徳島県三好市池田町はかつて高校野球で甲子園を沸かせた池田高校がある地で、江戸期から葉たばこの集散地で商業が栄えていた町だったようで今回2度目の探訪をした。
池田町のうだつは脇町でみられるものと同形状のものが多くみられ、うだつの瓦などに家紋や苗字などの特注品が使用されているのが特徴的である。以前訪れた当時は29軒位うだつのある町屋があったが現在では19軒位に減少しており維持していくのが難しいようである。
徳島県美馬市脇町のうだつの町並みはよく知られており当ブログ主は2度目の探訪をした。当地のうだつは壁厚が厚く重厚な造りのものが多くみられ装飾的なうだつは財力の証しの象徴のようであったのだろう。脇町でみられるうだつはほとんど同形状のようであるが貞光でみられた2層のものと葺き下ろし型の変形したものもみられた。