浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

春のなかで

2018-03-29 21:16:07 | その他
 今日は車で静岡へ向かった。国道一号線を、遠江から駿河へ。国越えである。国境の大井川は、いつものように河水は少なかった。文明という病に奪われ、地の中を通る。

 周辺の山裾に、ところどころさくらの花が見えた。山の中のさくらは、あまり自己を主張しないからいい。

 安倍川を渡り、国道一号線を外れ、市街地に向かう。途中小さな花屋さんがある。店の前に、鉢植えの花が色とりどりに咲き誇っていた。

 一日、会議を行う。何とか書き上げた文について、説明をする。なかなか書くということには、時間がかかる。まだ完成しない。


 夕方帰宅したら、『週刊金曜日』が届いていた。特集は「追悼 石牟礼道子」である。いつかは石牟礼さんが書いたものを読まなければならないと思いつつ、現在まで来ている。唯一、『苦海浄土』だけを読んでいる。それもずっと前だ。

 私にとって、石牟礼道子のことばは、異次元の世界のそれに見える。私のようなちっぽけな存在には見えない世界を見ていた。

 高峰武氏の「石牟礼道子さんが見ていた世界」には、石牟礼さんの「花を奉る」が載っている。読んでいて、ただ唸るしかない。この文が描く世界を、私は、とらえようとしてもとらえられない。

 末尾だけでも記しておこう。

 現世は いよいよ地獄とやいわん 虚無とはいわん

 ただ滅亡の世せまるを待つのみか

 ここにおいて われらなお地上にひらく

 一輪の花の力を念じて合掌す


 私も、「一輪の花の力」を念じる。
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絶滅直前の日本の民主主義

2018-03-29 20:43:30 | その他
 外国特派員は、森友問題で、何を思う。

http://toyokeizai.net/articles/-/213722
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民間に出来ることは民間に・・・

2018-03-29 07:40:36 | その他
 この場合、「民間」というのは私企業である。政府、自治体は、新自由主義の風潮に呑まれ、私企業の利潤追求の場をどんどん広げている。その際、政府自治体は、民間企業の合理的な経営を学ぶ、とかなんとか言う。

 しかし、民間企業は不正なことをやらかしている。これでもか、これでもか・・である。

 NISSAN、富士重工(スバル)、三菱マテリアル、神戸製鋼・・・・最近報じられた企業、それも巨大企業である。かれらが揃いも揃って不正を働く。こういう私企業が、自治体の模範となり得るのか。

三菱マテ系、品質不正70年代から 「感度欠けていた」

舗装大手9社に課徴金命令 成田空港談合で7.7億円

大臣への報告資料、ほぼ黒塗り開示 野村不動産特別指導

 今日の『朝日新聞』だけでこれだけ。
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そもそも・・

2018-03-29 07:11:48 | その他
 森友問題はじめ、様々な問題が起きているが、そもそも安倍という人物、首相になる能力がない者がその職に就いていること自体が問題なのだ。そしてその妻、思慮もなく、首相夫人でございますと、あちこちでちやほやされて、首相と同じように能力がないにもかかわらず、あたかも自分には力があると錯覚していろいろなところに顔や口を出す。夫人が顔や口を出したところから多くの逮捕者がでているようだが、判断力もなく、利用されていることも知らずに、動き回る。

 夫婦揃って、国家のトップにはなってはならない人である。たまたか政治家一家に生まれて、勉強もせずに、いつのまにか、首相にもなってしまう。こういういわゆる毛並みのよい者が、成蹊大学には失礼だが、成蹊大学卒とは・・・・・・

 まともな政治家というのは、権力を持つが故に自己抑制的にならなければいけない。しかし、彼らは、みずからの友人や知己を優遇するのに余念がない。勝手気侭に、権力を右手に持ち、左手に官僚を従えて、国有財産を分け与え、悦に入っている。

 官僚たちは、喜んでいる。首相周辺がおのれの周辺の者たちを喜ばせているだけで、定見ある政策を打ち出すことも出来ずに(本来的に彼らにはその能力はない)、官僚に丸投げしている。官僚は自由に思うところの施策を展開し、それぞれの省庁が国家予算をうまいこと手に入れ、権益(省益)の維持発展にいそしんでいる。

 そこに国民に対する温かい目は皆無である。

 あろうことか、そういう安倍政権を、あらゆる批判から守ろうと、愚かな追従者がネットを中心にフェイクニュースをまき散らしている。そういうフェイクでしか(反論も出来ないので)、対抗手段がないのだ。

 21世紀の初め、わがくには世紀末の様相を呈している。

コメント (1)
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