「六本木アートナイト」 六本木ヒルズ、東京ミッドタウン周辺他

六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館、サントリー美術館周辺
「六本木アートナイト」
3/28(17:59)-29(18:00)



何やら何故めいた企画ではありましたが、確かに活気と人出だけは大変なものがありました。一夜限りにて六本木ヒルズ他、周辺一帯をアートで埋め尽くします。六本木アートナイトへ行ってきました。

(「とらやん」。とらやんへの熱き思いを語るYCさんの記事も必見です。)

まず見るべきは高さ7メートル超にも及ぶ巨大機械彫刻、踊って炎を噴く「ジャイアント・とらやん」のパフォーマンスです。この怪物については上記公式HPを参照していただきたいのですが、ともかく異様な大きさで観客を圧倒していました。それにしても肝心の炎のシーンを写真に収められなかったのが心残りです。目にはしましたが、ちょうど移動中でうまく撮ることができませんでした。

(アートキューブ。)

(山下祐人のオブジェ。のうみそをイメージしているそうですが…。)

(たにぐちいくこのインスタレーション。中の人間は『本物』です。)

アートナイトのサブイベントとしては、新美、ミッドタウン他、ヒルズの各所に設置されたアートキューブです。かの日比野克彦をディレクターにして、若手アーティストらが灯りをテーマに、2メートル四方のコンテナの中で様々な制作、及びインスタレーションを繰り広げます。約20個のコンテナ全てを見るまでには至りませんでしたが、時には中に人まで入ってのパフォーマンスが行われていました。一晩中なさっているのでしょうか。驚かされました。

(藤原隆洋「into the blue」)

(開発好明「森の中の発泡度」)

(丸山純子「泡花壇」。素材はビニールと泡です。)

メイン会場はヒルズです。藤原隆洋のアドバルーン、開発好明の発泡スチロールインスタレーション、そして丸山純子の花のオブジェなどが展開されていました。

新美のアーティストファイルが入場無料(28日限り)の他、同じく新美のルーヴル、またサントリーの開館時間が22時、また23時までになるとは主催者の意気込みも感じられましたが、何故か肝心の森美は展示替え中で展望台のみの解放でした。やや中途半端だったかもしれません。

(毛利庭園にて。桜はまだでした。)

何はともあれ、花冷えも過ぎる中、夜の六本木を『健全』に楽しめました。街の活性化の起点としては十分に達成し得たイベントだったのではないでしょうか。

(とらやんを囲む人の数にも注目です。まさに人だかりでした。)

とらやんのパフォーマンスが本日の夕方までと告知(タイムテーブル)されています。圧巻の火を噴くシーンだけ何とかもう一度拝みたいものです。



あおひーさんが真夜中の六本木へと突撃されたそうです。レポートお待ちしたいと思います。アートナイトは本日夕方で終了です。

*ヤノベケンジ「ジャイアント・トらやんの大冒険」
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