『朝日新聞』記事。これは他社でも流している内容である。
東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)が昨年1月に放送した「ニュース女子」について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会が8日、人権団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉さんに対する名誉毀損(きそん)の人権侵害があったと認定し、再発防止の努力をするよう勧告した。
この番組、『東京新聞』論説委員だという長谷川幸洋という輩が司会をしていたはずだ。彼は全国の「右翼系」の講演会に招かれてカネを儲けているようだが、この人物にも何らかのペナルティが与えられないものか。
なぜか。この『朝日』の記事で、辛さんは、放送後の苦難を語っている。
辛さんは「ニュース女子」の放送後、もともとあった嫌がらせが悪化したとも語り、「日常生活がなくなった」と表現した。脅迫の手紙やメール、仕事のクライアントに対しての抗議などが増え、道で知らない人から罵倒されるなど「顔を合わせた人から公然と悪意を向けられる、今までにない嫌がらせ」が出てきたという。
辛さんは、事件後ドイツに移住したそうだ。日本では、普通の日常生活が送れない、というのだ。何たることかとおもう。「国際化」といいながら、欧米人の白人にはへつらって、中国や韓国はじめColoredの人たちを蔑む、という日本人のどうしようもない差別感が、とりわけ政府の韓国や北朝鮮に対する横暴な、それこそ帝国主義的な対応に後押しされて、心ない者どもが、差別的な行動を激化させる。
何という醜悪。
「ニュース女子」に関わった者ども、みずからがおこなった行為がどれほど辛さんやその他の人々を傷つけているのか想像できないような輩なんだろうが、醜悪としかいいようがない。