浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

2018-03-25 20:56:19 | その他
 おおきな鉢に少しずつ小さな緑の芽が姿を現した。しばらくして濃紫色の小さな花が咲いた。ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・だんだん花の数を増してきた。菫。

 花壇では、水仙、そしてネモフィラが咲き始めた。このあと、ストロベリー・トーチがいちごのような赤を主張する。毎年、花壇はこの二つ。時にチューリップ。

 しかし、花の中で、もっとも自己を主張しないのが菫ではないかと思う。目立たないように、静かにそっと咲く。花言葉は謙虚、誠実、その通りの花だと思う。

 今日は掛川市の土方というところにいった。旧家で資料整理を行った。月一回訪問する。その途中、さくらの並木を見た。薄ぼんやりとした薄いピンク。それでも、「咲いてるから見て!」という花だ。

 菫は、そういうことも求めない。

 今の時期、そっと咲く。その後、葉が繁り、秋になってその葉が枯れ、冬には土の中に、いのちをかくす。だが、3月になると、健気に姿を現す。

 毎年、菫の花を見る。

 「すみれの花咲く頃」は、

  春すみれ咲き 春を告げる
  春何ゆえ人は 汝(なれ)を待つ


 で始まる。

 私も、毎年、菫の咲く日を待っている。




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March for Our Lives

2018-03-25 19:08:54 | その他
アメリカの若者たちが、もう銃で殺されるなんてまっぴらだ、と立ち上がった。私は某紙に書くコラムを、この集会・デモにした。CNNなどはほぼ同時に彼らの行動を伝えていた。そして今日も、CNNやBBCは、これを大きく取り上げた。

 Emma Gonzalezは、集会で殺された一人一人を語った。バスケットボールができなくなった、ピアノの練習をぼやくことが出来なくなった・・・など。

 そして彼女は黙った。

 あの惨劇が起きた時間、ライフルの音が聞こえていた時間。6分20秒。その時間は、彼女が演壇に立っていた時間であった。

 彼女が沈黙している間、聴衆からは、Never againのかけ声が。彼女は、黙り続けた。6分20秒を思い起こしていた。

 あの時、彼女は講堂にいた。じっとしていた。おそらくその間、恐怖が全身を包んでいたことだろう。

 その時を、思う。6分20秒。彼女の目から静かに涙が流れる。

http://www.bbc.com/news/video_and_audio/headlines/43530095/march-for-our-lives-fight-for-your-life-before-it-s-somebody-else-s-job

 もうこんな惨劇はいやだ。

 私たちは、みずからの命のために行進しよう。その行進は、そうした惨劇がなくなるまで行われるはずだ。

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3/24

2018-03-25 00:24:58 | その他
24日は、全米で、gun control を求めて、全国各地で集会やデモが行われた。

 今年の2月に起きた銃乱射事件。17人が殺された。

 しかし、高校生はだまって見過ごすことをしなかった。近くの高校生は授業をボイコットして街頭に立った。思い思いのプラカードを持ってgunーviolenceに抗議の声をあげた。

 2月17日には、銃乱射事件が起きた高校の Emma Gonzalezさんらが集会を開いてスピーチした。そのなかで、全米ライフル協会から献金をもらっている政治家を We call BS(bullshit)=嘘つき、ふざけるな、shame on you=恥を知れと糾弾した。

 そして24日、March for Our Livesという集会デモが、全米各地で行われた。

 集会は世界各地でも行われた。

「より安全な国を」日本から銃規制訴え 服部さん両親も

 アメリカでは、戦場で使用される銃を普通の人が持っている。銃社会アメリカは、なかなか変わらない。

 暴力で成りたつアメリカ、その銃口は国内の市民だけではなく、世界各地の人々にも向けられている。

 John Boltonが大統領補佐官になった。暴力が、2003年のイラク戦争の時のように、無法な暴力があらわれるかもしれない。

 反戦平和を訴えることが求められている。
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