浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

配達された新聞

2018-03-11 22:49:18 | その他
 私の家は、中日新聞東海本社のすぐ近くにある。しかし私はそれを読まない。なぜか。こんなことが一面に配されるのかということが何度もあったからである。第一面を何で埋めるか、整理部が決めるのだと思うが、担当者には低い問題意識しかないことがよくわかるものであった。

 2月から『東京新聞』(統合版)にしたが、朝の配達はない。通常は夕刊配達と同じ頃に配達される。日曜日は夕刊配達がないので、月曜日の朝配達される。

 昨日の『東京新聞』は、森友関係で埋め尽くされていた。当たり前だ。それほどこの事件は大きな事件なのだ。財務省はみずからの不法不当な行為を隠蔽するために、さらに特定の政治家を守るために、公文書の書き換えを行ったのだ。これは大事件である。他紙、とりわけ『読売』『産経』、そして『中日新聞』(東海本社)は、どういう扱いをしているのだろうか。

 今後、安倍首相夫妻の悪行が暴かれるかどうか注視していきたいが、政治の私物化をやめさせることは、すなわち安倍政権の退陣でなければならないということだ。森友だけではなく、加計学園、スパコン詐欺、山口敬之の准強姦疑惑などなど、安倍政権には黒い事件が多すぎる。

 賢明な国民が、日本にいるかどうか、ということに直結するのであるが、私は悲観的である。

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森友問題の行方

2018-03-11 22:29:49 | その他
 12日に、財務省は有印公文書偽造を公表するつもりだという。当たり前である。この問題でみなければならないことは以下のことである。

 まず第1に、国家が、特定の人物や集団に、特別な便宜を図ったりすること、それ自体あってはならないことだ。とはいっても、実際には無数にこれは行われている。

 第2に、国会議員に虚偽の公文書(有印公文書偽造の罪)を公表したこと、前代未聞のことである。みずからの行政行為が、不法不当であることをかくすために、財務省が公文書を偽造する、こんなこともありえない。

 政府・財務省は、追い込まれたといってよいだろう。といっても、これは首相夫妻に影響が及ぶことが予想されるために、完璧に公文書を開示するかどうかはわからない。

 第3に、これにかんしては、『朝日新聞』が敢闘したことをあげなければならない。議員に提出された文書と、本来の文書とが異なることを指摘した。おそらく『朝日』はその文書を持っている。そして『毎日新聞』も、みずからが入手した文書に、『朝日』が指摘した語彙が書かれていることを報じた。メディアが効果的に、みずから入手した情報を報じることによって、国政をあるべき方向に動かすことが出来た。

 『朝日新聞』には、よくやった、と言わなければならない。

 私は毎月980円を払って、『朝日』の有料記事をネットで読むことが出来るようにしてあるので、『朝日』の報道を追うことが出来た。

 さて、とはいえ、いまだ森友問題の真実を明らかにする途上にあるということだ。まだまだ追及されなければならない者がいる。首相夫人と、その側近として動いてきた官僚たちである。彼等の動きが明らかにならない限り、解決とはならない。

 安倍政権になって、政治は私物化されるようになった。「公」が無視され、「私」が大手を振っている。そうした政治は、改められなければならない。

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【本】デボラ・E・リップシュタット『否定と肯定』(ハーバーブックス)

2018-03-11 14:55:51 | その他
 映画「否定と肯定」の原作本である。映画だけでも大要はつかめるが、これを読んで、その詳細を理解することが出来た。

 私は、たくさんの証拠や証言から、ナチスドイツによるホロコーストを否定することは不可能であると思っている。ナチスドイツの蛮行は、許されないことであり、それがなかったなどということは犯罪であり、また被害者や生存者に対する冒涜である。

 私たちは、過去に起きた様々な蛮行を記録し、記憶し、それを後世に伝えていかなければならない。

 残念ながら、アーヴィングのような、きわめてイデオロギッシュな、反ユダヤ主義、過激論者が、史実を攻撃して、あったことをなかったかのように、そしてあたかもそうした史料があるかのように偽装する似非歴史家が時に出現する。彼等にとっては、事実を確定する根拠はあってもなくてもよい、なかったら偽造し、少しでも関わりそうなものがあったら自己に都合のいいように改竄する、そんなことは朝飯前だ。

 アーヴィングの裁判における主張を聞いていると、きちんと史料的根拠を挙げた事実であっても、すなおに認めず、粘り強く反論する。その反論は、全く空虚であるが、彼はそれをくり返し主張するのだ。その粘着気質的な言説には、おそらく被告側の人々や傍聴席の人、そして裁判官も辟易していただろう。

 「まえがき」を書いたデイヴィッド・ギアはこうしるす。

 歴史家には、事実に対して独自の解釈をする権利があるが、その事実を故意に歪めて述べる権利はない。

 すべての意見に同等の価値があると主張するのは致命的な過ちだ。事実に裏打ちされた意見もあれば、そうでない意見もある。そして、事実の裏打ちがない意見ははるかに価値が低いといっていい。


 その通りだと思う。

 そしてもう一つ。

 被告側の証人・フンケのことば。

 暴力行為を働く者はそれを実行するために・・・・促進剤のようなものを必要とします。

 アーヴィングがそういう輩なのだが、私は、「促進剤」が政治権力者であったら、その効果はより大きな暴力を招くと思っている。暴力が「公的」に認知されるからである。

 私が生きている日本は、そういう状態に入っているような気がする。

 著者はユダヤ人である。ユダヤ人が欧米のキリスト教世界で偏見と差別のなかにあったことも知っている、ナチスドイツによるユダヤ人虐殺はその集大成であるとも思っている。

 しかしだからといって、現在イスラエルが行っていることは、決して認められることではない。著者は、イスラエルに親和的ではあるが、私たちは、ホロコーストがあったことを認めつつ、戦後におけるイスラエルが、ユダヤ人差別を行ってきた欧米諸国のバックアップの下に、周辺のアラブ・パレスチナの人々に行ってきた蛮行を、正確に認識しなければならない。

 この点で、ところどころに書かれる著者のイスラエルに対する認識については、肯定しがたいところがある。

 しかし、本書は、歴史修正主義者という存在がいかなる愚劣さの者かを知るためには、読む価値がある。

 おそらく一気に読めるはずだ、ほかにたとえ仕事を持っていたとしても。それだけ本書は牽引力があるということだ。

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「静岡新聞びぶれ」の広告

2018-03-11 09:56:16 | その他
 おそらく静岡県内に無料で配付されている、静岡新聞系の「びぶれ」という「生活情報紙」。3月8日号に竹内純子という「筑波大学客員教授、MPO法人国際環境経済研究所理事・主席研究員」という肩書きの女性が二個所に出ていた。一つは「暮らしの玉手箱セミナー」。一面を使った対談の右下に小さな字で「協賛 中部電力」とある。もう一つは紙面の三分の一をつかった中部電力静岡支店の広報部の広告。

 「・・・セミナー」はあたかも記事であるかのような体裁で、竹内の対談相手はもと静岡放送アナウンサー鬼頭里枝。その対談を読むと、巧妙に原発稼動が必要であるという結論にもっていこうとしている。中部電力関連の宣伝は、出演料が高いそうだが、この竹内も鬼頭も多額の謝礼を得ているのだろう。

 さてこの竹内。なんともと東京電力社員。福島原発事故を引き起こして、多くの人を死に追いやり、故郷を捨てさせた会社のもと社員である。東京電力の対応をみていると、ほんとうに反省もなく、厚顔無恥。どこやらの首相と同類である。この女性も同じ穴にいるのだろう。

 竹内は、どこでも同じことを言う。電力が不足しそうだ、日本の電気料金は高い・・・・そして温暖化、エネルギー自給率の低下、電気料金の高騰をリスクとして、原発事故のリスクとあたかも同レベルだと主張する。原発再稼働に誘導しようという魂胆だ。原発事故と電気代の高騰、温暖化・・・などと比較するな。

 東電関係者は、静かに反省し、事故のために苦しんでいる人々へ、最大限の援助を展開すべきだろう。にもかかわらず、原発再稼働促進の宣伝活動に従事している。

 国際環境経済研究所で、もっとも原発の推進を図ろうとしている人だ。

 NHKの番組にも出演して、同じようなことを喋ってしたようだ。

『あさイチ』で井ノ原快彦が元東電社員の原発擁護論に真っ向反論!「いまも家に帰れない人がいる」「命が一番大事」

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