで、去年は8月6日に載せたように、まだ暑い日が続いている頃から盛んに咲いているが、やはり秋を感じさせる花の一つだ。野山のあちこちでよく見掛けるありふれた花だと思っていたが、自生している数は次第に減ってきているらしい。

あっという間に8月が終わり今日から9月に入った。今思えば、今年はそんなに暑くもなく凌ぎやすい短い夏だったように思う。オミナエシやハギの花が終われば、次はヒガンバナやコスモス。その後は次第に紅葉の季節になってくる。1年が実に早く感じられる。











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