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介護支援専門員への絶望感が漂う24時間地域巡回型訪問サービスの中間取りまとめ

2010-11-04 12:53:55 | 経営
「中間取りまとめ」にいわく
「本サービスは、(中略)心身の状態変化に迅速に対応し、日々のサービス提供量やタイミングを柔軟に変更しながら訪問サービスを提供することを基本とする」とは、あたかも今の介護支援専門員の支援が心身の状態変化に迅速に対応していないかのような印象を与える。さらに日々のサービス量やタイミングを柔軟に変更していないかのような指摘である。このような印象を与えたことは残念としか言えない。

「24時間地域巡回型訪問サービス事業所が、利用者の状態を継続的にアセスメントしつつ、ケアマネジャーをはじめとするサービス提供事業所等と情報を共有し、共同でマネジメントを行う仕組みが『24時間地域巡回型訪問サービス』の中核をなす」とは端的に介護支援専門員の日常の業務に不信感をあらわにしている。また「在宅生活の継続には、介護サービスだけでなく、看護サービスの安定的な提供が重要になる」として24時間地域巡回型訪問サービスに介護サービスと看護サービスを一体的に整備することを求めているが、これは訪問看護サービスを介護支援計画に位置付けることが進んでいないことへの非難としか読めない。

さらに介護支援専門員にとって不幸なことは「きめ細かな対応を機動的に実施するためには、従来のような週単位の固定的なケアマネジメントでは十分に利用者のニーズにこたえることは困難」であるとの指摘は標準帳票第3表を否定する文言だがこれをどう解釈したらいいのか、これから介護支援専門員は漂流するしかないのかもしれない。
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制度への批判

2010-11-02 12:41:52 | 経営
「魂が入っていないもの駄目」とか、「先ずは介護現場の痛みを自分たちで感じてもらいたい。現場を知らないだけでなく、生活実態を知らなさすぎる」とか、「現場を知る人間が制度設計に関わるべきと思う」という批判には介護の現場からは賛成する声が多いのだろう。
また「法改定するに当たって、現場の意見をちゃんと聞いているのか、疑問に思う事が多い。○○さんのような立場の方が、介護保険法令の改定に関わっている人に直接発言できる場は無いのか?そうしたら、もっと介護保険も充実する」という声もある。
こうした言い方は介護の中だけに通用する表現だということに気がついてほしい。

感情や精神論ではなく論理的な手法で表現しないかぎり社会に訴えることが難しい。現場を一番よく知っているならその問題点を整理し「何が」「何によって」問題となっており、そのためには「何を」すればよいかを熟知しているはずです。介護支援専門員は相手のことを理解するが業務ですから、その対象が社会であっても一緒です。社会のあり様を理解し社会の立場にたって発言してもらえると介護の現状への理解が進み、介護のあり方が変わることに期待が持てます。

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