都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「津村陽子 展」 青山|目黒
青山|目黒(目黒区上目黒2-30-6)
「津村陽子 展」
9/13-10/4
2006年のVOCA展以来、初の個展となる津村陽子の新作展です。抽象と具象の間に揺れる独特の景色が、のびやかでかつ颯爽としたタッチと、統一感のある色遣いにて示されていました。
展示されているのは、青山|目黒のあっけらかんとした空間にも似合う、「エクストラ」や「サイレン」などと名付けられた、大小様々な計15点のペインティングです。大振りのタッチが様々な色面を象り、そこへ時折アクセントを与えるかのような謎めいた線によるモチーフが散らばっています。それらは例えば雪原や森林、それに氷山とも言えるような多様なイメージを想起させますが、画面からわき上がる色の渦は何やら野見山暁治のようでもありました。直感的に入り込める雰囲気は悪くありません。
過去作品が紹介されている冊子を見る限りでは、以前よりも色や形に統一感が生まれてきているようです。率直なところ、やや絵から突き抜けないもどかしさを感じましたが、あまり冒険しない、比較的押さえられた色味やイメージなどに緩やかな光を見るような気もしました。
10月4日までの開催です。
「津村陽子 展」
9/13-10/4
2006年のVOCA展以来、初の個展となる津村陽子の新作展です。抽象と具象の間に揺れる独特の景色が、のびやかでかつ颯爽としたタッチと、統一感のある色遣いにて示されていました。
展示されているのは、青山|目黒のあっけらかんとした空間にも似合う、「エクストラ」や「サイレン」などと名付けられた、大小様々な計15点のペインティングです。大振りのタッチが様々な色面を象り、そこへ時折アクセントを与えるかのような謎めいた線によるモチーフが散らばっています。それらは例えば雪原や森林、それに氷山とも言えるような多様なイメージを想起させますが、画面からわき上がる色の渦は何やら野見山暁治のようでもありました。直感的に入り込める雰囲気は悪くありません。
過去作品が紹介されている冊子を見る限りでは、以前よりも色や形に統一感が生まれてきているようです。率直なところ、やや絵から突き抜けないもどかしさを感じましたが、あまり冒険しない、比較的押さえられた色味やイメージなどに緩やかな光を見るような気もしました。
10月4日までの開催です。
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