医療の発達が医療費膨脹を招く

新しい治療や新しい薬が開発されると、いままでの治療方法では治らないとされてきた類似した症状に新しい治療方法に適合した疾病ではないかという判断が働くことで多くの患者が救われる。これを潜在需要の掘り起こしという。しかも生死に係わる需要だけにドラマチックに需要は顕在化し医療費が傍聴する。
医療の発達に伴って医療費が膨大に膨れる構造なので医療費抑制を医療制度で対処するのは間違いと言える。解決は新しい治療によって恩恵を受けた患者をいかに社会構造に組み込むかだ。在宅療養をしつつ就労の機会をどう作るか、リハビリの継続環境整備を就業環境の整備をどう組み合わせるか、これはＩＣＦの統合モデルの視点と行っていい。
介護も然り。新しい介護サービスや制度によって生活が難しかった者での生活が可能となれば、その需要は拡大する。その介護費用の抑制は介護制度に求めるのは間違いであることは医療制度と同じであり、解決方法も医療制度と同じ視点と言える。