浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

『高知新聞』コラム

2018-03-19 23:14:16 | その他

小社会 従軍慰安婦問題などでぎくしゃくした関係が続く…


 従軍慰安婦問題などでぎくしゃくした関係が続く韓国から、日本へ向けて共感のメッセージが寄せられているという。なぜか。理由は森友学園に関する財務省の決裁文書改ざんで高まる、安倍政権への抗議行動を応援するため。

 韓国では朴槿恵(パククネ)前大統領が国政を動員して自らの周辺者を支援し、甘い汁を吸わせた行為が断罪されている。その構図が安倍政権にそっくりだとして、「不義にあらがい勇気を出した日本のみなさんと連帯します」。

 朴氏を弾劾に追い込んだ「ろうそくデモ」の参加者らが、ツイッターに次々と書き込んでいる。「国政の私物化」と言われては安倍政権も反発するだろう。しかし同様の声は国内にもある。慶応大の金子勝教授はきのうの高知新聞で、「縁故資本主義」と指摘していた。

 民主主義が機能せず、権力者周辺に利益がばらまかれる経済を指す。日本も縁故による「私物国家」に陥っていはしないか。森友、加計疑惑を見ているとそんな不安に駆られる。共同通信の世論調査で内閣支持率は38・7%に落ちた。懸念がじわじわ広がっている証しではないか。

 ろうそくデモでは一つの歌が愛唱されている。2014年の旅客船セウォル号沈没事故への、朴政権の対応を批判して作られた。〈闇は光に勝てない/嘘(うそ)は真に勝てない/真実は沈没しない/我々は諦めない〉。

 森友疑惑の解明へ、同じ思いを持って国会審議を見守りたい。


 私は、「慰安婦」問題では、韓国・文政権の主張がBetterであると思っている。
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【演劇】イッツフォーリーズ『死神』

2018-03-19 20:24:22 | その他
 今日は演劇鑑賞の日。東海道線に乗って一駅。電車の到着を待ちながら、ホームで『銀の匙』を読んでいると、私の前を通り過ぎた男性が、黒いマスク。エッと驚いてみていたら、暫くして通った女性も黒マスク。

 ホールは、わたしを含めて年齢を重ねた方々がほとんど。

 フォーリーズのミュージカル、私は『俺たちは天使じゃない』(俺天)だけを知っている。このミュージカルは、何度も見た。それだけ見る価値がある。歌もよく、東京渋谷の西武劇場で最初にみたとき、私はミュージカルの素晴らしさを知った。その後帰郷してから、「俺天」は何度も見ている。大塚光子役の弘中くみ子さんにインタビューをしたこともある。

 さて『死神』は・・? 音楽いずみたくだから、いずみたくらしいメロディーが何度か流れていた。あらすじとしては、葬儀屋の経営者の中年男性が死神と契約して死にそうな人を助けるのだが、助けたらその人たちはヨリ多くの人を殺すような悪事を働くことに気づき、死神との契約を破棄してこの世を去っていくというのだが、しかしあまりよい展開ではなかった。

 ミュージカルは、基本的にハッピーエンドで終わるのが定石である。見ていて楽しいのがミュージカル。そして少しは考えさせられる。この死神、楽しいところが少なかったし、ハッピーエンドでもない。

 私は、ミュージカルといったら、やはり音楽座のそれが好きだ。何度も見ていた、若い頃。今でも時々、YouTubeでみることもある。

 帰りに書店に寄った。買わなかったけれども、中公新書の『王政復古』をパラパラと見た結果買うつもりだ。4月には「近代天皇制の創出」というテーマで話すが、きちんと最近の研究にも目を配っておかないと。

 帰りの電車、大学の卒業式があったようで、華やかな袴姿の女性がたくさんいた。これも春だな。

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静岡県は「冤罪のデパート」ともいわれる

2018-03-19 20:16:54 | その他
 静岡県は、冤罪事件が多い。島田事件、二俣事件、幸浦事件、袴田事件・・・・

 御殿場事件も、冤罪事件だと言われている。私も冤罪であると思っている。

「御殿場事件」裁判を10年近く取材したわたしが、ドラマ「99.9」に思うこと

 ただし私はテレビを見ないので、この番組は知らない。事件が起きた頃から、物証がなく、被害者とされる女性の自白のみで、少年たちを有罪とした。被告人となった少年たち、今はもう家庭を築いていることだろうが、きわめておかしな事件であったことを覚えている。
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森友問題で、複数の死者が・・・?

2018-03-19 20:06:12 | その他


 近畿財務局ノンキャリAさんの他にも 自殺者が相次ぐ財務省の箝口令
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学校教育に介入した国会議員

2018-03-19 18:41:38 | その他
 それがこう報じられている。

前川前次官の授業に“圧力”をかけたのは日本会議系の自民党「魔の3回生」

 私は、この人ではないかと思う。

https://ikeda-yoshitaka.jp/index.html

 失礼ながら、東海中学・東海高校は名古屋市の名門私学である。学歴で人間を判断するわけではないが、ここから成城大学進学というのは、私の知る限り珍しいのではないかと思う。
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石川啄木

2018-03-19 00:21:57 | その他
 その時代の秩序に対する違和感を持つこと、そこから思考は伸びていく。

 6月、石川啄木について話すことにした。若い頃啄木全集を購入し、一度も読んだことがなかった。今もそれが書棚に鎮座している。その全集を生かすことと、「明治150年」を批判したい、というところから、テーマを石川啄木に絞った。

 少しずつ啄木を読み、啄木に関係してどのような話しにしようかと考え始めた。

 一つは、啄木と同じ頃に生まれた作家と比較すること、を考えた。調べたら、谷崎潤一郎、武者小路実篤、木下杢太郎、北原白秋、萩原朔太郎、野上弥生子、中勘助、そして大杉栄などがいる。谷崎潤一郎、武者小路実篤、野上弥生子、もちろん大杉栄は読んだことはあるが、木下杢太郎、北原白秋、中勘助はまったく読んだことがない。

 そこで、まず中勘助の『銀の匙』を読みはじめた。

 文章にとても味があり、私にはぜったいに書けない文であることがまずわかった。

 子どもの頃のことをいろいろ書いているのだが、読み進めながら、そのことばのつかい方に感動して、しばしとどまることが多い。連なることばが、その情景を描きだす。情景は、もちろん平面的ではない。立体的というか、そこに時間も入りこむから、四次元の世界が描かれる。また擬声語がときにユニークで、こういう表現もあるのかと思ったりする。

 内容的には、子どもの頃のことだから、複雑なことが書かれているわけではないのだが、描かれる情景に豊穣さを感じる。

 ここに挙げた作家たち、詳しく調べたわけではないが、「時流」に流されていた人はいないような気がする。1885、6年頃に生まれた作家たちは、どういうところに違和感を覚え、こうした作家活動に入っていったのだろうか。またみずからが生きているその時代をどのように捉えて生きていたのだろうか。

 啄木、大杉を除き、皆昭和の時代まで生きた。野上弥生子がもっとも長生きである。このひとの『真知子』という小説は、高校時代に読んだが、女性の生き方ということを考えさせられた記憶がある。おそらく、この頃書いていた「日記」に読後感が書いてあるだろう。

 啄木について探索することになる。啄木を生んだ岩手にも行ってみたい。とくに岩木山を見たい。

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