都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
須田悦弘の公開制作@府中市美術館
本日より始まった府中市美術館の「公開制作」では、椿のオブジェでも有名な須田悦弘が登場しています。あの精緻に作られた椿の制作過程が露にもなる、滅多にない機会になりそうです。

*公開制作*
館内の公開制作室では、現在活躍中の作家が作品を実際に制作します。制作の過程をご覧いただけたり、作家と話ができたりします。作家の来館は、期間中毎日ではありませんので、ご注意ください。
*須田悦弘*
須田悦弘(1969年生まれ)は、本物と見分けがつかないほどの精巧さで草花を写した木彫を、通常は作品が展示されることのないふとした場所に設置する手法で知られる作家です。木彫そのものの繊細さと、思いがけない空間を作り出すそのオリジナリティは、90年代半ば頃より国内外で高い評価を得てきました。 (美術館HPより転載。)

いつも何気ない場所にそっと置かれた須田のオブジェは、それを見つけ出すこと自体に喜びを感じる作品と言って良いと思います。私が初めて彼の椿を見たのは、森美術館の「秘すれば花」展(2005年。今考えると須田の作品に相応しい展覧会タイトルです。)でしたが、その魅力にとりつかれたのは翌年、資生堂ギャラリーでの「life/art'05」展でのことでした。これは須田自身もpart.5にてトリを飾った連続企画のグループ展でしたが、実はそのオブジェがpart.1の別作家の展示の時より隠されていて、しかもそれが回を重ねる毎に増えていたという内容だったのです。もはや展示そのものよりも、須田の椿を探すことが鑑賞の目的になっていました。小さな椿のオブジェが、目立たない展示によって逆に存在感を増しています。実に巧みな演出でした。
公開制作の概要は以下の通りです。
「公開制作38 須田悦弘」
期間:2007/4/28 - 7/26 公開制作日:4/28 - 5/11
休館日:月曜
開館時間:10:00 - 17:00
アーティストトーク:5/12 14:00-(講座室にて。無料。予約不要。)
今日の「公開制作」(制作の過程が掲載されています。)

ちなみに府中市美術館では今、「子どもの目で見る、てんらんかい」(本日、4/28より。)を開催中です。こちらは全く予定していませんでしたが、この公開制作だけでも拝見出来ればと思いました。
須田は、丸亀の猪熊弦一郎現代美術館で個展を、また大阪の国立国際美術館ではグループ展を開催しています。関東でも一度、大規模な回顧展を拝見したいものです。

*公開制作*
館内の公開制作室では、現在活躍中の作家が作品を実際に制作します。制作の過程をご覧いただけたり、作家と話ができたりします。作家の来館は、期間中毎日ではありませんので、ご注意ください。
*須田悦弘*
須田悦弘(1969年生まれ)は、本物と見分けがつかないほどの精巧さで草花を写した木彫を、通常は作品が展示されることのないふとした場所に設置する手法で知られる作家です。木彫そのものの繊細さと、思いがけない空間を作り出すそのオリジナリティは、90年代半ば頃より国内外で高い評価を得てきました。 (美術館HPより転載。)

いつも何気ない場所にそっと置かれた須田のオブジェは、それを見つけ出すこと自体に喜びを感じる作品と言って良いと思います。私が初めて彼の椿を見たのは、森美術館の「秘すれば花」展(2005年。今考えると須田の作品に相応しい展覧会タイトルです。)でしたが、その魅力にとりつかれたのは翌年、資生堂ギャラリーでの「life/art'05」展でのことでした。これは須田自身もpart.5にてトリを飾った連続企画のグループ展でしたが、実はそのオブジェがpart.1の別作家の展示の時より隠されていて、しかもそれが回を重ねる毎に増えていたという内容だったのです。もはや展示そのものよりも、須田の椿を探すことが鑑賞の目的になっていました。小さな椿のオブジェが、目立たない展示によって逆に存在感を増しています。実に巧みな演出でした。
公開制作の概要は以下の通りです。
「公開制作38 須田悦弘」
期間:2007/4/28 - 7/26 公開制作日:4/28 - 5/11
休館日:月曜
開館時間:10:00 - 17:00
アーティストトーク:5/12 14:00-(講座室にて。無料。予約不要。)
今日の「公開制作」(制作の過程が掲載されています。)

ちなみに府中市美術館では今、「子どもの目で見る、てんらんかい」(本日、4/28より。)を開催中です。こちらは全く予定していませんでしたが、この公開制作だけでも拝見出来ればと思いました。
須田は、丸亀の猪熊弦一郎現代美術館で個展を、また大阪の国立国際美術館ではグループ展を開催しています。関東でも一度、大規模な回顧展を拝見したいものです。
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