オルタネーターの続き。

サンバートラックのオルタネーター、こないだの続き。


この写真はシミュレートだが、走行中に、このように充電警告灯と排気温度警告灯が同時に点滅ないしは点灯する状態だったのだ。
ブレーキ警告灯はこの場合関係ない。サイド引いてただけだ。


入手したリビルト品は、Vリブドベルト用の2プーリーが付いてきていた。
型番を示すようなステッカーやプレートもない。
大丈夫なのか?


一応比較してみる。おわかりとは思うが、銀ピカのほうが入手品。
取り付け寸法や外寸、形状も同じだ。


カプラ形状も同じ。


ホムセンで3000円くらいで買えた安物のインパクトレンチで、故障品のプーリーを外してみよう。
センターナットは22mm Hex。安物インパクトレンチに付属してくるソケットはホイールナットのサイズなので、17、19、21あたりか。
俺はいろんなサイズのインパクトソケットを持ってたから問題ない。
なお、軸側端部もレンチをかけれる六角になっているので、インパクトがなければそこを利用して外す。
結構なトルクで締まっているので、非力な安物インパクトで外すのは簡単じゃない。
なので、センターナットあたりを炙っておいて、浸透潤滑剤を座面とネジ部にくれてから外した。


プーリーはキー溝付き。


なのに軸はキーなし。
このプーリー、ホントに合ってんのかな。
ディーラーでリビルト品を買ったときに付いてきたプーリーだから、何の疑問も持たなかったが。


保証のこともあるので、プーリー違いであることと交換は自分でできることをショップに伝えたところ、交換しても保証が効くようにするとの回答を得たので、さっそく移殖。
故障品のほうにもVリブ用のプーリーを仮付けする。リビルトを買ったので、コアとして返送するからね。


プレートがないので、なつかしのダイモで品番と購入日を打って、貼っておいた。
保証書が入手日からでなく、購入日からになっているのだ。


さっそく取り付けた。


始動。
警告灯は普通に消灯した。


始動直後。
14.5Vあたりを指している。
オートチョークが効いているので、エンジン回転数は高い。
オルタがアウトの状態で庭の中を少し移動したりしたから、バッテリーはヘタリ気味だった。


水温が上がり、アイドリングが正規になるまでしばし空回し。


切れるスイッチは全部切った、無負荷のアイドリング。
800rpmくらい。


14.2Vあたりか。


ヘッドライトを点け、ハザードを出し、ルームファンも回し、ブレーキも踏んだ、かなりの高負荷だが十分あり得る状態。
俺のサンバーにはアイドルを上げるような機能はないので、600rpmあたりまで回転が落ちてしまう。


電圧は、じわじわと下がって12.3Vあたりで安定。
とりあえず、充電警報は点灯しないし、電圧もこれ以上下がらないので、まったく発電していないわけではない。
が、発電機としては苦しい状態だ。さらにワイパーが回ってたりするとどうかな。

この状態でじわじわ回転を上げていくと、エンジン800rpmあたりで急激に電圧が14Vあたりに上がってくるので、その辺がカットインスピードなのだろう。
負荷を抜いていってみると、さすがにヘッドライトを消せばアイドルが顕著に上がる。でも法規上は夜なら前照灯を消せないので、夜に渋滞にでもつかまったら、まあ他の負荷を切っていくしかなかろう。
さもなきゃ日没の早い時期はアイドルをヘッドライト点灯して合わせるか、か。でも日中はさらにアイドル高くなるから、燃費にも響くかもしれない。
ハザードを焚いてなければ、普通の信号待ち程度の時間ではここまで電圧が急速には落ちてこない。ま、アイドルの時だけだし、弱いとはいえ充電してるうちは、それほど心配なかろう。
まあともかく、これで一安心だな。

追記
この後、所用で夜間の国道5号を往復80kmほど走ったが、信号待ちではやはり電圧が下がってくるものの、警報は点灯せず、電装品の作動も問題なかった。
ま、いんでないかね。
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