閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

冬ボタン 「日暮」

2010-01-19 | 樹木・花木
赤花の冬ボタンがいくつか残っているので、話題をまた徳川園の冬ボタンに戻そう。ピンク色や白花のボタンもいいが、真っ赤な大輪のボタンは華やかで、いかにも“ボタンの女王”という感じがする。赤花のボタンにもいろんな品種があって、それぞれに微妙な色の違いがあるようだ。これは「日暮」という名前が付いていたが、夕方の太陽の輝きがイメージされているのだろう。


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カラスの行水

2010-01-18 | 野鳥
ユリカモメが来ている河原には、同じ渡り鳥のオナガガモやヒドリガモ、コガモ、留鳥のカルガモ、コサギやアオサギなどの鷺の仲間、それに橋桁の裏側を塒にしているハトやスズメもいるし、カラスなども群れで集まってきて賑やかだ。ここに来るカラスは、まさに“鴉の行水”の如く、頻繁に水浴びをしている姿をよく見掛ける。河原に遊びに来ている子供が、菓子などの食べ物を持っていれば、どの鳥も目ざとく見付けて押し寄せてくるから大変だ。ハトやスズメだけでなく、ユリカモメや水浴びに忙しいカラスまでも一斉に周囲に集まってくる。







カラスが水浴びをしようと思っていたところに、ユリカモメが急に割り込んできたようで、このカラスは迷惑そうに岸辺を行ったり来たりして、「早く退けよ!」と言っているように見えた。川は広いのに、水浴びの“お気に入りの場所”はいずれも好みが同じなのだろうか。ユリカモメも水鳥のくせに水浴びが好きだから、餌だけでなく、水浴び場所でもカラスと競合するようだ。




カラスとは関係ないが、このスズメは普通のスズメよりも羽の茶色がかなり薄いように見えたので、近くに留まったついでに撮っておいた。濃い茶色が混じった普通のスズメと一緒に並んだツーショットが撮れなかったので、上手く比較はできないが、他の普通のスズメの群れと一緒に行動していたし、姿や形は間違いなくスズメに見える。去年の1月25日に載せたスズメと比べても、普通の濃い茶色とは明らかに違うのは確かだ。これよりもさらに色が薄くてもっと白っぽいスズメも、この河原で以前に何度か見掛けたことがある。ベージュ色に近い薄茶色の羽装をした種類のスズメは聞いたことがないので、突然変異なのか、または何らかの異常なのだろう。


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ユリカモメ

2010-01-17 | 野鳥
まだ赤花系のボタンが残っているが、昨日までずっと冬ボタンの花が続いたので、ちょっと小休止して、いつもの散歩コースの河原で見掛けたユリカモメを載せておこう。

このブログを始める前までは、近くの川に冬にユリカモメが来ていたとは気付かず、初めて見た時には珍しく思ったのだが、毎年見掛けるようになると、もう珍しい野鳥でもなくなってしまった。この冬も、いつもの場所に50羽くらい来ているようだ。餌を採っている様子もなく、午前中はずっと日向ぼっこをしたり、羽繕ろいをして寛いでいるように見えるが、午後になると一斉に何処かに移動して、全くいなくなる。ユリカモメは冬鳥で、日本には寒い時期になると海岸や湖、河川、内陸の池や沼などにも渡ってくるそうだから、海からかなり離れたこのあたりの川に来ていても不思議ではないのかもしれない。










ユリカモメの羽の色は白と黒、それに中間色のグレーだけかと思っていたら、背中の後部に見えているように、茶色の羽が混じっているとは知らなかった。餌は生きた小魚ではなく、どうも雑食性のようで、いろんな物を食べているらしい。




ユリカモメは水辺にいる鳥だから、わざわざ水浴びなどする必要はないだろうと思っていたが、頻繁に水浴びをするようだ。その様子は、顔に似合わずけっこう勢いよくて荒っぽいように見える。




ユリカモメとカラスは餌の奪い合いがあるせいか、時々お互いに牽制し合っているが、餌で競合しないコサギとは仲が良く、近くにいても争いはないようだ。尤も、体格は少し違っても、コサギは羽の色が白いので、お互いに仲間同士に見えるのかもしれない。


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冬ボタン 「五大州」

2010-01-16 | 樹木・花木
品種名の意味がよく判らないが、「五大州」という名前が付いていた。花がやや丸まっており、花弁の先の切れ込みが多いので、他の白花のボタンと何となく違った姿に見える。








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冬ボタン 「天衣」

2010-01-16 | 樹木・花木
「天衣」という品種だそうで、天女の白い衣を連想するような名前だ。この花は一輪だけしか咲いていなかったので、まだ蕾の状態なのか、ほぼ開花した状態なのかはよく分からない。花の色も、僅かにピンク色がかっているようにも見え、他の白花のボタンとはやや違った白色のようだ。


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冬ボタン 「連鶴」

2010-01-15 | 樹木・花木
綺麗な白花の冬ボタンで「連鶴」という名前が付いていた。やや角張ったような形の白い花弁から、羽を広げた“鶴”を連想しているのかもしれない。











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冬ボタン 「娘花桜」

2010-01-14 | 樹木・花木
「娘花桜」という品種だそうだが、ボキャブラリーが乏しいので、この独特のピンク色を言葉で上手く表現できない。むしろ、ピンク色のボタンはどれも同じようにしか見えず、花の形や咲き方も同じで、違いがよく判らない。








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冬ボタン 「島の藤」

2010-01-14 | 樹木・花木
「島の藤」という品種だそうだが、名前のように、花はやや薄紫がかったピンク色をしている。藤の花の色をイメージして名付けられたのだろう。


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冬ボタン 「八千代椿」

2010-01-13 | 樹木・花木
「八千代椿」という品種だそうだが、徳川園では毎年見掛けるようなので、ピンク色の冬ボタンの代表格なのかもしれない。花は「八重桜」とよく似ているが、ややピンク色が濃いように見える。実にソフトな感じのするいい色をした豪華なボタンだと思う。











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冬ボタン 「八重桜」

2010-01-12 | 樹木・花木
名古屋市東区にある「徳川園」で、今年も恒例の冬ボタンの展示が行われており、ちょうど見頃になっていた。冬ボタンは、そういう品種がある訳ではなく、普通のボタンを温度管理などの栽培技術によって冬に咲かせるようにしたものらしいが、この寒い時期でも、実に見事な大輪のボタンが咲いていた。去年は1月28日から、一昨年は1月22日から何日間かにわたってこのブログで紹介したが、今年もいくつかを載せておくことにする。

品種名は傍にあったネームプレートだけが頼りなので、たぶん間違いないとは思うが、見間違いや勘違いも多少はあるかもしれない。毎年いくつかの新しい品種が登場しているようで、去年は見なかった品種もいくつか登場していた。いずれも赤色やピンク色、白色と多彩だが、同じような色の花が咲く品種でも、それぞれに微妙な色の違いがあるようだ。去年まであった珍しい黄色の冬ボタンは今年は見掛けなかった。

これは「八重桜」という品種だそうで、やや薄いピンク色の花弁が綺麗だが、光の加減によって、やや紫がかったようにも見える。花は“八分咲き”のような咲き方で、完全に開かない品種なのかもしれない。桜にも八重桜があるが、このボタンは、やはり桜の花を意識して名付けられたのだろう。














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矢田川夕景 (2)

2010-01-11 | 自然景観
先週末に撮ってきた久し振りの花ネタ画像がまだ整理できていないので、今日もまた相も変わらず、昨日の夕方に散歩の途中で撮った黄昏時の風景を載せておくことにする。東海地方の天気は下り坂に向かっているようで、明日は雨の予報だ。低気圧が去った後はまたかなり冷え込むのだろう。来月4日はもう立春だから、寒さもあと1ヶ月くらいの辛抱だろうか。











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矢田川夕景 (1)

2010-01-10 | 自然景観
相変わらずの河川敷での夕陽だ。先週撮った画像なので、まだ太陽の沈む位置はそれほど変わっていないように見えるが、それでも少しだけ右の方に移動したように思う。冬至からもう20日ほど経つので、この頃は僅かながら日が長くなったようにも感じる。

今日の名古屋の日の出時刻は7時01分で、日の入り時刻は16時58分だそうだから、日長時間は、計算上は9時間57分になる。日没時刻は冬至の頃よりすでに15分ほど遅くなっている。たぶん2~3日後には日の出が7時前になり、日の入りは5時以降になるはずで、1日10時間を切っていた日長時間はまた10時間台に戻り、これから少しづつ6月の日長時間が一番長くなる14時間30分まで増え続けていくことになる。











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庄内緑地の夕景

2010-01-09 | 公園・庭園
ほぼ毎日、夕方の日課にしている散歩も、時々は気分転換で場所を変えているが、一昨日は名古屋市の北端にある庄内緑地公園を歩いてきた。いつも行く矢田川が、岐阜県東濃地方から流れてきている庄内川と名古屋市北部で合流しているが、庄内緑地はその合流地点にある遊水地を利用した広い都市公園である。全体の面積はどれくらいか知らないが、公園の周囲は樹木に囲まれており、その中央にある芝生広場だけでも3.5ヘクタールあるそうだから、かなり広い。その真ん中にこの公園のシンボルツリーのケヤキの大木が生えている。

そんな環境だから、名古屋市民の格好の憩いの場所になっている。公園を1周すると、厚着をしていれば冬でも少し汗ばむほどのちょうどいい運動になる。この公園にあるバラ園や花菖蒲園はけっこう有名だが、今はシーズンオフで他に撮るものは何もないので、ブログのネタ画像がない折から、今日も散歩の途中で撮った平凡な夕方の風景を載せておくことにする。

















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葉ボタン

2010-01-08 | 草花
在庫画像が底をついているので、取り敢えず手近にあった何の変哲もない葉ボタンを載せておこう。葉ボタンはアブラナ科のキャベツの仲間だが、野菜としてのキャベツがヨーロッパから最初に日本に入ってきたのは江戸時代だそうで、当初は、見慣れない変な野菜を食べる人はおらず、食用としてよりもむしろ観賞用だったらしい。葉ボタンの品種改良の元になったのは、キャベツの原種に近く結球しないケールだったのかもしれないが、日本では“観賞用キャベツ”としての改良が行われ、葉ボタンとしていろんな品種が世界に逆輸出されていったそうだ。葉ボタンは、英語では単に“装飾用キャベツ(ornamental cabbage)”という味気ない呼び方をするようだが、日本では、葉の姿が牡丹に似ていることから、“葉ボタン”という洒落たいい名前を付けたものだと思う。流行なのか、最近では葉が縮れていない直径15cmほど鉢植え用ミニ葉ボタンをよく見掛けるが、単なる“観賞用キャベツ”とはいえ、じっとよく見ていると、色の濃淡や葉の模様がけっこう綺麗に見える。











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ロウヤガキ

2010-01-07 | 樹木・花木
これも東谷山フルーツパークにあったロウヤガキ(老爺柿)だが、ロウアガキ(老鴉柿)とも言うようだ。実はシセントキワガキよりもやや小さく、先が尖っていて逆円錐形のように枝にぶら下がっていた。シセントキワガキもロウヤガキも雌雄異株だそうだが、シセントキワガキが常緑樹であるのに、ロウヤガキは普通の柿の木のように落葉する。





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