タフでなければ。
スマホの電源スイッチが壊れて修理もできないようなので、新しいスマホを調達。
Blackviewとかいう中国メーカーの、BV5500 Plusという、やたらゴツいやつだ。
マットブラックの本体は、かつて愛用していた京セラのSKT01みたいに、全体を硬質ゴムで覆われている。
SKT01同様、防水、防塵、耐衝撃etcを謳っており、アウトドア上等、現場上等のタフネスが売りらしい。
分厚いボディの中には4400mAhのバッテリーが入っているらしいが、ユーザーレベルでは交換はできないようになっているようだ。
背面カメラのレンズはふたつあるが、少なくとも搭載されているアプリでは、レンズを任意に切り替えて使うようにはなっていない。「Bokeh(笑)」という撮影モードが搭載されていて、名のとおり被写体の外にボケ効果をかけるポートレートモードがあるから、そのために使われているのかもしれない。
英仏独その他何か国語かのアルファベット言語の簡単な起動マニュアルは同梱されてたけど、ウェブサイトにもマニュアルらしいマニュアルがないみたいだから、詳しいことはよくわからない。
背面のラインと正面の縁取りが3色から選べるほかは、とにかく真っ黒。
ディスプレイは5.5インチで、OSはAndroidの10が入っている、最新モデルのようだ。
これで1万ちょっとで買えてしまうのだから、いい時代になったもんだ。
ディスプレイのガラスはゴリラガラスという強化ガラス。
残念ながら、ストラップ用の穴はない。
ディスプレイには、予め保護フィルムが貼られており、さらに予備のフィルムも同梱されている。
傷つく用途を見越してのことなのかな。親切なことだ。
他に、日本のコンセント用の充電器とUSBケーブル、それに、FMアンテナを兼ねるイヤホンマイクが同梱されていた。
FMラジオアプリが搭載されてるけど、昔の外車のカーステみたいに周波数帯が日本のチャンネルの低周波数側をカバーできていないから、国内での使いではビミョーだな。
AM局のワイドFM帯は聴けるから、ワイドFMが入る都会では使えるかもしれない。
画面下に出るナビゲーションバーは、パックボタンが右にあって、慣れるまではやや戸惑った。すぐ慣れるけどな。
イヤホンジャックにはキチキチのゴムキャップ。
3.5mmのイヤホンマイクに対応した4極ジャックだ。
USBポートにもキチキチのゴムキャップ。
このへんもSKT01によく似ている。
USBはありきたりのMicro Bだ。
側面にあるSIMキャリアホールにもゴムキャップがキチキチにはまっている。
でかくて分厚いし、バッテリーも大きいから、重い。シャツのポケットに入れてると、左肩がずり下がってくる感じだ。
スピーカーの音は大きくて、耳が遠くなってる俺にはありがたい。俺はイコライザーアプリを入れて、俺の耳で感度が下がっている音域を補強して使うので、さらによく聞き取れる。着信音を調整範囲の中間あたりにしても、家族からは「爆音だね」と評価されている。
前のスマホからは、Android同士なのでスムースに移行できた。いわゆるSIMフリーで、2枚差しもできる。俺はSIM1にdocomoを差しているが、いまのところ普通に電波を拾えている。SIM2のキャリアは、代わりにmicro SDを差せるので、前のスマホから差し替えている。docomoメールはGmailに設定した。
俺みたいに、汚れる屋外の現場や騒音現場での連絡と、天気の確認、あとは記録写真撮る程度の用途なら、ゴツくてもこれくらいでなきゃ安心できない。前のMO-01は、薄くて洒落てはいたけど、俺が使うには正直ヤワすぎた。コイツはスペック的にはエントリークラスらしいけど、OSが新しいから、壊れなきゃ長く使えるだろう。売り文句に偽りがないことを期待したいな。