2009年2月の記録

毎月恒例、私的スケジュール帳「予定と振り返り」です。まずは記録編を挙げてみました。

展覧会

「高梨豊 光のフィールドノート」 東京国立近代美術館
「松岡映丘とその一門」 山種美術館
「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」(プレビュー) 川村記念美術館
◯「国宝 三井寺展」 サントリー美術館
「三瀬夏之介 - 冬の夏 - 」アーティストトーク) 佐藤美術館
・「十二の旅/◎難波田史男展」 世田谷美術館
「特別展 妙心寺」(後期展示) 東京国立博物館
「近代の屏風絵」(前期) 泉屋博古館分館

ギャラリー

◯「上條花梨展」 Megumi Ogita Gallery
◯「さわひらき展」 オオタファインアーツ
「田中朝子 - index - 」 高島屋東京店6階 美術画廊X
「大和由佳 - 存在の満ち欠け - 」 ニュートロン東京
「棚田康司 - 結ぶ少女 - 」 ミヅマアートギャラリー
「寺田真由美 展」 BASE GALLERY
「樋口佳絵 - エンシンリョク - 」 西村画廊
「佐々木加奈子 - オキナワ アーク - 」 資生堂ギャラリー
「8人の新、アーティスト展」 ギャラリー・ショウ
「アンテナ - トコ世ノシロウツシ」 TSCA KASHIWA
「イェッペ・ハイン - Kuru Kuru」 SCAI
「Mr. FREEDOM X」 A+ アプリュス

コンサート

「東京シティ・フィル第226回定期演奏会」 「ハイドン:天地創造」 飯守泰次郎(20日)
「オーケストラ・ダスビダーニャ第16回定期演奏会」 「ショスタコーヴィチ:交響曲第10番」他 長田雅人(15日)
◎「NHK交響楽団第1640回定期公演」 「スメタナ:わが祖国」 エリシュカ(7日)

以下は記事でまとめられなかった展示、コンサートの簡単な感想です。



国宝三井寺展@サントリー美術館
仏教美術に疎い私でも、思わず身震いしてしまいそうになるほど名品揃いの展覧会。秘仏が臆することなく公開される様は有り難いばかり。ただしこの展示をするのにサントリーはあまりにも狭すぎた。(東博平成館を使って欲しかった。)仏像に続き、階下に揃う屏風絵群はまさに圧巻。出来れば後期展示中の応挙の山水図も見に行きたい。(3/15まで)



上條花梨展@Megumi Ogita Gallery
実は今回初めて足を踏み入れたギャラリー。おそらく地図なしではまず見つけられそうもない『凄い』場所にあった。ともかく感心するのは、丁寧に描き込まれた事物の存在感。人形のようなモチーフはあまり好きではないが、画肌の質感を目に焼き付けるだけでも稀な充足感を味わえる。次回展も楽しみ。

さわひらき展@オオタファインアーツ
大好きなさわの個展。映像と平行して置かれた部屋のオブジェがイメージを膨らませる。立て掛けられた看板のようなスクリーンには、どこか懐かしくも思える海の景色が広がっていた。一方で「共時性」をテーマとした作品は今ひとつ。こちらはやや難解。(3/6まで)



N響定期「スメタナ:わが祖国」エリシュカ@NHKホール
オーチャード定期でも名演を披露したエリシュカとN響が一線を超えた。決して情感豊かに歌うわけではなく、終始四隅と縦をしっかりと揃える端正な演奏だが、第2曲の「モルダウ」をはじめとする美しい響きには心から感じ入った。再度の共演も是非希望したい。

以上です。

「アンドレ・プレヴィン NHK交響楽団 首席客演指揮者に就任」(プレスリリース)

さて上にも挙げたエリシュカの名演の記憶も新しいN響ですが、つい先日、プレヴィンが首席客演指揮者に就任するとのアナウンスがありました。失礼ながらも氏の年齢を考えると、逆に無理をなさらずにとも思うところですが、これを機に定評のあるモーツァルトの指揮振り公演などもまた増えるのではないでしょうか。随分と意外感のある人事ですが、あえてビルダータイプの指揮者を設定せずに氏を迎えるところが、裏を返せばN響らしい選択とも言えるのかもしれません。



ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009 「バッハとヨーロッパ」(公式ページ)

ラ・フォル・ジュルネのチケット発売がはじまりました。先日の先行に参加された方は如何でしたでしょうか。殆ど恒例となったWEB上のトラブルに、一件ではなく一日あたりという手数料の設定など、相変わらず使い勝手の悪いぴあにとことん翻弄されたような気もします。音楽祭自体は回を重ねる毎に運営等もスムーズになってきていると思いますが、チケット販売だけはいただけません。改善を強く要望します。

今月の予定へと続きます。
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