「入江泰吉写真展」 日本橋三越本店

日本橋三越本店本館1階中央ホール(中央区日本橋室町1-4-1
「平城遷都1300年記念 入江泰吉写真展~奈良・大和路巡礼の旅」
7/7-20



日本橋三越本店本館1階中央ホールで開催中の「平城遷都1300年記念 入江泰吉写真展~奈良・大和路巡礼の旅」へ行ってきました。

昨日のエントリ、三井記念美術館の「奈良の古寺展」とも連動する、平城遷都1300年を祝したミニ写真展です。大和路の風景を撮り続けた写真家、入江泰吉(1905~1992)による奈良に因んだ写真が、お馴染みの佐藤朝山による「天女像」の真下のスペースにて何点か展示されていました。三井記念美術館の一階アトリウムで開催中の小林晴暘の展示を仏像写真展とすると、こちらはどちらかと言えば奈良の風景が多く登場する写真展と言えるかもしれません。靄に沈み、また赤々とした夕陽の照らす寺院の遠景などが、どこか情緒的な味わいで捉えられていました。

あくまでもデパート内の無料写真展ということでスペースは僅かですが、古寺展の記事でも触れたように、三井までせっかく行くのであれば一緒に見ておいても損はしないのではないでしょうか。主催者側もその辺をよく理解しているのか、三井記念美、そしてこの三越本館、さらには道路を挟んで向かい側にある奈良まほろば館の三箇所を巡ると、入江の写真のミニクリアファイルが進呈されるというスタンプラリーも開催されていました。

それにしても彼の写真を通した仏様には強い意志と、人の本性を見透かす心の存在が感じられてなりません。

20日まで開催されています。(スタンプラリーも20日で終了します。)

*関連エントリ
「奈良の古寺と仏像 會津八一のうたにのせて」 三井記念美術館
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