浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

マスメディアの無責任

2012-12-29 22:44:47 | 日記
 今日の『朝日新聞』の社説。まあ主旨は良い。だが、その自民党政権を暗黙の内に支持し、その方向に沿った記事をたくさん流してきたマスメディアの問題。今度の選挙でも、自民党勝利に貢献したではないか。

 山本太郎の応援演説に沢田研二がやってきた。インターネットではみることができたが、真摯な姿勢に好感が持てた。このようなことをマスメディアは報道しない。一党一派に偏しないといいながら、自民党や「維新」などを多く報道する。

 自民党は、原発推進政策を長年やってきた。そういう政党が、選挙でこう言っていたから・・なんて、社説子は何年記者をやっているのか。選挙前の公約は破棄される、それは民主党政権でも明白だった。自民党は公約を守ると本当に思っているのか。

 マスメディアは、無責任だ。自らの報道についてきちんと検証しないから当たり前だ。「時流」に沿った報道をし、そうすることによって「時流」に貢献し、そして社の経済的安定を図る。それが現在のマスメディアのしていることだ。

 こうして自民党政権の批判をしているが、新聞社は一貫した姿勢を堅持はしない。信用できないのである!!


原発新増設―「反省ゼロ」ですか?

 茂木経済産業相が就任早々、「未着工の原発の新増設は認めない」という民主党政権の方針を白紙にすると表明した。

 新増設の中止は、脱原発への幅広い民意を受けての決定だった。自民党も公明党との連立合意で「可能な限り原発依存度を減らす」としている。

 新増設を認めて、どうやって原発を減らしていくのか。あまりに思慮に欠ける発言だ。

 福島第一原発は、政府による「冷温停止状態」宣言から1年たつが、爆発が起きない程度に落ち着いただけである。詳細な事故メカニズムも不明だ。廃炉作業にも入れていない。

 周辺市町村の除染作業も遅々としており、避難した16万人の帰還や生活再建はめどが立っていない。二度と事故を起こさないために何が必要か。原発の新たな安全基準や「起きてしまった場合」の防護策すら整備できていない段階だ。

 安全神話のもとで事故への備えを怠ってきた原子力行政は、長期にわたる自民党政権が築いたものだ。

 だからこそ、総選挙で自民党も「原発に依存しなくてよい社会」をうたい、「自分たちは変わった」と主張してきたのではなかったか。

 脱原発への航路や速度に議論の余地があるにしても、乗客が船に乗り込んだとたん、逆方向へかじを切るようなやり方は、政治の信頼性に関わる。これでは「反省ゼロ」政策だ。

 茂木氏は核燃料サイクル政策についても「完全放棄の選択肢はない」と明言した。だが、長年にわたって巨額の投資をしながら実現していない事業だ。そもそも原発を減らすなら、サイクルの必要性は薄れる。

 こちらこそ白紙に戻し、放射性廃棄物の現実的な処理策を真剣に議論すべきときだ。

 安全対策や後処理にかかるコストを勘案すると、原発の新設は他の電源に比べて決して安くない。それは、すでに検証済みだ。事故のリスクを考えれば、地震が多く、狭い日本での経済合理性はさらに怪しくなる。

 むしろ電源構成の思い切った組み替えや電力システム改革を進めたほうが、新しいビジネスや雇用を生む芽になる。

 原発の新増設に含みをもたせて、旧来の地域独占に守られた電力体制を維持していては、新規の民間投資も、健全な競争も進まない。原発依存から地域が脱する手立ても失う。

 茂木さん、「経済再生」と「新産業育成」が安倍政権の最優先課題ですよね。どっちが得か。よく考えてみてください。
.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腰痛(その2)

2012-12-29 08:11:36 | 日記
 町田の住人からの、喜びに満ちた電話の中で、整形外科に行くことをすすめられた。一昨日のことだ。そこで昨日整形外科に行った。

 整形外科は、数年前左腕がしびれたので行ったことがあるが、あまりに混んでいて辟易したことがある。その整形外科は勤務先の近くにある。今はそこに勤務していないので、近くの新しくできたところに行った。

 腰痛が始まった26日に接骨院に行き、電気マッサージなどをしてもらったが、なぜ腰痛が起こったのかなどの説明はなく、ただ対症療法のみであった。それにより気持ちがすっきりしたわけではなく、痛みもなくならなかった。

 ところが整形外科は違った。

 診療開始時間の10分前に行ったのだが、すでに待合室には人、とくに老人でいっぱいだった。「初診です」と言って保険証をだし、問診票に記入していたら、待合室にいた人々が次々とリハビリ室へと姿を消していった。診察をまっているひとは、10人程度。ボクの後から来た人もいたから、ほどなく診察室に呼ばれた。

 若い医者だった。腰痛が始まったいきさつを話した。腰痛が始まった時、下痢もしたので内臓からのものではないかとも思うという話をした。接骨院では、この点は全く無視された。内臓からの腰痛があることは、インターネットで調べていた。

 医者は、ボクを立たせて、どういう姿勢の時に痛みを感じるか、を言わせた後、今度はベッドで上向きにさせ、それぞれの足を動かし、痛みがあるかどうかを確認していった。次にレントゲンを撮ることを促され、撮影。

 再び診察室へ、そこでレントゲン写真をみせながら、いろいろな腰痛に関わる原因について説明をしてくれた。どういうときに痛みを感じるか、そしてレントゲン撮影の結果から、椎間板障害といわれた。ただし椎間板の状態にほんの少し変形があるだけなので、大事にしていれば一週間もすれば何もしなくても治りますよ、といわれた。確かにボクの背骨は規則正しくきれいに並んでいた。少し、他のところと異なっていたところがあり、これが原因ではないかといわれた。

 きわめてスマートな、納得できる説明であった。さすが整形外科。接骨院とは違う。

 湿布薬と、飲み薬の処方が出された。

 昨夜から薬を飲み、湿布薬を貼付。今日の朝は、きわめて楽になった。全く痛みがなくなったわけではないが・・・。

 腰痛などが起きたら、整形外科に行くことをすすめる。接骨院は対症療法のみ。そしてその対症療法も効果的かどうかはわからない。なぜならその痛みの原因を知っていないからだ。

 町田の住人の、適切なアドバイスを受け、整形外科医にかかったことが、この年末を楽に過ごすことを可能にしたといえよう。感謝である。

 しかし、町田の住人は、ボクの適切なアドバイスを聞き入れない。ボクのように素直になればいいのにと思う。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする