氷割り。
なんぼ雪かきしていても、歩くとこや玄関前なんかには、いつのまにかこんなに厚い氷ができてしまう。
俺の人差し指くらいだから、7-8センチはある。
氷も平らなら気をつけて歩けば歩けるのだが、軒下などで垂れた水が氷になると、盛り上がったり波打ったりして、歩くのに危なくてしかたない。
こないだとうとうかーちゃんが転倒したので、休みに氷割りした。
武器。
氷割りツルとか呼ばれる、小さいツルハシだ。
ツルハシ形の、片側がピックで片側が柄に直交した刃のタイプと、このように片側がピックで反対が柄に平行な刃のタイプがあり、それぞれ、横型、縦型と呼び分けられている。
この縦型はトマホークだな。
やりかたはいろんな流儀があろうが、痩せて浮いたような氷なら、一部をとにかく割って地面を出したら、氷の上に乗って、ピックを氷と地面の境に打ち込むようにすれば、面白いように剥がせる。浮いた氷は、歩くといかにも空洞があるような音がする。
ここは完全に地面のコンクリが出た。
剥がした氷の山。
一冬車の下だったとこは、さすがに雪がない。
軒下の水垂れが凍ったとこ。
この畝に乗ると、なんかわかんないうちに宙を舞って、いつのまにか空を見ていることになる。
ここは氷が浮いてなかったので、表面を削って歩きやすくしただけ。
物置の前は、早いとこ地面を出さないと、バイクが出せない。
かなりきれいに取れた。
軒の氷。
生垣の左側が、道路ではないがクルマの通路になっている。
もし滑り落ちたら、通路直撃の位置だ。
なので、長い棒で叩き落した。
落とされた雪と氷。
屋根の雪や氷は重いから、片付けは腰にくる。