浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

#赤木さんを忘れない

2020-03-21 22:07:44 | 政治
 私はツイッターをやらないが、先日の相沢冬樹氏の対談番組をネットで見ていて、この森友事件とそのなかで氏に追いやられた赤木さんを忘れないで追及し続けようという趣旨に賛成するので、ぜひこの#赤木さんを忘れない をもり立ててほしいと思う。

 「安倍首相、麻生大臣。あなた方は調査される側で『再調査しない』と言える立場にありません」自死職員の妻
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Coronavirus in Young People: Is It Dangerous? Data Show It Can Be

2020-03-21 18:29:35 | 社会
ネットでみたテレビニュースで、若者たちがこの新型コロナウィルスを軽く見ていることを知った。メディアや政府厚労省は、高齢者が危険だ、重篤になると報じているから、若者たちがそうなるのも理解はできるが、しかし侮ってはいけない。また若者がどこかで感染してきた場合、家族に感染させてしまうということも起こる。

 これはブルームバーグの記事である。以下翻訳文。

若者のコロナウイルス:それは危険ですか? はい、若者はCovid-19により深刻な病気にかかっている

 ヨーロッパと米国からの新しい証拠から、青年が、当初考えられていたように世界中で流行している新しいコロナウイルスに影響を受けないわけではないことを示唆している。
 高齢者や他の健康状態の人が最も脆弱であることが示された中国の初期データにもかかわらず、20代から40代前半までの若者も深刻な病気にかかっている。 イタリアとフランスの報告によると、多くは集中治療を必要としている。 リスクは、まだ診断されていない慢性的な病気をもった人にとって特に悲惨である。

 (中略)

 データWebサイトStatistaによると、ヨーロッパで最も被害が大きかったイタリアでは、ほぼ28000人のコロナウイルス患者のほぼ4分の1が19歳から50歳である。米国でも同様の傾向が見られた。米国疾病対策予防センターによると、米国で最初に発生したコロナウイルスの約2500件のうちの705件は20〜44歳で、集中治療が必要な4%を含む15~20%が病院に送られた。死者は少なかった。
 病院に送られた青年の一人、ユタ大学の遺伝学の助教授であるクレメント・チョウは、「私は若くてハイリスクではありませんが、重症となってICUにいます。」と3月15日にツイートした。「私たちは実際、このウイルスについてあまり知りません。」彼のツイッターの投稿によると、チョウは数日間軽い発熱があり、その後咳がひどく呼吸不全に至った。 コロナウイルスに感染していることが判明し、彼は最終的にICUで高流量の酸素を摂取した。 彼が先週木曜日に病院に来たとき最初の患者だったが、「今はもっとたくさんいる」と彼はツイートした。
 チョウはツイッターで年齢を明かしていないが、彼の研究所のウェブサイトでは2003年に大学を卒業し、2人の手に負えない子どもがいることを示している。 彼は電子メールに応答せず、ブルームバーグは彼を患者として確認することができていない。

 死亡のリスクは年齢とともに急激に上昇するのは事実だ。 CDCの報告によると、85歳以上の患者は144人だけだったが、70%が入院し、29%が集中治療を必要とした。そして4人に1人が死亡したと、当局は罹患率と死亡率の週報で述べた。

 しかし、新たな証拠は、乳児や幼児も重篤な合併症のリスクがあることを示唆している。 今週小児科で発表された中国のCovid-19の2000人以上の幼児を対象とした研究で、中国の医師は、幼児の場合の約7%、乳児の場合の約11%が深刻で危機的であると判断された。 重度の病気の発生率はまだ成人よりも低いが、それほど重要ではない。

 水曜日、ホワイトハウスの記者会見で、トランプ大統領は、パーティー、ビーチへの出入り、バーに入り浸るというような無謀な行動をやめるよう若者に要請した。 しかし、全国の大学のキャンパスが閉鎖され、学生が退去する必要があるため、まじめな若者でさえ難しい選択に直面している。 学年が短縮され、卒業計画が台無しになり、多くの若者が車や航空機で帰宅しているため、両親や祖父母をCovid-19にさらす危険がある。

 同じ心配は、故郷に引き返すべきという圧力下にある、大都市で人生を始めようとす若者にも当てはまる。 リヴィア・カラリの父親は彼女に何週間も家に帰ってほしいと要請している。 25歳の彼女と彼氏はニューヨークのブルックリンに住んでおり、当局からの警告が強くなり、彼らが住んでいる都市が閉鎖されるのを神経質に見守っている。 しかし、少なくとも今のところ、彼らはそこにじっとしている。
 そのカップルには二匹の猫がいる。もし彼らがワシントンD.Cにいるカラリの父親といっしょに身を潜めるなら、2週間、別の階で自己隔離するように求められる。さらにウィルスを持ち込むという心配もある。65歳の父にウィルスを持ち込む心配があると、カラリはいう。
 数日かけて選択肢を考えた後、彼らはニューヨークにとどまることを決断した。

 (かなり略した。訳しても余り意味のないところがあるので、最後に若者たちへのメッセージだけ紹介しておく)

「誰も不死身ではない、たとえあなたがとても健康であるとしても、あなたは流行を封じ込めるための私たちの国の努力の重要な部分でなければなりません」、「あなたはこれに受動的な人であってはなりません。あなたは、この流行を抑えるためのアクティブな計画の重要な部分なのです。私たちはあなたを本当に必要としています。これはあなたなしで成功できるものではありません。」

 
 

 
 
 

 

 
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Japan was expecting a coronavirus explosion. Where is it?

2020-03-21 10:11:34 | 政治
Japan was expecting a coronavirus explosion. Where is it? 

 ブルームバーグの記事を、JAPAN TIMES が転載した記事。

 日本はコロナウィルスの暴発を期待している、という物騒なものだ。しかし内容は穏当なものだ。現状をそのまま記述しているだけだ。ただ私はそれに賛成するわけにはいかない。政府・厚労省は、当初のやり方を、みずからの無謬神話に沿って変えないからだ。検査・追跡・隔離・情報提供こそが新型コロナウィルスを制圧する最良の手段だと私は考えているが、政府・厚労省は検査を拡大するつもりはまったくないようだ。これでは長期間人々は感染を恐れて生きていかなければならないし、外国からも不安が残る以上訪問者は増えないだろう。

 イギリスは、夏頃までに感染のピークを持ってくること、そのために特段の対策を取らずに、人々を集団感染させ、集団の免疫をつくることによっておさえていくという方針を明らかにしたが、しかし批判が多く、その方針を変更した。それについては、岩田健太郎氏のこの文に詳しい。
「感染症は実在しない」あとがき

 日本は当初の方針を絶対に変えない、たとえ専門家が批判をしても、である。

 以下訳文。 

 日本はコロナウイルスの被害を受けた中国以外で最初の国の1つであり、そして現在では先進国の中で最も影響を受けていない国の1つである。 それは健康の専門家にとって、謎である。

 中国の過酷な隔離措置とは異なり、ヨーロッパの大部分、米国の大都市では大規模な検疫が行われ、人々に適当なところへの避難を命じているが、日本は封鎖を課していない。 学校の休校により混乱が生じているが、多くの人々の生活は通常どおり継続している。 東京のラッシュアワー電車はまだ満員で、レストランは営業している。

 ぼんやり見えてくる疑問は、日本が惨事を免れたのか、それとも打撃を受けようとしているのかである。 政府は、集団感染の特定と広がりの抑制に積極的であり、そのため感染症の全体数は先進国の中で最も少ないと主張している。 批評家は、日本は7月に東京でオリンピックを開催する予定であるため、おそらく感染数を低く抑えたいから、検査を手ぬるくしていると主張する。

 ウイルスに対する政府の最初の後手後手の対策、ダイアモンドプリンセスクルーズ船の取り扱い(横浜で検疫されたとき、乗船した5人に約1人が感染)、中国からの旅行を最初にブロックしないという決定、これらは「第二の武漢になる」と批判を受けた。 ウイルスを封じ込めるために講じた措置(学校の休校や大規模なイベントの中止など)は、他の国が行ったことと比較して、たいしたことがないように見える。

しかし、3月18日の時点で、日本は900を超える感染症例しかなかった(クルーズ船を除く)。 米国、フランス、ドイツはすべて7000人を超え、イタリアは36000人に近づいている。 2月下旬から確認された感染症の急増の中で積極的に検査した韓国は、約8500あったが、新しい感染者は現在漸減している。

 世界で最も密集した大都市圏、東京において、感染者数は人口の0.0008%である。 日本の最悪の被害地域である北海道は、新たな感染者が減少したため、すでに緊急事態を解除している。

 キングスカレッジロンドンの教授であり、かつてWHOの健康政策担当長だった渋谷けんじは、2つの可能性を想像している。日本は、集団感染に焦点を当てることで広がりを抑えているか、まだ流行が見つかっていないかである。
「どちらも理にかなっているが、私の推測では、日本は爆発を目前に控え、必然的に封じ込めからピーク時の遅延段階に移行するだろう」と彼は言った。 「検査の数は増えていますが、十分ではありません。」

 日本が中国に近いことは、病気がより制御可能な段階にあるときに警報を発するのに役立ったかもしれない。 1月下旬、初めて中国に行ったことのない人が感染した直後、オフィスや店舗で手指消毒剤が用意され、マスクの販売が急増し、人々は公衆衛生を守るための基本的な措置を受け入れ始めた。 これは、国内の感染症の曲線を平坦化するのにも役立ったかもしれない。

 「日本は幸運にも、新型コロナウィルスの少数の症例が国内に持ち込まれ、それらは限定された地域に集中しており、制御しやすいようです」と、アメリカのグローバルヘルスライターであるローリーギャレットは述べた。

 ウイルスの感染性にもかかわらず、政府が任命した委員会による3月9日の報告書は、日本で特定された症例の約80%は感染を伝播させなかったと述べた。 しかし、ダイアモンドプリンセスの大流行に手がつけられなくなって米国の保健当局からまれな非難を出された同じ政府が、コロナウイルスにきちんと対応しているかどうかについてのコンセンサスはほとんどない。
 
 「多くの集団感染が比較的早い段階で特定されています」と、委員は今月のレポートで述べた。 安倍晋三首相は土曜日に、日本はまだ非常事態を宣言する必要はないと言ったとき、これらの調査結果を引用した。
 日本には、握手や抱擁が他の7か国のグループよりも一般的でない文化など、いくつかの利点があるかもしれない。 また、手洗いの割合はヨーロッパを上回っている。

 コロナウイルスが広がると同じ程度に、季節性インフルエンザの症例は7週間連続で減少しており、これは日本人が感染症を食い止めるためにいくつかの基本的な措置を講じる必要性を心に留めていることを示している。 東京都感染症監視センターのデータによると、今年のインフルエンザの症例数は通常のレベルを大きく下回っており、また2004年に遡るデータによると、全国的な症例数も低くなっている。

 日本は検査の能力を増強したが、人口が多いにも関わらず、近隣の韓国と同じように人口の約5%しか検査をしていない。 大規模に検査して病院がオーバーホールしたイタリアの状況も、中断させた。

「イタリアの死亡率は日本のほぼ3倍です」と北海道健康科学大学の感染制御の教授である塚本氏は言う。 「理由の一部は、検査を受けると隔離されるため、比較的重篤でない患者に十分なベッドがないことです。」

日本は水曜日の時点で15000人以上を検査しており、症状のない人や感染者との接触のない人の検査の点で落胆させているが、感染率は5.6%である。韓国では約3パーセントで、イタリアでは18パーセントである。 しかし、日本はまだ感染を封じ込めるために困難な戦いに直面している。

「すべての症例を特定することは本当に困難です。多くの感染症は軽度であるからです。香港やシンガポールでは積極的な症例発見によって封じ込めを行っています」、 香港大学の疫学教授であるベン・カウリング氏は述べた。 「地域における静かな伝染のために、日本の症例は徐々に増加すると思っています。」

 日本の当局者は、彼らの検査計画に自信があると言う。 「検査能力をすべて使用する必要はありません。それがあるからといって、」と厚労省の佐原は火曜日の説明会で述べた。 「心配があるからという理由で、検査する必要があるとも思いません。」

 日本が急増した場合、その対処は、他の多くの国々よりうまくいく可能性がある。 世界銀行のデータによると、1000人あたり約13の病院ベッドがあり、それはG7諸国の中で最も高く、イタリア、米国、英国、カナダの3倍以上の割合である。

 日本がすべての感染者を数えていなくても、病院はパンク寸前にはなっていないし、肺炎の症例は急増していない、と厚労省は述べた。 首相は国境管理を強化したが、政府専門家委員会は木曜日、新年度が始まる4月、新しい確認症例がない地域の学校は再開できる可能性があると述べた。

「コロナウイルスの大流行を終わらせるために、できる限りのことをします」と安倍は語った。

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