仮設物置。


仕事場で、廃棄処分になるパイプ車庫のパーツが出たので、もらってきた。
屋根になる曲がったパイプが5組と、そのジョイントが3組、側面になるまっすぐのパイプが6本。
あと、出入り口のカーテンを吊ると思われる細めのパイプ。
棟と側面の通しパイプや、パイプを組み合わせるフック、天幕はない。


このままではどうにもできないので、不足の部品をホムセンに買いに行った。
大沼付近は雪景色。


パイプ車庫はたぷん南栄工業のやつと思われ、パイプは25.4mm径だ。
ビニールハウス用の肉厚1.2mmx長さ2mのを10本買った。1本600円しない。


これもハウス用の部品で、パイプのジョイント。
棟のは30°曲がりで、パイプの外にはめるので、「外ジョイント」と通称されているらしい。
2本購入。
まっすぐなのはパイプの中に挿して使うので、「中ジョイント」。
5本入を購入。


直交するパイプどうしをワンタッチで固定する、フックバンド。
10個入りを2セット購入。


パイプにかぶせたシートを、ワンタッチでパチンと固定する、パワーパッカー。
50個入りを購入。


買ったパイプと元のパイプを比較。
サイズも肉厚も同じだ。


元のパイプは1.8mだが、多少長い分には、深く打ち込めばいいだけのことだ。


側面の柱になるパイプは、打ち込み用に先端を潰されている。


買ったパイプの先端を潰す。薄肉管なので、普通のハンマーで難なく潰せる。


屋根全数に対応する柱ができた。


屋根のパイプは、柱への挿入部が絞られていて、外部ジョイント不要になっている。


物置小屋の横に、仮設のテント物置を造るのだ。
ホントはちゃんとした物置を建て増したいのだが、軽トラの車検やらなんやらでバタバタしてるうちに着手が遅れ、図面が出来上がった頃には予想以上の寒波に見舞われて、基礎を作るどころでなくなってきてしまったのだ。


このときの気温は-2℃くらいだが、何日か冷え込みが続いたため、地表から3-5cmは完全に凍結している。
凍結すると地表は硬く、女性の力くらいではクワやスコップが刺さらないほどになるのだ。
当地の凍結深度は50cmらしいから、これから冬の間は、穴掘り仕事には向かないだろうな。
DIYだし。


パイプの埋め込み深さの目印に、テープを巻く。
正規の数値はわかんないから、30センチも埋めればいいかな、程度で決定した。
物置の写真でわかるとおり、地面は写真右に傾斜している。
なので、左の物置に近い側に1.8mの柱、右に2mの買ってきたやつを柱にして、テント自体は水平になるようにしようかと。
仮設テントなんだからそこまでしなくても、とも思うが。


こんな感じに打ち込む。
凍結層を突破するまでは大仕事だが、突破してしまえばサクサク入っていく。
真冬にはとても施工できないな。


道具は、掛矢と木片。
掛矢は、鯉のぼりを立ててた頃に、竿を打ち込むのに買った。


四隅の柱を打ち込んで、柱の上にパイプを渡し、水平器で見てみる。
磁石つきの水平器なので、パイプにくっついてくれる。
これは見てのとおり、右が高い。


壁を直すのに使った合板の切れ端があったので、そいつを大矩がわりに使って、直角を出した。


四隅を決めて、前後の垂直も出してから、棟と側面をとりあえず固定した。


地表部で、幅390cm。


奥行きは、パイプの関係で190cm。
約4畳だ。けっこうでかい。


高さは225cm。
俺でも中で屈む必要なしだ。


テントには、物置側から出入りする。
間口は120cm弱になったが、これは植わっている花やなんかを避けた結果だ。
ま、クルマ入れるわけでないから十分だ。


間にはアーチを2組入れた。
1組余るけど、まあ十分だろう。


パイプが余ったので、床の側面を立ち上げて、半バスタブ状にしてみた。


なぜか買い置きのブルーシートがいろいろあったので、色々試した結果がこれ。
7.2x5.4mのでかいシートを二つ折りにして屋根を覆い、余った裾には丸太の重石を載せる。
前後はシートから切り出した。
でかいシートで丸くるみできるかと思ってやってみたんだが、カマボコ形ってくるめたもんでないのな。


出入り口。
シートの鳩目を使って、縛れば一応閉じれるようにはした。
でも雪は吹き込むだろうな。


2mあれば、ママチャリがすっぽり納まる。
この中はブルーの世界なので、中でしばらく作業して外に出ると、視界が黄色っぽく見えてヘンな感じだ。


ばたつかないようにたるみを詰めたり、ペグとガイロープで引っ張ったりして、完成。
ま、何とか使えるべ。


寒いだけあって、バケツに溜まった雨水が、見事に凍っていた。
アイスキャンドルの氷のホヤはこうして作るのだ。
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